有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10023SD
株式会社静岡銀行 コーポレートガバナンス状況 (2014年3月期)
当行グループは、基本理念「地域とともに夢と豊かさを広げます。」と行動指針からなる企業理念を全ての活動の指針と位置付け、従来より企業倫理の重要性を経営の最重要課題として認識し、倫理憲章の制定をはじめ、諸施策の実施を通じてコーポレート・ガバナンス体制やコンプライアンス(倫理法令遵守)態勢の強化につとめております。
2014年4月よりスタートした第12次中期経営計画「TOBIRA~明日への扉を開くために」においても、基本戦略「『しずぎんブランド』の一層の価値向上」のなかで、「企業の社会的責任(CSR)」を推進していくこととしており、引き続きコーポレート・ガバナンス体制や、コンプライアンス態勢の一層の強化に向けた不断の取組みを通じて、企業価値の向上を図ってまいります。
取締役会は取締役10名で構成され、企業理念および倫理憲章をふまえ、経営意思決定、経営監督機能を担う機関として、中期経営計画、業務計画などの経営戦略やリスク管理およびコンプライアンスにかかる基本方針を決定するとともに、業務執行の監督を行っております。
当行では、監査役制度を採用しており、監査役会は監査役4名(うち社外監査役2名)で構成されております。監査役は、監査役監査基準に基づき、取締役等の職務の執行を監査しております。
また、業務監督委員会(会社法上の委員会ではなく任意機関)を設置することにより、取締役会による業務執行の監督機能を補強し、コーポレート・ガバナンス体制のより一層の強化を図っております。同委員会は業務執行を行わない取締役のうち取締役会が選定した者を中心に構成しており、取締役頭取、取締役副頭取以下の取締役に加え取締役会で選任された執行役員(2014年6月23日現在、執行役員14名、うち取締役兼務6名)が担当する執行部門の業務執行状況のモニタリング等を行い、必要に応じて改善を促す取組みを行います。
業務執行にかかる重要事項については、取締役会の委任を受け分野ごとに設置された会議体(経営執行会議等)で決定しており、権限と責任を明確化したうえで経営環境の変化に的確かつ機動的に対応する体制を構築しております。
当行では、社外取締役1名を招聘しているほか、経営の意思決定の客観性を確保する観点から、社外の意見を経営に反映させるべく、頭取の任意の諮問機関として外部の有識者を中心に構成するアドバイザリーボード(原則四半期毎に開催される経営諮問委員会)を設置しております。
こうした体制の採用により、当行では、適切な経営の監督と迅速な業務執行を確保しております。
B 内部統制システムの整備に係る基本方針
当行グループでは、以下の基本方針を取締役会において決議し、内部統制システムの整備に取り組んでおります。
(a) 取締役の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
・当行グループは、企業理念を全ての活動の指針と位置付けており、また、コンプライアンスの基本方針として倫理憲章を定め、全役職員がこれを遵守します。
・取締役会は、取締役会規程に基づき運営を行い、業務執行を決するとともに、取締役の職務執行を監督します。取締役は、法令および定款、ならびに株主総会の決議を遵守し、取締役としての職務を忠実に遂行します。
・経営の監督と執行の分離を目的に任意で設置する業務監督委員会が執行部門の監督を行い、コーポレート・ガバナンスの維持・強化を図ります。
・社外取締役の招聘による社外の視点の経営意思決定への反映、監督機能の強化に努めます。
・当行は監査役設置会社であり、監査役は監査役会規程および監査役監査基準に基づき、取締役の職務につき監査します。
(b) 取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
・取締役の職務の執行に係る情報資産の管理は、法令等の定めによるほか、行内規定により適正に行います。
(c) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
・当行グループはリスク管理体制の強化を経営の最重要課題の一つとして位置付けており、健全性を維持しつつ収益の安定的向上を図ります。
・リスク管理およびコンプライアンスに関する組織、役割等と基本手続をリスク管理基本規程として定め、同規程に基づいて設置したリスク管理統括部署が、リスク管理体制の維持・強化を統括します。
・取締役会は、各期の業務計画においてリスク管理方針を決定するとともに、統合リスク・予算管理会議等においてリスクへの対応方針を決定し、その内容を取締役会へ報告します。
・各種リスク発生時の対応や事前対策等を非常事態対策要綱に定めており、損害を最小限に止め、事業の継続を図る体制を維持・強化します。
(d) 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
・取締役会を定例開催するほか、必要に応じて適宜開催するとともに、取締役会の権限委譲による決定機関として経営執行会議等を設置し、重要な業務執行に関わる事項の審議を行います。
