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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002C6L

有価証券報告書抜粋 ヒロタグループホールディングス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 重要な会計方針

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析

当社グループの当連結会計年度は、引き続き「女性とその家族が日常生活の中で心の豊かさを感じるライフスタイル産業の創造に貢献したい」という創業の精神に基づき、食の分野では「洋菓子のヒロタ」、住の分野では「イルムス」を2大ブランドとして、家族と過ごす日常生活における心の豊かさの提案をいたしました。
ヒロタ、イルムス両事業におきまして、引き続き選択と集中による既存直営店強化を中心に、新商品の投入を含めた商品構成の見直し、人財教育による販売力強化及び経営改善計画の達成を目指し取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高3,068,563千円(前年同期比103.7%)、営業損失39,632千円(前年同期は31,062千円の営業損失)、経常損失40,598千円(前年同期は29,989千円の経常損失)、当期純損失は、58,162千円(前年同期は43,112千円の当期純損失)となりました。

(3) 当連結会計年度の財政状態の分析

(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ51,437千円減少し、438,074千円となりました。これは主として、現金及び預金が32,280千円、商品及び製品が14,237千円減少したことなどによるものであります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末に比べ37,579千円減少し、407,552千円となりました。これは主として、建物が、17,391千円、機械装置及び運搬具が9,929千円減少したことなどによるものであります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ17,068千円減少し、741,567千円となりました。これは主として、1年以内返済予定長期借入金が13,953千円減少したことなどによるものであります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末に比べ17,068千円減少し、129,728千円となりました。これは主として、長期未払金が15,595千円、繰延税金負債が11,978千円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ53,775千円減少し、△22,630千円となりました。これは主として、当期純損失58,162千円を計上したことなどによるものであります。

(4) 事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策

当社グループは、ヒロタ事業・イルムス事業において、経営改善計画を策定し実行してまいりましたが、当連結会計年度において、営業損失39,632千円、当期純損失58,162千円を計上しております。また、当期純損失の計上が2011年3月期から4期継続した結果、当連結会計年度末において22,630千円の債務超過となりました。当連結会計年度末時点において債務超過となりましたので、株式会社名古屋証券取引所セントレックス市場の上場廃止基準にかかる猶予期間に入ることになります。
当該状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような重要事象等が存在していると認識しておりますが、この事象を解消し、又は改善するための対応策は以下の通りです。
財政状態の改善及び資金調達につきましては、資本増強策の一環として2014年2月14日付の取締役会において、マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社を引受先とした新株予約権(960,000株相当)の発行を決議しましたが、当社株式の市場流動性が低いため、当社が想定していた新株予約権の行使実績が得られておらず、2014年3月31日時点で40,000株相当の行使にとどまっております。そのため、2014年5月13日付の取締役会において、株式会社ページワンを引受先とした第三者割当による自己株式498,500株の処分を決議いたしました。処分価額の総額は46,360千円であり、提出日現在、当該債務超過は解消しております。
また、所有不動産のセール&リースバック取引により約3億円を資金調達する見込みであり、加えてワラントの引受予定先の検討もしております。
ヒロタ・イルムス両事業における主な施策は以下の通りです。
ヒロタ事業
翌期90周年を迎えるにあたり、翌期事業計画である売上高2,212百万円(当連結会計年度比109.8%)、営業利益66百万円(当連結会計年度は15百万円の営業利益)を達成すべく、株式会社洋菓子のヒロタの最大の強みであるシュークリーム・シューアイスを他業種とのコラボレーションによる開発及びイベント企画等により、更なるお客様に愛され親しまれる商品に成長させ、ヒロタのブランド価値を高めつつ、売上拡大を図ります。また、上記の自己株式処分による調達資金の一部(20百万円)を店舗改善費用及び新商品開発用機械装置の購入資金といたします。
業績改善のための具体的な施策は以下のとおりであります。
① 夏季限定直営店舗の売上拡大・選別及び店舗舗改装を含めた既設店舗の活性化
② ホールセール部門の全国エリア並びに海外を含めた取引先の拡大及びシューアイスの販売チャネルの拡大
③ 千葉工場における工場稼働率のアップ及び新商品の開発
イルムス事業
通期での営業黒字化21百万円(当連結会計年度は12百万円の営業損失)を目指し、直営店舗は北欧ブランドとのコラボレーションによりイルムスブランドとの相乗効果による売上拡大を計ると共に、競合他社との差別化及び値入率の改善をすべく以下の諸施策を実行いたします。
① 大型直営店舗である梅田店・日本橋店の売上利益の拡大とコスト構造改善による経営効率の向上
② 小ロット、高収益なオリジナル商品の開発強化によるイルムスオリジナリティの確立とライフスタイルの提案
③ コーポレート営業(法人ビジネス)でのブランド力を活用したコラボレーションの強化

当社グループといたしましては、継続企業の前提に関する重要事象等が存在しておりますが、上記の各施策を確実に実行することにより、債務超過が解消され、業績の改善が図られるため、資金繰り面での懸念もなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しておりますので、連結財務諸表及び財務諸表の注記には記載しておりません。

(5) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(6) 経営成績に重要な影響を与える要因について

「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(7) 戦略的現状と見通し

「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載のとおりであります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00390] S1002C6L)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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