有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001H6V
日本マクドナルドホールディングス株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)
(1)業績
当連結会計年度は、依然として厳しいIEOマーケットや、中食の増加等、震災以降の消費行動の変化の影響を受け、当社グループにとって厳しいビジネス環境が続きました。このような状況の中、当社グループは引き続きQSC(信頼の品質、スピーディーで心地よいサービス、清潔で快適な環境)を強みとした商品戦略、郊外型の大型ドライブスルーの出店を中心とした店舗開発戦略を実施いたしました。「BITE! クォーターパウンダー」プロジェクトをはじめとするサマーキャンペーンでは、1日限定・数量限定バーガー「クォーターパウンダー ジュエリー」を順次展開いたしました。当社初のフロートドリンクである「マックフロート」や「マックフィズ」など独自性のある商品を次々と販売するだけでなく、期間限定の人気メニュー「てりたま」「チキンタツタ」「月見バーガー」に加え、それぞれのシリーズに新商品を投入しました。また、さっぱりしたムネ肉に衣のサクサクした食感が楽しめるNEW!「チキンフィレオ」は、女性のお客様からも高いご支持を頂いております。
収益性の高い郊外型の大型ドライブスルー店舗を中心とした新規出店や、リモデル、リロケーションを進める一方、戦略的閉店を適切なスピードで実施し、店舗ポートフォリオの最適化を推進いたしました。これらの活動の結果、店舗数は以下の通り推移いたしました。
区分 | 前連結会計 年度末 | 新規出店 | 閉店 | 区分移行(注) | 当連結会計 年度末 | |
増加 | 減少 | |||||
直営店舗数 | 1,105店 | 25 | △82 | 1 | △36 | 1,013店 |
フランチャイズ店舗数 | 2,175店 | 41 | △100 | 36 | △1 | 2,151店 |
合計店舗数 | 3,280店 | 66 | △182 | 37 | △37 | 3,164店 |
専任バリスタによる本格派カフェコーヒーを提供するコーナー、マックカフェ バイ バリスタを併設した店舗は当連結会計年度末で85店舗となりました。また、中食へのシフト等、変化するお客様の需要に対応するため、マックデリバリーサービスを積極的に展開した結果、実施店舗は当連結会計年度末で133店舗となり、来期以降の本格的な全国展開に向けた準備を着実に進めております。
システムワイドセールスは、引き続き厳しいIEOマーケットやディスカウントプロモーションを抑制する等、長期的な視点で収益性の高いマーケティング施策に注力したこと等により前年同期比で4.8%減少し、5,044億59百万円となりました。既存店売上高対前年同期比につきましても6.2%の減少となりました。
売上高は、システムワイドセールスが減少した影響、フランチャイズ契約の締結に伴う店舗運営事業の売却益の減少などの影響により対前年同期比で11.6%減少し、2,604億41百万円となりました。
直営売上原価率は、急激な円安の影響による原材料費の高騰を含む外的要因も重なり材料費が0.8ポイント増加しました。当連結会計年度は、将来のビジネスを構築するため、店舗環境の改善とお客様サービスの向上への投資を行ってまいりました。その結果、既存店の改装やメンテナンスに関わる支出、店舗スタッフの積極的な投入等により、労務費が1.0ポイント、その他直営売上原価が2.1ポイント増加しました。また、フランチャイズ収入原価率は、システムワイドセールスの減少に伴いフランチャイズ収入が減少したことにより、5.6ポイント増加いたしました。
(売上原価の内訳) (百万円)
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前年比 | |||||
金額 | 原価率 | 金額 | 原価率 | 金額 | 原価率 | ||
直営売上原価 | 191,943 | 89.3% | 169,057 | 93.2% | △22,885 | 3.9% | |
(内訳) | 材料費 | 74,198 | 34.5% | 64,009 | 35.3% | △10,189 | 0.8% |
労務費 | 64,881 | 30.2% | 56,619 | 31.2% | △8,262 | 1.0% | |
その他 | 52,863 | 24.6% | 48,428 | 26.7% | △4,434 | 2.1% | |
フランチャイズ収入原価 | 48,676 | 61.5% | 52,661 | 67.1% | 3,985 | 5.6% | |
その他売上原価 | 561 | 95.0% | 532 | 94.4% | △28 | △0.6% | |
売上原価合計 | 241,181 | 81.8% | 222,252 | 85.3% | △18,929 | 3.5% |
広告宣伝費及び販売促進費につきましては、フランチャイズ化の推進により前年同期比9億79百万円減少いたしました。一方、一般管理費につきましては、償却費の減少や企業努力による経費削減等により、前年同期比11億5百万円減少いたしました。
(販売費及び一般管理費の内訳) (百万円)
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 前年比 | |||||
金額 | 売上高比 | 金額 | 売上高比 | 金額 | 売上高比 | ||
販売費及び一般管理費 | 28,749 | 9.8% | 26,664 | 10.2% | △2,084 | 0.5% | |
(内訳) | 広告宣伝費及び販売促進費 | 7,587 | 2.6% | 6,608 | 2.5% | △979 | 0.0% |
一般管理費 | 21,161 | 7.2% | 20,056 | 7.7% | △1,105 | 0.5% |
これらの結果、経常利益は102億36百万円(前年同期比135億34百万円減少)となりました。なお、店舗ポートフォリオの改善のため、継続的に進めている戦略的閉店についても、さらに74店舗を閉鎖することを決定し、それに伴う費用7億52百万円を営業外費用に計上しております。
当期純利益は、経常利益が前年同期比135億34百万円減少したことや、減損損失を12億16百万円計上したことにより、51億38百万円(前年同期比77億32百万円減少)となりました。
(注) 既存店売上高とは、少なくとも13ヶ月以上開店している店舗の合計売上高です。
(注) システムワイドセールスとは、直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高であり、連結損益計算書に記載されている売上高と一致しません。
なお、当社グループの事業はハンバーガーレストラン事業単一であるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりです。当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて120億9百万円減少し、601億39百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は71億90百万円(前年同期比132億74百万円減少)となりました。この主な収入要因は、減価償却費105億54百万円、税金等調整前当期純利益85億97百万円です。主な支出要因は、法人税等の支払額119億22百万円、仕入債務の支払による減少63億85百万円です。
(投資活動によるキャッシュ・フロ-)
投資活動の結果使用した資金は140億17百万円(前年同期比85億29百万円増加)となりました。この主な支出要因は、新店開発等による有形固定資産の取得による支出152億23百万円です。主な収入要因は、敷金及び保証金の回収による収入40億3百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロ-)
財務活動の結果使用した資金は52億9百万円(前年同期比2億42百万円増加)となりました。この主な支出要因は、配当金の支払額39億95百万円及びファイナンス・リース債務の返済による支出12億13百万円です。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03366] S1001H6V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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