・執行役員制度を設け、取締役会の決定に基づく業務執行について、各規程に決裁権限と責任の所在を定め、適切かつ有効な内部管理体制の構築と効率的な業務執行を実現します。
(e) 使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
・当行グループは、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つに位置付けるとともに、すべてのリスク管理の前提とし、コンプライアンス態勢の整備、強化を図ります。また、反社会的勢力等との関係遮断は、コンプライアンスに関する重要事項の一つとして認識しております。
・コンプライアンスの基本方針として倫理憲章を定め、また、リスク管理基本規程に基づいて設置したコンプライアンス統括部署がコンプライアンス態勢の維持・強化を統括します。
・取締役会は、毎年度のコンプライアンスプログラムを決定するとともに、コンプライアンス会議においてコンプライアンスに関する重要事項の審議を行い、その内容を取締役会に報告します。
・当行グループの全役職員が、グループ内で発生した違法行為等について所定の方法により主管部署もしくは弁護士事務所へ通報できる内部通報制度を設置しており、この適切な運用を行います。
(f) 当行および子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するための体制
・グループ会社の業務運営はグループ会社運営規程等に基づいて行い、当行の常勤監査役がグループ会社の非常勤監査役に就任するとともに、当行の所管部長等が非常勤取締役に就任しており、これにより当行グループの業務の適正を確保します。
・当行とグループ会社の代表者で構成するグループ代表者経営連絡会において、当行グループの経営課題の問題解決を図るとともに、グループ会社統括部署がグループ会社の業務運営等に関する企画・調整を行います。
・当行の内部監査部門は、グループ会社に対し業務運営状況に関する監査等を実施します。また、監査役の監査職務の遂行により、内部統制システムの適切な整備が図られるよう、グループ全体の監査環境の整備に努めます。
・当行グループは財務報告に係る内部統制規程に基づき財務報告に係る内部統制の方針および計画を定めており、その適切な運用により財務報告の信頼性を確保します。
(g) 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、ならびに当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
・監査役を補助するための機関として監査役室を設置し、業務を行うために必要な担当者を配置しており、取締役会、業務執行部門、内部監査部門からの独立性を確保します。
(h) 取締役および使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
・取締役および使用人は、必要に応じて監査役に報告を行い、銀行経営に重要な影響を及ぼす情報については遅滞なく報告を行います。監査役は、取締役もしくはその他の者から報告を受けた場合は、これを監査役会に報告します。
(i) その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
・監査役会が定めた監査役監査基準に基づき、監査役監査が適正かつ円滑、効果的に行われるような監査環境を整備します。また、監査体制の中立性および独立性を確保するため、社外監査役の意見を尊重し、監査機能の一層の強化に努めます。
コーポレート・ガバナンス体制
また、客観的で実効性のある内部監査を実施するため、内部監査部門である監査部を被監査部門から独立させ、取締役会のもと、業務監督委員会が管轄する体制としております。これにより、内部監査部門の被監査部門に対する独立性や牽制機能を一層強化し、内部統制の適切性、有効性を検証しております。
経営のスタッフ部門である「経営統括本部」には、経営企画、経営管理を担当する経営企画部、経営管理部のほか、リスク管理、コンプライアンスを担当するリスク統括部、コンプライアンス部(総称して以下「内部統制部門」という。)を設置し、経営統括機能を強化しております。
D 内部監査および監査役監査の状況
(a) 内部監査
内部監査については、被監査部門から独立した監査部(2014年3月31日現在35名)が、本部・営業店・グループ会社の監査(業務監査、システム監査、自己査定、償却・引当などの監査)を実施し、各種リスク管理およびコンプライアンスの適切性・有効性の評価・検証を通じ、問題点の改善のための指導や提言をしております。監査結果については、定期的にコンプライアンス会議や取締役会へ報告するとともに、内部監査における指摘事項については改善状況を検証し、早期是正に向けたフォローアップを実施しております。
また、監査部は、監査役および会計監査人と定期的に情報交換の場を設け、相互連携を図っているほか、内部統制部門などが主催する行内の会議・委員会にも出席し、独立した立場から意見を述べています。
(b) 監査役監査
当行の監査役会は社外監査役2名を含む監査役4名で構成されております。監査役は、独立の機関として、公正不偏の立場で取締役の職務執行を監査することにより、当行グループの健全で持続的な成長と良質な企業統治体制を確立する責務を果たしております。
