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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003WH4

有価証券報告書抜粋 くら寿司株式会社 業績等の概要 (2014年10月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2013年11月1日から2014年10月31日まで)におけるわが国経済は、有効求人倍率が6年ぶりに1倍を超え、大企業を中心とした名目賃金の上昇がみられるなど、雇用・所得環境が改善されました。しかしながら、消費税増税と円安による物価上昇から、家計の実質可処分所得が圧迫され、個人消費はさえない動きとなりました。
当社グループが属する外食産業におきましては、総務省が発表した10月の家計調査によりますと、2人以上の世帯における外食を含む「食品」支出は消費税増税後7か月連続で前年を下回り、節約志向が鮮明になりました。さらに、円安に伴う原材料価格の上昇に加え、人材不足による人件費の上昇など、当社グループにとって依然として厳しい環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループは創業以来のコンセプトとして『四大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)』を完全に排除した商品を開発・提供してまいりました。
うどんや茶碗蒸しに使うだしは、コストと手間をかけ基本に忠実に1日数回、店舗で昆布やカツオなどからとっております。上品でくせの無い、加工品では出すことのできない天然のだしを使用することにより、お子様にも安心な自然でやさしい味わいと、多くのお客様にご好評をいただいております。
当社グループの行動指針の一つであります「見えないところを大切に」を積み重ね、従業員自身が家族や友達を呼びたいと思う店づくりに努め、誠実に商品提供させていただいております。
当連結会計年度におきましても、お客様の満足度を高めるべくさまざまな商品提案を行いました。2013年12月にはプレミアムコーヒーブランド「KULA CAFÉ」として、「プレミアホット珈琲(税抜150円)」など、豆と挽きたてにこだわった珈琲4種を新発売いたしました。2014年3月にはスペイン産イベリコ豚の最高ランク「ベジョータ」を使用した「イベリコ豚丼(税抜400円)」を新発売いたしました。また、5月には「すしやのうな丼(税抜580円)」に加え、うなぎを2枚のせた「すしやの特上うな丼(税抜980円)」を新発売いたしました。8月には「特製玉子だれで食べる『海鮮丼』(税抜680円)」を新発売し、9月には女性をターゲットにしたスイーツ「揚げたて豆乳ドーナツ(税抜230円)」を新発売いたしました。
どんな高級食材、良質な魚を仕入れても、お客様の口に運ばれるまでに鮮度が落ちるとムダになります。当社は鮮度を守る寿司キャップ「鮮度くん」や、出来立ての商品をすばやく提供できる「オーダーレーン」を活用し、「鮮度(作りたて)」と「その価格で最高の味」にこだわった商品の開発・提供を今後も推進してまいります。
販売促進面におきましては、人気寿司ネタの「まぐろ」、「サーモン」などをご提供するフェアを実施いたしました。2014年1月には大手回転すしチェーンで初めてとなる「極上ふぐフェア」を実施し、「ふぐにぎり極旨一貫(税抜100円)」や「ふぐ三点盛り(税抜200円)」、「ふぐのから揚げ(税抜230円)」などを、ふぐが販売可能な都府県でご提供させていただきました。さらに、期間限定で「国産とらふぐ」を税抜200円という低価格で販売し、お客様にご好評をいただきました。
6月には「極上かにフェア」に合わせ、アニメ「妖怪ウォッチ」グッズがビッくらポンで当たるキャンペーンを実施いたしました。景品において「DX妖怪ウォッチ」や「妖怪メダル」をご用意し好評をいただきました。7月には、景品とは別にご来店いただいたお子様先着50万名様に「妖怪ウォッチオリジナルポストカード」プレゼント企画やお子様が店頭で楽しめるように「くら寿司でDS」を活用した「くら寿司で発見!妖怪マップ」の配信も実施いたしました。
お客様の利便性向上を図るため、2014年4月には、大手回転すしチェーンでは初めてとなる「待たずに食べられる時間指定予約システム」を全店導入いたしました。パソコンやスマートフォンから来店15日前より10分単位の時間指定予約が可能になったのに加え、予約可能件数を増やし、土日の夕食時にも待たずにお食事いただけることで、多くのお客様にご好評いただいております。
以上のような諸施策を行いました効果もあり、既存店売上高につきましては前年同期比104.2%と好調に推移いたしました。
店舗開発につきましては、2014年9月に東京山手線内として初めてとなる池袋東口店(205席)への出店を含め、西日本地区で10店舗、東日本地区で3店舗の計13店舗を新規出店し、米国子会社「Kula Sushi USA,Inc.」の7店舗を加えた結果、当連結会計年度末の店舗数は、全て直営で351店舗(「無添蔵」4店舗、米国子会社7店舗を含む)となりました。
また、当社グループは当社グループを取り巻くさまざまな事業リスクに対応するため、財務戦略を重視しております。前連結会計年度に引き続き実質無借金(現預金の額が有利子負債を上回ること)にて運営しており、自己資本比率は当連結会計年度末58.5%と、財務の健全性を維持しております。さらに、2014年10月に資本効率を高める目的で、自己株式95万6,600株(発行済株式総数比4.62%、総額23億53百万円)を取得いたしました。良好な財務内容を背景に、原材料の安定調達を担保すると同時に、より快適な飲食環境を提供するため、戦略的な投資を実行してまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は969億38百万円(前年同期比10.0%増)、営業利益48億15百万円(同20.5%増)、経常利益51億75百万円(同16.2%増)、当期純利益は30億40百万円(同21.5%増)となり、いずれも過去最高となりました。
なお、当社グループは飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが84億43百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが25億94百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが45億92百万円の支出となりました。この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)残高は、71億68百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は84億43百万円(前年同期比36.7%増)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益が51億2百万円となり、減価償却費が34億46百万円あった一方で、法人税等の支払額が18億77百万円あったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は25億94百万円(前年同期比24.3%減)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が18億38百万円、貸付けによる支出(建設協力金等の支出)が2億83百万円あったこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は45億92百万円(前年同期比120.6%増)となりました。これは、リース債務の返済による支出が17億90百万円、自己株式の取得による支出が23億53百万円あったこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03375] S1003WH4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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