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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10033U7

有価証券報告書抜粋 フジパングループ本社株式会社 業績等の概要 (2014年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、デフレ脱却に向けた各種経済政策により円安が進行し、輸出関連産業を中心に景気は緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら国内市場においては、4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動もあり、食料品・生活用品の節約志向は依然根強いものがありました。
当業界におきましては、輸入小麦の政府売渡価格が2013年4月に9.7%引き上げられ、10月にも4.1%引き上げられました。これにより当社グループでは、7月に一部商品の価格改定・規格見直しを実施しましたが、乳製品・砂糖・包装資材等の原材料価格の上昇や、電気料金・燃料費等の増加の影響から、厳しい経営環境となりました。
このような状況の中、当社グループは「絶対的な商品力」の構築と「価値ある新商品開発」に取り組み、効率化のため設備投資を積極的に進め、安全・安心の確保、売上並びにシェアの拡大に努めました。
フード・ディフェンス対応としましては、工場に安心カメラの増設を順次進めることで、安全・安心確保の対応を強化しております。その上で、原材料メーカーへの定期監査、新規取引原材料メーカーへの審査を引き続き実施し、安全な原材料仕入に努めてまいります。
そして、フジパンGMP(適正製造規範)を基本軸に置き、AIBフード・セーフティ指導・監査やISO22000の認証を取り入れております。更には、ISO22000からFSSC22000の認証に切り替えを進めており、東京工場、横浜工場、豊明工場、神戸工場につきまして既に認証され、お客様からの信頼をいただけるよう取り組んでまいりました。
また、2014年4月の消費税増税への対応としましては、製パン業界で転嫁及び表示カルテルを結成して、価格交渉を本体価格で行うなどの取り決めにより、消費税増税分を円滑適正に転嫁することができました。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきまして、売上高は255,618百万円(前連結会計年度比19.7%減)、営業利益は6,658百万円(前連結会計年度比9.5%減)、経常利益は6,848百万円(前連結会計年度比8.2%減)、当期純利益は2,957百万円(前連結会計年度比18.3%増)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
・ホールセール事業
ホールセール事業におきましては、主幹商品である「本仕込食パン」、「ネオバターロール」シリーズが堅調に推移し、引き続き売上の基盤をつくりました。特に「本仕込食パン」はさらなる品質向上に向けて、夏季における消費期限の見直しに取り組み、製造ラインの衛生環境等の改善を行いました。
また、前連結会計年度に引き続き「改善55チャレンジ」に取り組み、原材料が高騰する中にあっても、品質を重視した商品開発の結果、お取引先様並びにお客様のご支持を得ることができ、利益改善にも大きく寄与することができました。
更に「スナックサンド」で“市場の創造”を掲げ、「スナックサンド」を今後の重要商品のひとつとして取り組み、新たな商品群としての売上高の拡大を図りました。
菓子パンでは、前連結会計年度に発売10周年を迎えた「ぶどうぱん」に続き、当連結会計年度に「黒コッペ」、「ソースコロッケ」が発売10周年、「森の切り株」が発売5周年を迎え、お客様のご支持と売り場における定番商品として更なる定着化を図りました。
この結果、ホールセール事業の売上高は145,675百万円(前連結会計年度比4.8%増)、営業利益は8,730百万円(前連結会計年度比1.6%減)となりました。
・リテイル事業
リテイル事業におきましては、主力商品や次世代を担う惣菜パンを中心に売り場を展開し、既存店の回復を進めて売上規模の拡大に取り組んでまいりました。デフレ状況も解消されつつありますが、ベーカリー業界を取り巻く企業間競争は大変厳しく、苦戦を強いられた結果、売上高は前連結会計年度を下回る結果となりました。
しかしながら、前連結会計年度の減損損失計上により当連結会計年度の減価償却費が減少したこともあり、営業損失は前連結会計年度に比べ改善しました。
この結果、リテイル事業の売上高は34,472百万円(前連結会計年度比1.9%減)、営業損失は165百万円(前連結会計年度は営業損失445百万円)となりました。
・ロジスティック事業
ロジスティック事業におきましては、今まで培った物流ノウハウを活かして、新規取引先の開拓を行い、事業拡大の取り組みを活発に行ってまいりました。しかし前連結会計年度、主要取引先の契約内容の変更並びに会計処理方法の変更と、配送数量の減少も加わり、売上高を大きく減少させることになりました。
この結果、ロジスティック事業の売上高は25,901百万円(前連結会計年度比73.1%減)、営業利益は861百万円(前連結会計年度比40.7%減)となりました。
・デリカテッセン事業
デリカテッセン事業におきましては、主要取引先であるコンビニエンスストア業界内大手チェーンによる寡占化が更に進み、その他のチェーンにおいては既存店売上が厳しい状況にあります。そのような中で、大手流通業様、大手コンビニエンスストア様との取引強化を進めました。また、ドラッグストア、宅配弁当などの販路拡大も進め、取引先の新店増加もあって、3社とも売上は前連結会計年度を上回ることができました。
この結果、デリカテッセン事業の売上高は49,569百万円(前連結会計年度比4.2%増)、営業利益は238百万円(前連結会計年度比19.9%減)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ3,575百万円減少し、当連結会計年度末には29,757百万円となりました。
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の減少に加え、前連結会計年度にはロジスティック事業の主要取引先との契約内容の変更により、売掛金と買掛金を相殺する処理をおこなったことから売上債権及び仕入債務の減少があったこと、前連結会計年度末が銀行休業日であったことによる影響などにより、前連結会計年度に比べ522百万円減少し、14,781百万円の収入となりました。
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、ホールセール事業の設備投資による有形無形固定資産の取得による支出が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ7,889百万円支出が増加し、17,031百万円の支出となりました。
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度の79百万円の収入に対し、短期及び長期借入額の圧縮と返済を進めたことにより、1,325百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00384] S10033U7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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