監査役は取締役会、経営執行会議、統合リスク・予算管理会議、コンプライアンス会議などの重要な会議に出席し、意見陳述を行い、また重要な書類・報告の閲覧や、営業店の実査などをとおして業務および財産の状況を監査しております。
常勤監査役2名は、銀行員として長年に亘り業務の執行や企業の財務・会計の分析に携わっており、両氏はこれら知見を活かして監査活動を適切に行っております。
また、監査役監査を有効かつ効率的に実施するため、各監査役間の情報の共有化をはじめ、内部監査部門、会計監査人と定期的に情報交換を行っております。
なお、監査役を補助する監査役室を設置し、専任のスタッフ3名を配置しております。
E 会計監査の状況
業務を執行した公認会計士氏名:指定有限責任社員 業務執行社員 大森茂・大須賀壮人
所属監査法人名:有限責任監査法人トーマツ
監査業務に係る補助者:23名(公認会計士9名、その他14名)
F 社外取締役及び社外監査役
(a) 社外取締役
社外取締役1名は、当行および当行グループの出身ではなく、当行のその他の取締役、監査役と人的関係はありません。
社外取締役 藤沢 久美は、日本初の投資信託評価会社を起業し代表取締役を務めたほか、株式会社ソフィアバンクの設立に参画して現在その代表取締役を務めております。また、金融庁金融審議会委員をはじめ多くの公職経験を有しております。
社外取締役(株式会社東京証券取引所の規則に基づく独立役員)は、取締役会に出席し、社外の視点、幅広い見地から経営の意思決定、監督を行います。
(b) 社外監査役
社外監査役2名は、当行および当行グループの出身ではなく、当行のその他の取締役、監査役と人的関係はありません。
社外監査役 齋藤 安彦は追手町法律事務所 弁護士であり、当行の顧問弁護士を務めております。当行との間には、顧問弁護士報酬として年間20百万円の取引および一般の取引と同様の条件による貸出取引があります。
社外監査役 石橋 三洋は、日本生命保険相互会社の代表取締役、複数の上場会社における社外取締役・社外監査役を務めておりました。当行は、日本生命保険相互会社と保険代理店契約の締結があり、同社では当行の代表取締役である中西勝則が総代を務めております。
社外監査役(うち1名は株式会社東京証券取引所の規則に基づく独立役員)は、取締役会に出席し、経営執行会議等の重要な会議の審議結果の報告を受け、独立した立場から必要な意見陳述を行っております。また、社外監査役は、内部監査部門、内部統制部門などが主催する行内の会議の審議内容についても、これらに出席している常勤監査役から報告を受けるとともに、当行の各部から必要に応じ直接説明を受けております。
(c) 社外取締役および社外監査役の独立性に関する基準または方針
当行では、社外取締役および社外監査役を株式会社東京証券取引所が定める独立役員として指定する基準について、同取引所が定める独立性の基準をもとに、取締役会において「独立役員の指定に関する規程」を定め、定量・定性的な明確化を図っております。
[指定基準の概要]
社外取締役および社外監査役のうち次のいずれにも該当しない者は、独立役員として指定することができる。
① 当行を主要な取引先とする者(※1)もしくはその業務執行者または当行の主要な取引先もしくはその業務執行者
② 当行から役員報酬以外に年間1,000万円を超える金銭その他の財産を得ている弁護士、公認会計士、税理士、各種コンサルタントその他の専門的サービス提供者(当該財産を得ている者が法人または組合等の団体である場合は当該団体に属する者をいう)
③ 社外取締役または社外監査役への就任前5年間において上記①および②に該当していた者
④ 次に掲げる者(※2)の配偶者または二親等内の親族
A 上記①から③までに掲げる者
B 当行または当行子会社の業務執行者(社外監査役を独立役員として指定する場合にあっては、業務執行者でない取締役を含む)
C 最近においてBに該当していた者
※1 当行を主力取引銀行とする者その他当行との取引実態に照らし親子会社・関連会社と同程度の影響を与え得る取引関係がある者
※2 部長相当職以上に該当しない者を除く
G 責任限定契約の内容の概要
当行は社外取締役および社外監査役との間で、会社法第423条第1項の賠償責任について、その職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、会社法第425条第1項に定義される最低責任限度額をもって損害賠償責任の限度とする契約を締結しております。
H 取締役の定数
当行の取締役は10名以内とする旨定款に定めております。
I 取締役の選任の決議要件
当行は、取締役の選任決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨および累積投票によらないものとする旨定款に定めております。
J 自己の株式の取得の決定機関
当行は、会社法第165条第2項の定めに従い、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨定款に定めております。これは、機動的に自己株式の取得を行うことを目的とするものであります。
K 中間配当の決定機関
