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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001HIY

有価証券報告書抜粋 株式会社不二家 対処すべき課題 (2013年12月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


(1) グループ全体としての現状認識

当社グループを取り巻く環境につきましては、政府による経済政策や日銀の金融緩和策の効果により、景気の回復が期待されるものの、企業間の低価格競争や円安による輸入原材料価格、光熱費の高騰が収益を圧迫することが懸念されます。さらには、4月に実施される消費税引き上げにより、消費者の低価格志向が長引く恐れがあり、今後も厳しい経営環境が続くものと予測されます。

(2) 当面の対処すべき課題

当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する。」という経営理念のもと、“お客様の笑顔のためにできること”を基本に、お客様の立場に立った商品作り、店舗作りを目指してまいります。

(3) 具体的な取り組み状況

[洋菓子事業]
洋菓子におきましては、商品、売り方、サービスを総合的に見直し、魅力ある店舗作りに取り組んでまいります。
商品については、品質にこだわった価値あるプレミアム商品の開発を目指します。また、ショートケーキなどの主力商品群については販売促進策と連動させ、売り込みを図ります。さらに、ギフト商品やアニバーサリー商品についても積極的な開発を行うとともに、品揃えの強化により売上の拡大を目指します。
需要が落ち込む夏場につきましては、不二家ならではの特徴を出したソフトクリームのアイテムを拡大し、導入店舗を増やすとともに、冷菓などの販売と合わせ品揃えの強化を図り、夏期売上の確保にも取り組みます。
店舗開発につきましては、洋菓子とカフェなどを組み合わせた、新しいスタイルの郊外型大型店の開発を進めるとともに、立地別モデル店の構築を目指します。また、2月には本社屋1階に、商品のみならず、陳列方法や接客などもワンランク上の新しいコンセプトの不二家ショップ「OTOWA FUJIYA」をオープンさせ、百貨店等都市型のモデル店舗として位置付けてまいります。
加えて、コンビニエンスストアなど広域流通企業に対応した製品開発に取り組むことにより、継続的な取引を実現し、売上の拡大を目指します。

ダロワイヨにおきましては、需要が落ち込む夏場に対応するため、フランスのMOF(フランス国家最優秀職人賞)受賞シェフが企画する夏向けの新商品を売り込むことにより、年間を通して安定した売上確保につとめます。また、カタログギフトやインターネット通販の強化に取り組み、新たな売上の創出を図ります。さらに、生産面においては原材料の見直しなどの原価改善を行い、安定した収益の確保につとめてまいります。

レストランにおきましては、厳選した素材を使用した「洋食&スイーツ セレクションメニュー」を新たに展開することで、お値打ち感のあるメニュー訴求を行います。また、ご好評をいただいています「バースデーサービス」や「ケーキバイキング」の充実を図ることで競合他社との差別化に取り組み、来店客数の増加を目指します。新規店舗の開発につきましては、4月にオープン予定の「福岡アンパンマン&ペコズキッチン」や百貨店への出店を進め、売上の拡大を図ることにより、安定した黒字化に取り組んでまいります。
なお、昨年11月には、ステーキとメニュー表記した商品において、景品表示法での優良誤認を招く不当表示があったことを公表しました。店舗をご利用いただきましたお客様、株主の皆様、お取引先の皆様をはじめとする多くの方々に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後は、関連法令や社会倫理に沿った企業活動と従業員に対する教育の徹底、原材料のチェック体制の確立などグループを挙げて実行し、再発防止につとめてまいりますので、何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


[製菓事業]
菓子におきましては、「ルック」、「ミルキー」及び「カントリーマアム」の主力ブランドに話題性のあるプレミアム価値を付加した商品を投入することにより、ブランドの強化と新しい販売チャネルの開拓を図り、売上の拡大につとめてまいります。
特に、「カントリーマアム」につきましては、発売30周年を迎え新しい品質の商品を投入するとともに、季節に応じた食べ方の提案やキャンペーンなどの販売促進策により、販売を強化してまいります。また、前期に発売し、ご好評をいただいている「生ミルキー」は増産体制を整えて、さらなる拡販を目指します。
年間を通して安定した需要がある「カントリーマアム(小倉トースト風味)」などのお土産商品につきましては、新規設備を導入して生産性を向上させるとともに、新たなエリア向けの製品開発にも取り組み、売上増加と収益の確保につなげてまいります。さらに、当社の強みである洋菓子事業と連携して、半生タイプの製品を開発することにつとめます。以上の取り組みにより“新しい売上”を生み出すことにチャレンジしてまいります。
生産面では、収益悪化の要因である輸入原材料価格の高騰に対応するべく、製品規格の見直しを行うとともに、主力製造ラインの生産性向上を目的に設備投資を行い、ロス率の改善や省人省力化を図り、収益の確保を目指してまいります。
飲料におきましては、発売50周年を迎える「ネクター」など基幹商品の営業量の拡大を目指し、不二家サンヨー株式会社を含めた安定黒字化を図ります。さらに、他社とのコラボレーションを積極的に行い、新商品の開発や販売強化に取り組み、ブランドビジネスを拡大させることにより売上増加につとめてまいります。

海外市場への展開におきましては、中国において好調な売上を維持している「ポップキャンディ」のさらなる認知度を上げるべく、現地でのテレビコマーシャルなどの広告宣伝を行い、不二家ブランドの訴求拡大につとめます。また、生産面においては、生産能力増強と省人省力化を目的とした設備投資を行います。さらに、ASEAN諸国などへの菓子の輸出にも注力し、積極的な事業展開を図ってまいります。

[その他]
通販・キャラクター事業につきましては、キャラクターグッズの通信販売のみならず、ライセンス事業をさらに拡大することにより、売上の拡大を図ってまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00374] S1001HIY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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