有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10020VB
亀田製菓株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)
(1) 業績
事業の経過および成果
当連結会計年度におけるわが国経済は、円安による輸出関連企業の収益改善や株高による高額商品の消費拡大など、景況感は緩やかな回復基調にあるものの、海外景気の下振れリスクや、2014年4月からの消費税率引上げによる家計費負担増加の懸念もあり、先行き不透明な状況で推移いたしました。
食品業界においては、消費者の節約志向により価格競争が継続し、さらに円安などによる原材料価格の上昇やエネルギーコストの増加などにより、厳しい経営環境となりました。
このような状況下、当グループは2012年度からの3ヵ年中期経営計画において、「グローバル・フード・カンパニー」の実現を目指し、「国内米菓事業の収益基盤強化」「国内新規マーケットの創出」及び「海外展開の加速」の3つを経営の重点課題として取り組んでまいりました。これらの実現に向け、アジア市場への取り組み強化の一環としてベトナムに持分法適用関連会社THIEN HA KAMEDA, JSC.を2013年6月に設立し、現地向け米菓(商品名「YORI」)の製造販売を開始いたしました。
国内米菓市場が前年並みに推移している中で、当グループは、ブランド価値の維持・向上の観点から価格競争とは一線を画し、ブランドの強化に努め、きめ細かい販売活動を展開しました。その結果、売上高が前年実績を大きく上回りました。
特に、「亀田の柿の種」「ハッピーターン」ブランドは、テレビCMや積極的な販売活動に取り組みました。
「亀田の柿の種」ブランドにおいては、レギュラーの味に加え、わさび、梅しそ、季節に対応した期間限定商品が好調に推移し、前年実績を上回りました。また、「ハッピーターン」ブランドは、口どけの良い食感を求めた新商品や、新しい味の投入などによりラインアップを拡大し、前年実績を上回りました。加えて、「ハッピーターン」のコンセプトショップ「HAPPY Turn's」をエキュート品川や東京ソラマチに期間限定で出店し、お客様に高いご支持をいただきました。
さらに、「亀田のまがりせんべい」「手塩屋」の各ブランドも好調に推移しました。
また、百貨店を中心に展開する柿の種専門店「かきたねキッチン」を5店舗新規出店したことも増収の要因となりました。
米菓以外では、当社が保有するコメ由来の植物性乳酸菌を配合したペット用サプリメントを発売、介護用おかゆのリニューアルに加え賞味期限を延長して保存食用途にするなど、新規事業の開拓に取り組みました。
海外においては、米国で急成長するグルテン・フリー市場の需要を取り込むため、米国向け柿の種(現地名「Kameda Crisps」)をグルテン・フリー化するなど、健康志向の高い商品の販売拡大に取り組みました。タイにおいては、現地向け「KAMEDA」ブランドのライススナック(商品名「OKOME」)の販売を開始し、市場拡大に取り組みました。
さらに、2012年12月に米国のMary's Gone Crackers, Inc.を、2013年1月に尾西食品株式会社をそれぞれ連結子会社化したことも貢献し、売上高は前期比14.2%増の92,832百万円となりました。
利益面については、円安によるピーナッツなどの原材料費及び光熱費の上昇、価格競争激化による販売促進費の増加、新規連結子会社2社によるのれん等償却負担などにより、営業利益は前期比5.5%減の3,305百万円となりました。経常利益は、持分法による投資利益が増加したことにより、前期比5.5%増の4,529百万円となりました。当期純利益は、特別利益に投資有価証券売却益などを計上したことにより、前期比9.8%増の3,121百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ971百万円減少し、4,167百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は5,936百万円(前連結会計年度比707百万円の増加)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益や減価償却費による資金の増加の一方、その他の負債の減少や法人税等の支払額による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5,422百万円(前連結会計年度比2,621百万円の支出減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,627百万円(前連結会計年度比3,109百万円の支出増加)となりました。
これは主に、短期借入金の増加の一方、長期借入金の返済による支出や配当金の支払によるものであります。
前連結会計年度 (自 2012年4月1日 至 2013年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2013年4月1日 至 2014年3月31日) | 前年同期比 (%) | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | ||
