有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10025Z0
名糖産業株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)
(1) 財政状態の分析
① 流動資産
当連結会計年度末における流動資産の残高は9,609百万円となり、前連結会計年度末と比較して259百万円の減少となりました。主な要因としましては、現金及び預金の減少567百万円によるものであります。② 固定資産
当連結会計年度末における固定資産の残高は37,077百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,096百万円の増加となりました。主な要因としましては、投資有価証券の増加1,986百万円によるものであります。投資有価証券の増加につきましては、保有する株式の株価の上昇などによるものであります。③ 流動負債
当連結会計年度末における流動負債の残高は5,306百万円となり、前連結会計年度末と比較して64百万円の増加となりました。主な要因としましては、支払手形及び買掛金の増加205百万円によるものであります。④ 固定負債
当連結会計年度末における固定負債の残高は7,125百万円となり、前連結会計年度末と比較して103百万円の減少となりました。主な要因としましては、長期借入金の減少914百万円によるものであります。⑤ 純資産
当連結会計年度末における純資産の残高は34,254百万円となり、前連結会計年度末と比較して876百万円の増加となりました。主な要因としましては、その他有価証券評価差額金の増加1,437百万円によるものであります。(2) 経営成績の分析
① 売上高
売上高は19,302百万円(前連結会計年度比0.4%増)となり、前連結会計年度と比較し85百万円の増収となりました。食品事業につきましては、主力の菓子部門のうち、チョコレート類は、主力ブランドの「アルファベットチョコレート」や「ナッツチョコレートコレクション」などのファミリータイプの商品が好調に推移し、増収となりました。しかし、キャンディ類は、苦戦を強いられ減収となりました。粉末飲料部門は、「レモンティー」や「しょうが紅茶」などが企業間の販売競争激化の影響を受けて落ち込み、減収となりました。冷菓部門は、販売促進活動を展開して需要の掘り起こしを図ったところ、若干の増収となりました。連結子会社の株式会社エースベーカリーは、積極的な商品提案や営業活動に取り組みました結果、主力のバウムクーヘン類は前連結会計年度を下回りましたが、ゼリー類が好調に推移して、増収となりました。
化成品事業につきましては、酵素部門では、チーズ用凝乳酵素「レンネット」、脂肪分解酵素「リパーゼ」はともに好調に推移して増収となりました。
しかし、薬品部門では、MRI(磁気共鳴画像)診断用肝臓造影剤『リゾビスト』の原薬「フェルカルボトラン」や医薬品、X線フィルムなどの原料用の「デキストラン」の減少が影響して、減収となりました。
不動産事業は減収となりました。
② 売上総利益
売上総利益は5,532百万円(前連結会計年度比4.7%減)となりました。原材料価格の上昇や割引率の低下に伴う退職給付費用の一時的な増加などにより、売上総利益は減少しました。③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、ローコストオペレーションに努めましたが、割引率の低下に伴う退職給付費用の一時的な増加などによって、前連結会計年度より79百万円増加し、6,077百万円(前連結会計年度比1.3%増)となりました。④ 営業損失(△)
営業損失は売上原価と販売費及び一般管理費の増加により、545百万円(前連結会計年度は192百万円の営業損失)となり、前連結会計年度と比較し353百万円の減益となりました。⑤ 営業外損益
営業外収益は、前連結会計年度の538百万円から196百万円増加し、734百万円となりました。これは、主に持分法による投資利益の増加131百万円や有価証券売却益の増加90百万円によるものであります。営業外費用は、前連結会計年度の313百万円から255百万円減少し、58百万円となりました。これは、主に持分法による投資損失の減少210百万円によるものであります。
⑥ 経常利益
経常利益は129百万円(前連結会計年度比306.7%増)となり、前連結会計年度と比較し97百万円の増益となりました。⑦ 特別損益
特別利益として、投資有価証券売却益63百万円を計上しました。また、特別損失として、投資有価証券評価損44百万円および製品回収廃棄損17百万円を計上しました。
⑧ 当期純利益又は当期純損失(△)
当期純損失は261百万円(前連結会計年度は47百万円の当期純利益)となり、前連結会計年度と比較し309百万円の減益となりました。(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況につきましては、当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は2,230百万円であり、前連結会計年度末より257百万円減少しました。① キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。
2011年3月期 | 2012年3月期 | 2013年3月期 | 2014年3月期 | |
自己資本比率(%) | 69.3 | 71.1 | 72.3 | 72.8 |
時価ベースの自己資本比率(%) | 40.8 | 40.1 | 36.3 | 38.4 |
キャッシュ・フロー対有利子 負債比率(%) | 297.4 | 245.5 | 197.4 | 172.4 |
インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍) | 41.9 | 41.1 | 49.9 | 57.2 |
(注)自己資本比率 :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 :有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しており
ます。
※ 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・
フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利
子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、連結キ
ャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
② 財務政策
当社グループは現在、運転資金および設備投資資金については、自己資金または借入れによる資金調達を行っております。なお、当社グループは、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行4行と当座貸越契約を総額5,400百万円で締結しております。- 有価証券報告書 抜粋メニュー
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00376] S10025Z0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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