当行は、会社法第454条第5項の定めに従い、取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものであります。
L 株主総会の特別決議要件
当行は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。
統合的リスク管理においては、リスク資本配賦に基づくリスク・リターン管理を導入しており、リスクの顕在化に対する拠り所を中核的な自己資本とし、この一定範囲にリスク量をコントロールする体制を構築しております。
業績連動型報酬は取締役の業績向上への意欲や士気を高める目的で、また株式報酬型ストック・オプションは取締役の企業価値増大への意欲や株主重視の経営意識を高めることを目的に導入しております。
当該定時株主総会において、確定金額報酬の年額(300百万円以内)、業績連動型報酬枠(当期純利益水準に応じて最大100百万円) および株式報酬型ストック・オプションの報酬枠(年額100百万円以内)が決議されており、その配分(株式報酬型ストック・オプションは支給時期を含む。)については、取締役会に一任を受けております。
また、当行の監査役の報酬は、確定金額報酬のみであり、当該定時株主総会において年額90百万円以内と決議されており、その配分は監査役の協議によることに一任を受けております。
なお、当行には、1億円以上の報酬等(主要な連結子会社の役員としての報酬等を含む。)を受けている役員はおりません。
(注)1 当行では、2007年に取締役および監査役の退職慰労金制度を廃止しております。
2 その他は家賃補助および交通費であります。
3 「基本報酬」に「その他」を加えた金額は、2007年6月26日開催の定時株主総会にて決議された確定金額報酬の報酬枠の範囲内となっております。
ロ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的
(前事業年度)
貸借対照表計上額が資本金額の100分の1を超える銘柄は次のとおりであります。
(特定投資株式)
(注) 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
(みなし保有株式)
(注)1 事業年度末の時価に議決権行使権限の対象となる株式の数を乗じた額を貸借対照表計上額としております。
2 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
(当事業年度)
貸借対照表計上額が資本金額の100分の1を超える銘柄は次のとおりであります。
(特定投資株式)
(注) 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
(みなし保有株式)
(注)1 事業年度末の時価に議決権行使権限の対象となる株式の数を乗じた額を貸借対照表計上額としております。
2 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
ハ 保有目的が純投資目的である投資株式の貸借対照表計上額、受取配当金、売却損益及び評価損益
該当事項はありません。
ニ 当事業年度中に投資株式のうち、保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
ホ 当事業年度中に投資株式のうち、保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
また、財務報告に関する課題に対応するため、財務報告委員会を設置しており、財務報告の正確性および整合性の確保に向け、組織横断的に取り組んでいます。
企業情報の開示につきましては、経営企画部を主管部署とする体制のもと、株式会社東京証券取引所が定める有価証券上場規程に基づく開示のほか、任意情報の開示を積極的に行っております。さらには、ディスクロージャー誌の発行、個人のお客さまを対象としたミニディスクロージャー誌の発行に加えて、投資家の皆さまを対象とした「会社説明会」を6回開催したほか、欧米やアジアの機関投資家を対象とする海外IRを4回実施しました。また、地域のお客さま向けに「静岡県経済の展望と静岡銀行の取組み」と題した企業説明会を5回開催するなど積極的に情報開示を行い、経営の透明性の一層の向上につとめております。
2014年4月よりスタートした第12次中期経営計画「TOBIRA~明日への扉を開くために」においても、基本戦略「『しずぎんブランド』の一層の価値向上」のなかで、「企業の社会的責任(CSR)」を推進していくこととしており、引き続きコーポレート・ガバナンス体制や、コンプライアンス態勢の一層の強化に向けた不断の取組みを通じて、企業価値の向上を図ってまいります。
① 企業統治の体制の概要等
A 体制の概要および当該体制の採用理由取締役会は取締役10名で構成され、企業理念および倫理憲章をふまえ、経営意思決定、経営監督機能を担う機関として、中期経営計画、業務計画などの経営戦略やリスク管理およびコンプライアンスにかかる基本方針を決定するとともに、業務執行の監督を行っております。
当行では、監査役制度を採用しており、監査役会は監査役4名(うち社外監査役2名)で構成されております。監査役は、監査役監査基準に基づき、取締役等の職務の執行を監査しております。
