有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001V3F
株式会社アークス 業績等の概要 (2014年2月期)
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策への期待感から景気は改善傾向にあるという見方があるものの、円安による原材料価格の上昇、消費増税後の個人消費の停滞懸念など、依然として、先行き不透明な状況が続いてまいりました。
当社グループの主力事業である食品小売業界におきましても、人口動態やライフスタイルの変化、電気料金の値上げなど家計負担の増加に加え、業態の垣根を越えた価格競争がますます激化しており、経営環境は引き続き厳しい状況で推移してまいりました。
このような状況のなか、当社グループは、今後の経営環境の変化に対応すべく、組織変更や委員会・プロジェクト活動を推進した他、当社グループの経営効率向上を図ることを目的として、2013年12月1日付で当社子会社である㈱エルディと㈱ライフポートを合併するなど、経営体制の強化に取り組んでまいりました。また、スケールメリットを活かした商品調達や、多様な販売チャネル開発を始めとする新規事業の研究など、中長期的な活動に向けた取り組みを開始いたしました。
営業面では、2013年8月から順次開始してきたアークスRARAカードの東北地区への導入が同年11月に完了し、㈱ユニバース及び㈱ジョイスにおいて、約67万人の入会申し込みをいただきました。その結果、当連結会計年度末現在のグループカード会員数は北海道と東北を合わせ、242万人となりました。今後はグループ各社の販売データの共有、分析、活用などの取り組みを更に徹底してまいります。
店舗展開につきましては、多様化するお客様ニーズと競争環境に対応するため、新規出店3店舗、移転新築4店舗、業態変更を含めた改装9店舗、閉店4店舗を実施いたしました。
新規出店は、2013年4月に北海道内で3店舗目となる「カインズホームFC星置店(札幌市)」(運営会社㈱エルディ)を開店した他、「ジョイス盛岡西バイパス店(岩手県盛岡市)」(運営会社㈱ジョイス)、同年7月には「ユニバース青柳店(青森県青森市)」(運営会社㈱ユニバース)をそれぞれ開店いたしました。 また、地域のライフラインの役割を果たすため、2013年11月に「スーパーチェーンふじ上富良野店(北海道空知郡)」(運営会社㈱道北アークス)が同一商圏内にある他社から譲り受けた店舗に移転し、売場面積を拡大して品揃えの拡充を図りました。その他、同年12月には㈱道東ラルズが運営する「ビッグハウス美幌店」を「スーパーアークス美幌店」として移転新築いたしました。
以上の取り組みの結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高4,543億91百万円(対前期比4.7%増)、営業利益134億35百万円(対前期比0.2%減)、経常利益146億88百万円(対前期比1.2%増)となりました。
当期純利益につきましては、当社子会社である㈱ラルズが公正取引委員会からの命令に基づき納付した課徴金12億87百万円を特別損失に計上したことなどにより、63億75百万円(対前期比22.8%減)となりました。当該課徴金等については、独占禁止法の規定に基づき、2013年7月25日に公正取引委員会に対して審判を請求し、現在審判手続き中であります。
なお、当連結会計年度末現在の当社グループの総店舗数は、290店舗(北海道204店舗、青森県33店舗、岩手県50店舗、秋田県2店舗、宮城県1店舗)となっております。
当連結会計年度に実施した新規出店等は以下のとおりであります。
※ スーパーアークス美幌店はビッグハウス美幌店より業態変更しております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して42億99百万円増加し、232億88百万円となりました。当連結会計年度における連結キャッシュ・フローの各々の状況とそれらの主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、法人税等の支払額65億85百万円はあったものの、税金等調整前当期純利益127億49百万円、減価償却費52億51百万円の計上などにより、120億57百万円(前期比7億55百万円増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、差入保証金の回収による収入10億80百万円はあったものの、新規出店や店舗改装に伴う有形固定資産の取得による支出41億43百万円などにより、32億62百万円(前期比15億67百万円増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、長期借入れによる収入57億円がありましたが、長期借入金の返済による支出58億46百万円、短期借入金の減少額16億50百万円、及び配当金の支払額22億55百万円などにより、44億96百万円(前期比22億19百万円減少)となりました。
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策への期待感から景気は改善傾向にあるという見方があるものの、円安による原材料価格の上昇、消費増税後の個人消費の停滞懸念など、依然として、先行き不透明な状況が続いてまいりました。
当社グループの主力事業である食品小売業界におきましても、人口動態やライフスタイルの変化、電気料金の値上げなど家計負担の増加に加え、業態の垣根を越えた価格競争がますます激化しており、経営環境は引き続き厳しい状況で推移してまいりました。
