株式会社湖池屋 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年6月期)

(1) 経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループの売上高につきましては、「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」等のオンリーワンブランドへの注力が奏功し、30,869百万円(前連結会計年度比6.0%増)となりました。
売上総利益につきましては、円安の影響による材料価格のアップはあるものの、稼働率の増加、コスト削減により売上原価率は0.3%減少し、11,676百万円(前連結会計年度比6.7%増)となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、11,335百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。主な要因は販売促進費と広告宣伝費の増加及び円安による燃料費アップ等による運送料が増加したことによるものであります。
以上の結果、当社グループの営業利益は340百万円(前連結会計年度は営業損失198百万円)となりました。
営業外損益は、受取配当金及び補助金収入等により、36百万円の収益となりました。
以上の結果、当社グループの当期純利益は169百万円(前連結会計年度は当期純損失106百万円)となりました。

(2) 財政状態の分析
①資産、負債及び純資産の状況
流動資産の残高は10,854百万円(前連結会計年度は11,379百万円)となり、525百万円減少いたしました。主な要因は受取手形及び売掛金の減少(672百万円)によるものであります。
固定資産の残高は7,043百万円(前連結会計年度は7,287百万円)となり、244百万円減少いたしました。主な要因は有形固定資産の減少(318百万円)によるものであります。
流動負債の残高は6,146百万円(前連結会計年度は6,983百万円)となり、836百万円減少いたしました。主な要因は買掛金の減少(688百万円)及び未払金の減少(249百万円)によるものであります。
純資産の残高は10,088百万円(前連結会計年度は10,136百万円)となり、47百万円減少いたしました。主な要因は退職給付に関する会計基準等の改正に伴ない、退職給付に係る調整累計額を計上したことによる減少(55百万円)によるものであります。なお、自己資本比率は56.1%となりました。

②キャッシュ・フローの分析
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローにおいて1,111百万円の資金を得ております。
なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの詳細は、「1業績等の概要(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。