また、業務監督委員会(会社法上の委員会ではなく任意機関)を設置することにより、取締役会による業務執行の監督機能を補強し、コーポレート・ガバナンス体制のより一層の強化を図っております。同委員会は業務執行を行わない取締役のうち取締役会が選定した者を中心に構成しており、取締役頭取、取締役副頭取以下の取締役に加え取締役会で選任された執行役員(2014年6月23日現在、執行役員14名、うち取締役兼務6名)が担当する執行部門の業務執行状況のモニタリング等を行い、必要に応じて改善を促す取組みを行います。
業務執行にかかる重要事項については、取締役会の委任を受け分野ごとに設置された会議体(経営執行会議等)で決定しており、権限と責任を明確化したうえで経営環境の変化に的確かつ機動的に対応する体制を構築しております。
当行では、社外取締役1名を招聘しているほか、経営の意思決定の客観性を確保する観点から、社外の意見を経営に反映させるべく、頭取の任意の諮問機関として外部の有識者を中心に構成するアドバイザリーボード(原則四半期毎に開催される経営諮問委員会)を設置しております。
こうした体制の採用により、当行では、適切な経営の監督と迅速な業務執行を確保しております。
B 内部統制システムの整備に係る基本方針
当行グループでは、以下の基本方針を取締役会において決議し、内部統制システムの整備に取り組んでおります。
(a) 取締役の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
・当行グループは、企業理念を全ての活動の指針と位置付けており、また、コンプライアンスの基本方針として倫理憲章を定め、全役職員がこれを遵守します。
・取締役会は、取締役会規程に基づき運営を行い、業務執行を決するとともに、取締役の職務執行を監督します。取締役は、法令および定款、ならびに株主総会の決議を遵守し、取締役としての職務を忠実に遂行します。
・経営の監督と執行の分離を目的に任意で設置する業務監督委員会が執行部門の監督を行い、コーポレート・ガバナンスの維持・強化を図ります。
・社外取締役の招聘による社外の視点の経営意思決定への反映、監督機能の強化に努めます。
・当行は監査役設置会社であり、監査役は監査役会規程および監査役監査基準に基づき、取締役の職務につき監査します。
(b) 取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
・取締役の職務の執行に係る情報資産の管理は、法令等の定めによるほか、行内規定により適正に行います。
(c) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
・当行グループはリスク管理体制の強化を経営の最重要課題の一つとして位置付けており、健全性を維持しつつ収益の安定的向上を図ります。
・リスク管理およびコンプライアンスに関する組織、役割等と基本手続をリスク管理基本規程として定め、同規程に基づいて設置したリスク管理統括部署が、リスク管理体制の維持・強化を統括します。
・取締役会は、各期の業務計画においてリスク管理方針を決定するとともに、統合リスク・予算管理会議等においてリスクへの対応方針を決定し、その内容を取締役会へ報告します。
・各種リスク発生時の対応や事前対策等を非常事態対策要綱に定めており、損害を最小限に止め、事業の継続を図る体制を維持・強化します。
(d) 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
・取締役会を定例開催するほか、必要に応じて適宜開催するとともに、取締役会の権限委譲による決定機関として経営執行会議等を設置し、重要な業務執行に関わる事項の審議を行います。
・執行役員制度を設け、取締役会の決定に基づく業務執行について、各規程に決裁権限と責任の所在を定め、適切かつ有効な内部管理体制の構築と効率的な業務執行を実現します。
(e) 使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
・当行グループは、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つに位置付けるとともに、すべてのリスク管理の前提とし、コンプライアンス態勢の整備、強化を図ります。また、反社会的勢力等との関係遮断は、コンプライアンスに関する重要事項の一つとして認識しております。
・コンプライアンスの基本方針として倫理憲章を定め、また、リスク管理基本規程に基づいて設置したコンプライアンス統括部署がコンプライアンス態勢の維持・強化を統括します。
・取締役会は、毎年度のコンプライアンスプログラムを決定するとともに、コンプライアンス会議においてコンプライアンスに関する重要事項の審議を行い、その内容を取締役会に報告します。
・当行グループの全役職員が、グループ内で発生した違法行為等について所定の方法により主管部署もしくは弁護士事務所へ通報できる内部通報制度を設置しており、この適切な運用を行います。
(f) 当行および子会社からなる企業集団における業務の適正を確保するための体制
・グループ会社の業務運営はグループ会社運営規程等に基づいて行い、当行の常勤監査役がグループ会社の非常勤監査役に就任するとともに、当行の所管部長等が非常勤取締役に就任しており、これにより当行グループの業務の適正を確保します。