売上高 | 81,323 | 92,832 | 114.2 |
経常利益 | 4,294 | 4,529 | 105.5 |
当期純利益 | 2,842 | 3,121 | 109.8 |
事業の経過および成果
当連結会計年度におけるわが国経済は、円安による輸出関連企業の収益改善や株高による高額商品の消費拡大など、景況感は緩やかな回復基調にあるものの、海外景気の下振れリスクや、2014年4月からの消費税率引上げによる家計費負担増加の懸念もあり、先行き不透明な状況で推移いたしました。
食品業界においては、消費者の節約志向により価格競争が継続し、さらに円安などによる原材料価格の上昇やエネルギーコストの増加などにより、厳しい経営環境となりました。
このような状況下、当グループは2012年度からの3ヵ年中期経営計画において、「グローバル・フード・カンパニー」の実現を目指し、「国内米菓事業の収益基盤強化」「国内新規マーケットの創出」及び「海外展開の加速」の3つを経営の重点課題として取り組んでまいりました。これらの実現に向け、アジア市場への取り組み強化の一環としてベトナムに持分法適用関連会社THIEN HA KAMEDA, JSC.を2013年6月に設立し、現地向け米菓(商品名「YORI」)の製造販売を開始いたしました。
国内米菓市場が前年並みに推移している中で、当グループは、ブランド価値の維持・向上の観点から価格競争とは一線を画し、ブランドの強化に努め、きめ細かい販売活動を展開しました。その結果、売上高が前年実績を大きく上回りました。
特に、「亀田の柿の種」「ハッピーターン」ブランドは、テレビCMや積極的な販売活動に取り組みました。
「亀田の柿の種」ブランドにおいては、レギュラーの味に加え、わさび、梅しそ、季節に対応した期間限定商品が好調に推移し、前年実績を上回りました。また、「ハッピーターン」ブランドは、口どけの良い食感を求めた新商品や、新しい味の投入などによりラインアップを拡大し、前年実績を上回りました。加えて、「ハッピーターン」のコンセプトショップ「HAPPY Turn's」をエキュート品川や東京ソラマチに期間限定で出店し、お客様に高いご支持をいただきました。
さらに、「亀田のまがりせんべい」「手塩屋」の各ブランドも好調に推移しました。
また、百貨店を中心に展開する柿の種専門店「かきたねキッチン」を5店舗新規出店したことも増収の要因となりました。
米菓以外では、当社が保有するコメ由来の植物性乳酸菌を配合したペット用サプリメントを発売、介護用おかゆのリニューアルに加え賞味期限を延長して保存食用途にするなど、新規事業の開拓に取り組みました。
海外においては、米国で急成長するグルテン・フリー市場の需要を取り込むため、米国向け柿の種(現地名「Kameda Crisps」)をグルテン・フリー化するなど、健康志向の高い商品の販売拡大に取り組みました。タイにおいては、現地向け「KAMEDA」ブランドのライススナック(商品名「OKOME」)の販売を開始し、市場拡大に取り組みました。
さらに、2012年12月に米国のMary's Gone Crackers, Inc.を、2013年1月に尾西食品株式会社をそれぞれ連結子会社化したことも貢献し、売上高は前期比14.2%増の92,832百万円となりました。
利益面については、円安によるピーナッツなどの原材料費及び光熱費の上昇、価格競争激化による販売促進費の増加、新規連結子会社2社によるのれん等償却負担などにより、営業利益は前期比5.5%減の3,305百万円となりました。経常利益は、持分法による投資利益が増加したことにより、前期比5.5%増の4,529百万円となりました。当期純利益は、特別利益に投資有価証券売却益などを計上したことにより、前期比9.8%増の3,121百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ971百万円減少し、4,167百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は5,936百万円(前連結会計年度比707百万円の増加)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益や減価償却費による資金の増加の一方、その他の負債の減少や法人税等の支払額による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5,422百万円(前連結会計年度比2,621百万円の支出減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,627百万円(前連結会計年度比3,109百万円の支出増加)となりました。
これは主に、短期借入金の増加の一方、長期借入金の返済による支出や配当金の支払によるものであります。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00385] S10020VB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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