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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10025Z0

有価証券報告書抜粋 名糖産業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


食品(菓子・飲料)につきましては食品開発部(本社内)、連結子会社の株式会社エースベーカリー(愛知県小牧市)において、また化成品(医薬品原料、酵素)につきましては名古屋研究所(愛知県清須市)、東京研究所(東京都八王子市)において、研究開発を実施しております。
当連結会計年度の研究開発費は食品事業が397百万円、化成品事業が323百万円、総額で721百万円であります。

食品事業
食品事業におきましては、経営基本姿勢であります「お客様重視の経営」のもとで、企業理念に掲げます「おいしさ」「たのしさ」「健康」への追求を通じ、常に安全で高品質な商品の提供を行うべく、研究開発に取組んでまいりました。
菓子部門では、チョコレート類は、エアインチョコ商品の充実と拡販を図るべく、ファミリータイプ(大袋)と20円売価の「たのしい水族館エアインチョコ」の2品を発売し、人気のエアインチョコ「ぷくぷくたい」2品を含め、“meitoエアインチョコ オリジナルQUOカードプレゼントキャンペーン”を実施しました。また、主力商品形態でありますファミリータイプとして、3種類の芳醇な洋酒の味わいが楽しめる「大人の洋酒チョコレート」、定番デザートをチョコレートに仕立てた「デザートショコラ」、北海道生クリームのコクとまろやかさがおいしい「北海道生クリームチョコ」、3種類の風味と形でバラエティ豊かに仕立てた「宇治抹茶チョコレート」を発売し、品揃えの充実を図るとともに、ファミリータイプより、ひとまわり大きいパーティーサイズの「アルファベットチョコ」、「つぶ撰り苺チョコ」を発売し、袋チョコのバリエーションを拡大しました。また、JR名古屋高島屋のバレンタイン催事“アムール・デュ・ショコラ”に出店し、新たな顧客・販売シーンへの展開も図りました。
キャンディ類は、高知県産の柚子果汁を使用した「ゆずのど飴」、名古屋市立西陵高等学校とのコラボレーション商品の「コミュキャン!」を発売しました。
粉末飲料部門では、市場の伸長しているマグカップサイズのスティックタイプ分包商品を“スティックメイト”のブランドで「ピーチティー」、「レモンティー」、「ミルクティー」とその3種類を詰合せた「アソート24P」を発売しました。粉末酒を使用した新しいインスタントティー“贅沢なひととき”は、「ラムミルクティー」、「シャルドネティー」に加え、「サングリアティー」発売し、品揃えの充実を図りました。また、飲料以外の新しい売り場開拓として、かき氷にかけるだけで炭酸感が楽しめるパウダー「しゅわしゅわかき氷屋さん」との2品、子供用菓子コーナー向けで、粉に水を加えて混ぜると泡が立ち、2層のゼリーになる「はなかっぱとつくろう!あわあわゼリー グレープ」を発売しました。
このように、各部門とも新商品を上市し、同時に、依然高めに推移する原材料価格の動向に注視しながら規格の見直しも行って、原価の改善や商品の活性化を図りました。
また、株式会社エースベーカリーでは、バウムクーヘンの新製品として「ミニバウムクーヘン」3品(和風こしあん入り・クリームイン・どうぶつえん柄)などを、季節商品として「ダブルチョコバウムクーヘン」などを発売し、また「スティックバウムクーヘン」のリニューアルを図り、今までと違った品揃えを行いました。ゼリーの新製品としては、産地にこだわった「北海道メロン・沖縄パイナップルゼリー」、「和風葛ゼリー抹茶・黒糖」2品の他、1個あたり植物由来のラブレ乳酸菌が約1億個入った「ラブレ乳酸菌ゼリー」、塩をほのかに効かせた爽やか風味の「ソフトライチゼリー」、かわいいイラストでひらがなを学ぶことができる「しろくまさんのゼリーたーべよ!」など清涼感溢れるゼリーを開発いたしました。
当社グループは、消費者の食品への安全・安心に対する高い意識のなか、お客様にとって安心できる原材料を選択管理し、また、お客様の視点に立った適切な表示を行ってまいります。
そして、今後も国内の少子高齢化や流通再編に伴う市場の変化に対応し、消費者の健康志向や環境にも配慮した商品開発にも取り組み、企業行動憲章に則り、信頼できる「名糖」ブランドの確立に努めてまいります。


化成品事業
化成品事業におきましては、発酵技術および合成技術を活用して微生物の生産する酵素類およびデキストラン類などの糖類とその誘導体の研究開発に力を注いでおり、医薬品、食品、飼料、化粧品原料など広範な分野で用途開発を進めております。
薬品部門では、自社発酵工場で生産される「デキストラン」や、その化学的誘導体である「デキストラン硫酸」、「カルボキシメチルデキストラン」などの既存製品について、医薬品等の原料(原薬)、化粧品素材や臨床検査用試薬等での品質確認と安定的な生産に加え、これらの分野でのニーズをふまえて製品ラインを拡充することによる新たな用途開拓を進めております。
また、肝臓癌診断用のMRI造影剤『リゾビスト』の原薬「フェルカルボトラン」を始めとするデキストランマグネタイト類については、その品質や物性が国内外の多くの研究者から注目され、癌転移検出用医療機器での使用/応用、新たな磁性粒子撮像法での使用検討や新規MRI造影剤の開発等、用途拡大を目指した幾つかの共同開発・研究を他機関・企業等と推進しております。
さらに、デキストラン発酵産物から製造される混合飼料「ヘルシーフレンド」や「デキストラン」と相性の良い乳酸菌、およびこれらを組み合わせて付加価値を高めた次世代のシンバイオティクス飼料は家畜の健康増進や感染予防に効果のある商品として高い評価を受け、畜産農家への浸透を進めております。
酵素部門では、主力製品であるチーズ製造用凝乳酵素「レンネット」は、チーズ生産主要国を中心とした海外各国市場での積極的な営業活動を通じて、長い使用実績のある既存製品の市場拡大と本格的に採用が始まった改良次世代製品のさらなる普及を図り、販売シェアの拡大に努めております。特に改良次世代製品の「MRS-LP」は、長期熟成チーズでフレーバーやテクスチャーなどの品質を向上できるとして海外市場で高い評価を得ており、更に製品ラインアップの拡充を進めております。
脂肪分解酵素の「リパーゼ」は、高力価製品の「リパーゼOF」が食品、工業用途で引き続き広く利用されており、その他のリパーゼ製品も臨床検査薬や医薬品原料の合成に使用されるなど、医薬品、食品、化学と各分野で多様な用途で使用されております。これらの用途を更に拡大するために、酵素の特性・特徴の改良による付加価値の高い酵素製品の開発および生産菌の改良等により効率的な工場生産のための技術開発に取り組んでおります。さらに新たな市場と販路の開拓を目指して「レンネット」や「リパーゼ」とは異なる新しい酵素製品の開発にも取り組んでおります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00376] S10025Z0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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