・当行とグループ会社の代表者で構成するグループ代表者経営連絡会において、当行グループの経営課題の問題解決を図るとともに、グループ会社統括部署がグループ会社の業務運営等に関する企画・調整を行います。
・当行の内部監査部門は、グループ会社に対し業務運営状況に関する監査等を実施します。また、監査役の監査職務の遂行により、内部統制システムの適切な整備が図られるよう、グループ全体の監査環境の整備に努めます。
・当行グループは財務報告に係る内部統制規程に基づき財務報告に係る内部統制の方針および計画を定めており、その適切な運用により財務報告の信頼性を確保します。
(g) 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、ならびに当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
・監査役を補助するための機関として監査役室を設置し、業務を行うために必要な担当者を配置しており、取締役会、業務執行部門、内部監査部門からの独立性を確保します。
(h) 取締役および使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
・取締役および使用人は、必要に応じて監査役に報告を行い、銀行経営に重要な影響を及ぼす情報については遅滞なく報告を行います。監査役は、取締役もしくはその他の者から報告を受けた場合は、これを監査役会に報告します。
(i) その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
・監査役会が定めた監査役監査基準に基づき、監査役監査が適正かつ円滑、効果的に行われるような監査環境を整備します。また、監査体制の中立性および独立性を確保するため、社外監査役の意見を尊重し、監査機能の一層の強化に努めます。
コーポレート・ガバナンス体制
C 内部統制システムの整備の状況
当行では、本部組織を業務執行(フロント)と企画・管理・監督(ミドル)、内部監査(オーディット)の機能別に明確に区分し、組織間の相互牽制を強化しております。また、客観的で実効性のある内部監査を実施するため、内部監査部門である監査部を被監査部門から独立させ、取締役会のもと、業務監督委員会が管轄する体制としております。これにより、内部監査部門の被監査部門に対する独立性や牽制機能を一層強化し、内部統制の適切性、有効性を検証しております。
経営のスタッフ部門である「経営統括本部」には、経営企画、経営管理を担当する経営企画部、経営管理部のほか、リスク管理、コンプライアンスを担当するリスク統括部、コンプライアンス部(総称して以下「内部統制部門」という。)を設置し、経営統括機能を強化しております。
D 内部監査および監査役監査の状況
(a) 内部監査
内部監査については、被監査部門から独立した監査部(2014年3月31日現在35名)が、本部・営業店・グループ会社の監査(業務監査、システム監査、自己査定、償却・引当などの監査)を実施し、各種リスク管理およびコンプライアンスの適切性・有効性の評価・検証を通じ、問題点の改善のための指導や提言をしております。監査結果については、定期的にコンプライアンス会議や取締役会へ報告するとともに、内部監査における指摘事項については改善状況を検証し、早期是正に向けたフォローアップを実施しております。
また、監査部は、監査役および会計監査人と定期的に情報交換の場を設け、相互連携を図っているほか、内部統制部門などが主催する行内の会議・委員会にも出席し、独立した立場から意見を述べています。
(b) 監査役監査
当行の監査役会は社外監査役2名を含む監査役4名で構成されております。監査役は、独立の機関として、公正不偏の立場で取締役の職務執行を監査することにより、当行グループの健全で持続的な成長と良質な企業統治体制を確立する責務を果たしております。
監査役は取締役会、経営執行会議、統合リスク・予算管理会議、コンプライアンス会議などの重要な会議に出席し、意見陳述を行い、また重要な書類・報告の閲覧や、営業店の実査などをとおして業務および財産の状況を監査しております。
常勤監査役2名は、銀行員として長年に亘り業務の執行や企業の財務・会計の分析に携わっており、両氏はこれら知見を活かして監査活動を適切に行っております。
また、監査役監査を有効かつ効率的に実施するため、各監査役間の情報の共有化をはじめ、内部監査部門、会計監査人と定期的に情報交換を行っております。
なお、監査役を補助する監査役室を設置し、専任のスタッフ3名を配置しております。
E 会計監査の状況
業務を執行した公認会計士氏名:指定有限責任社員 業務執行社員 大森茂・大須賀壮人
所属監査法人名:有限責任監査法人トーマツ
監査業務に係る補助者:23名(公認会計士9名、その他14名)
F 社外取締役及び社外監査役
(a) 社外取締役
社外取締役1名は、当行および当行グループの出身ではなく、当行のその他の取締役、監査役と人的関係はありません。
社外取締役 藤沢 久美は、日本初の投資信託評価会社を起業し代表取締役を務めたほか、株式会社ソフィアバンクの設立に参画して現在その代表取締役を務めております。また、金融庁金融審議会委員をはじめ多くの公職経験を有しております。