このような状況のなか、当社グループは、今後の経営環境の変化に対応すべく、組織変更や委員会・プロジェクト活動を推進した他、当社グループの経営効率向上を図ることを目的として、2013年12月1日付で当社子会社である㈱エルディと㈱ライフポートを合併するなど、経営体制の強化に取り組んでまいりました。また、スケールメリットを活かした商品調達や、多様な販売チャネル開発を始めとする新規事業の研究など、中長期的な活動に向けた取り組みを開始いたしました。
営業面では、2013年8月から順次開始してきたアークスRARAカードの東北地区への導入が同年11月に完了し、㈱ユニバース及び㈱ジョイスにおいて、約67万人の入会申し込みをいただきました。その結果、当連結会計年度末現在のグループカード会員数は北海道と東北を合わせ、242万人となりました。今後はグループ各社の販売データの共有、分析、活用などの取り組みを更に徹底してまいります。
店舗展開につきましては、多様化するお客様ニーズと競争環境に対応するため、新規出店3店舗、移転新築4店舗、業態変更を含めた改装9店舗、閉店4店舗を実施いたしました。
新規出店は、2013年4月に北海道内で3店舗目となる「カインズホームFC星置店(札幌市)」(運営会社㈱エルディ)を開店した他、「ジョイス盛岡西バイパス店(岩手県盛岡市)」(運営会社㈱ジョイス)、同年7月には「ユニバース青柳店(青森県青森市)」(運営会社㈱ユニバース)をそれぞれ開店いたしました。 また、地域のライフラインの役割を果たすため、2013年11月に「スーパーチェーンふじ上富良野店(北海道空知郡)」(運営会社㈱道北アークス)が同一商圏内にある他社から譲り受けた店舗に移転し、売場面積を拡大して品揃えの拡充を図りました。その他、同年12月には㈱道東ラルズが運営する「ビッグハウス美幌店」を「スーパーアークス美幌店」として移転新築いたしました。
以上の取り組みの結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高4,543億91百万円(対前期比4.7%増)、営業利益134億35百万円(対前期比0.2%減)、経常利益146億88百万円(対前期比1.2%増)となりました。
当期純利益につきましては、当社子会社である㈱ラルズが公正取引委員会からの命令に基づき納付した課徴金12億87百万円を特別損失に計上したことなどにより、63億75百万円(対前期比22.8%減)となりました。当該課徴金等については、独占禁止法の規定に基づき、2013年7月25日に公正取引委員会に対して審判を請求し、現在審判手続き中であります。
なお、当連結会計年度末現在の当社グループの総店舗数は、290店舗(北海道204店舗、青森県33店舗、岩手県50店舗、秋田県2店舗、宮城県1店舗)となっております。
当連結会計年度に実施した新規出店等は以下のとおりであります。
概 要 | 店舗名称 | 実施時期 | 運営会社 |
新規出店 (3店舗) | カインズホームFC星置店 | 2013年4月 | ㈱エルディ |
ジョイス盛岡西バイパス店 | 2013年4月 | ㈱ジョイス | |
ユニバース青柳店 | 2013年7月 | ㈱ユニバース | |
移転新築 (4店舗) | スーパーチェーンふじ上富良野店 | 2013年11月 | ㈱道北アークス |
ラルズプラザ芦別店 | 2013年11月 | ㈱ラルズ | |
ラルズマート芦別店 | 2013年11月 | ㈱道北アークス | |
スーパーアークス美幌店(※) | 2013年12月 | ㈱道東ラルズ | |
業態変更 (2店舗) | スーパーアークス星置店 | 2013年4月 | ㈱ラルズ |
スーパーアークス苗穂店 | 2013年6月 | ㈱ラルズ | |
改装 (7店舗) | フクハラ芽室店 | 2013年3月 | ㈱福原 |
ラルズマート北光店 | 2013年4月 | ㈱道東ラルズ | |
ユニバース上北町店 | 2013年6月 | ㈱ユニバース | |
ジョイス盛岡月が丘店 | 2013年7月 | ㈱ジョイス | |
スーパーチェーンふじアシル砂川店 | 2013年9月 | ㈱道北アークス | |
ジョイス石鳥谷店 | 2013年12月 | ㈱ジョイス | |
ラルズマート本通店 | 2014年2月 | ㈱道南ラルズ | |
閉店 (4店舗) | ラルズマート青葉店 | 2013年3月 | ㈱道東ラルズ |
ラルズマート苫小牧駅前店 | 2013年4月 | ㈱ラルズ | |
ラルズマート西岡中央店 | 2014年2月 | ㈱ラルズ | |
ジョイス大槌店 | 2014年2月 | ㈱ジョイス |
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して42億99百万円増加し、232億88百万円となりました。当連結会計年度における連結キャッシュ・フローの各々の状況とそれらの主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、法人税等の支払額65億85百万円はあったものの、税金等調整前当期純利益127億49百万円、減価償却費52億51百万円の計上などにより、120億57百万円(前期比7億55百万円増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、差入保証金の回収による収入10億80百万円はあったものの、新規出店や店舗改装に伴う有形固定資産の取得による支出41億43百万円などにより、32億62百万円(前期比15億67百万円増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、長期借入れによる収入57億円がありましたが、長期借入金の返済による支出58億46百万円、短期借入金の減少額16億50百万円、及び配当金の支払額22億55百万円などにより、44億96百万円(前期比22億19百万円減少)となりました。
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