社外取締役(株式会社東京証券取引所の規則に基づく独立役員)は、取締役会に出席し、社外の視点、幅広い見地から経営の意思決定、監督を行います。
(b) 社外監査役
社外監査役2名は、当行および当行グループの出身ではなく、当行のその他の取締役、監査役と人的関係はありません。
社外監査役 齋藤 安彦は追手町法律事務所 弁護士であり、当行の顧問弁護士を務めております。当行との間には、顧問弁護士報酬として年間20百万円の取引および一般の取引と同様の条件による貸出取引があります。
社外監査役 石橋 三洋は、日本生命保険相互会社の代表取締役、複数の上場会社における社外取締役・社外監査役を務めておりました。当行は、日本生命保険相互会社と保険代理店契約の締結があり、同社では当行の代表取締役である中西勝則が総代を務めております。
社外監査役(うち1名は株式会社東京証券取引所の規則に基づく独立役員)は、取締役会に出席し、経営執行会議等の重要な会議の審議結果の報告を受け、独立した立場から必要な意見陳述を行っております。また、社外監査役は、内部監査部門、内部統制部門などが主催する行内の会議の審議内容についても、これらに出席している常勤監査役から報告を受けるとともに、当行の各部から必要に応じ直接説明を受けております。
(c) 社外取締役および社外監査役の独立性に関する基準または方針
当行では、社外取締役および社外監査役を株式会社東京証券取引所が定める独立役員として指定する基準について、同取引所が定める独立性の基準をもとに、取締役会において「独立役員の指定に関する規程」を定め、定量・定性的な明確化を図っております。
[指定基準の概要]
社外取締役および社外監査役のうち次のいずれにも該当しない者は、独立役員として指定することができる。
① 当行を主要な取引先とする者(※1)もしくはその業務執行者または当行の主要な取引先もしくはその業務執行者
② 当行から役員報酬以外に年間1,000万円を超える金銭その他の財産を得ている弁護士、公認会計士、税理士、各種コンサルタントその他の専門的サービス提供者(当該財産を得ている者が法人または組合等の団体である場合は当該団体に属する者をいう)
③ 社外取締役または社外監査役への就任前5年間において上記①および②に該当していた者
④ 次に掲げる者(※2)の配偶者または二親等内の親族
A 上記①から③までに掲げる者
B 当行または当行子会社の業務執行者(社外監査役を独立役員として指定する場合にあっては、業務執行者でない取締役を含む)
C 最近においてBに該当していた者
※1 当行を主力取引銀行とする者その他当行との取引実態に照らし親子会社・関連会社と同程度の影響を与え得る取引関係がある者
※2 部長相当職以上に該当しない者を除く
G 責任限定契約の内容の概要
当行は社外取締役および社外監査役との間で、会社法第423条第1項の賠償責任について、その職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、会社法第425条第1項に定義される最低責任限度額をもって損害賠償責任の限度とする契約を締結しております。
H 取締役の定数
当行の取締役は10名以内とする旨定款に定めております。
I 取締役の選任の決議要件
当行は、取締役の選任決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨および累積投票によらないものとする旨定款に定めております。
J 自己の株式の取得の決定機関
当行は、会社法第165条第2項の定めに従い、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨定款に定めております。これは、機動的に自己株式の取得を行うことを目的とするものであります。
K 中間配当の決定機関
当行は、会社法第454条第5項の定めに従い、取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものであります。
L 株主総会の特別決議要件
当行は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。
② リスク管理体制の整備の状況
経営を取り巻く環境の変化や業務の多様化・複雑化などに対し、銀行グループとして的確かつ適切に対応するため、リスク管理統括部署である「リスク統括部」、コンプライアンス統括部署である「コンプライアンス部」を設置し、統合的リスク管理体制およびコンプライアンス体制の一層の強化に取り組んでおります。統合的リスク管理においては、リスク資本配賦に基づくリスク・リターン管理を導入しており、リスクの顕在化に対する拠り所を中核的な自己資本とし、この一定範囲にリスク量をコントロールする体制を構築しております。
③ 役員の報酬等の内容
当行の取締役の報酬は、2007年6月26日開催の第101期定時株主総会における決議に基づいて確定金額報酬、業績連動型報酬および株式報酬型ストック・オプションから構成されております。業績連動型報酬は取締役の業績向上への意欲や士気を高める目的で、また株式報酬型ストック・オプションは取締役の企業価値増大への意欲や株主重視の経営意識を高めることを目的に導入しております。
当該定時株主総会において、確定金額報酬の年額(300百万円以内)、業績連動型報酬枠(当期純利益水準に応じて最大100百万円) および株式報酬型ストック・オプションの報酬枠(年額100百万円以内)が決議されており、その配分(株式報酬型ストック・オプションは支給時期を含む。)については、取締役会に一任を受けております。
また、当行の監査役の報酬は、確定金額報酬のみであり、当該定時株主総会において年額90百万円以内と決議されており、その配分は監査役の協議によることに一任を受けております。
なお、当行には、1億円以上の報酬等(主要な連結子会社の役員としての報酬等を含む。)を受けている役員はおりません。
当事業年度(自 2013年4月1日 至 2014年3月31日)
役員区分 | 員数 | 報酬等の総額 | |||||
(百万円) | 基本報酬 | 業績連動型報酬 | ストック・オ プション報酬 | その他 | |||
取締役 | 11 | 447 | 271 | 80 | 93 | 3 | |
監査役 | 2 | 55 | 55 | ― | ― | ― | |
社外役員 | 4 | 13 | 13 | ― | ― | ― | |
計 | 17 | 516 | 340 | 80 | 93 | 3 |
(注)1 当行では、2007年に取締役および監査役の退職慰労金制度を廃止しております。
2 その他は家賃補助および交通費であります。
3 「基本報酬」に「その他」を加えた金額は、2007年6月26日開催の定時株主総会にて決議された確定金額報酬の報酬枠の範囲内となっております。
当期純利益水準(単体) | 報酬枠 | |
~100億円以下 | 0 | |
100億円超~200億円以下 | 10百万円 | |
200億円超~250億円以下 | 20百万円 | |
250億円超~300億円以下 | 30百万円 | |
300億円超~350億円以下 | 40百万円 | |
350億円超~400億円以下 | 60百万円 | |
400億円超~450億円以下 | 80百万円 | |
450億円超 | 100百万円 |
新株予約権の目的となる株式の種類 | : | 普通株式 | |
新株予約権の個数 | : | 年間上限1,000個。新株予約権1個当たりの目的となる株式数は100株。 | |
新株予約権の行使時の払込金額 | : | 新株予約権の行使により付与される株式1株当たりの金額を1円とし、これに新株予約権1個当たりの目的となる株式数を乗じた金額とする。 | |
新株予約権の行使期間 | : | 新株予約権の割当日の翌日から25年以内。 | |
新株予約権の行使条件 | : | 新株予約権者は、取締役の地位の喪失日の翌日から10日を経過する日までに限り、新株予約権を行使可能。その他の新株予約権者の行使条件は、取締役会にて定める。 |
④ 株式の保有状況
イ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の銘柄及び貸借対照表計上額銘柄数 | 321銘柄 |
貸借対照表計上額の合計額 | 272,143百万円 |
ロ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的
(前事業年度)
貸借対照表計上額が資本金額の100分の1を超える銘柄は次のとおりであります。
(特定投資株式)
銘 柄 | 株式数 (株) | 貸借対照表計上額(百万円) | 保有目的 | |
スズキ株式会社 | 14,500,723 | 30,611 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
東京海上ホールディングス株式会社 | 5,602,948 | 14,847 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
トヨタ自動車株式会社 | 2,841,698 | 13,810 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
第一三共株式会社 | 6,390,930 | 11,599 | 同上 | |
東海旅客鉄道株式会社 | 1,003,900 | 9,958 | 同上 | |
三菱商事株式会社 | 5,702,510 | 9,939 | 同上 | |
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 17,335,580 | 9,673 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
ヤマハ発動機株式会社 | 6,813,708 | 8,789 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
ヤマハ株式会社 | 8,349,855 | 7,798 | 同上 | |
三菱地所株式会社 | 2,754,109 | 7,149 | 同上 | |
株式会社ニコン | 2,996,112 | 6,684 | 同上 | |
小田急電鉄株式会社 | 5,605,422 | 6,563 | 同上 | |
三菱電機株式会社 | 5,837,053 | 4,418 | 同上 | |
DOWAホールディングス株式会社 | 3,736,917 | 2,750 | 同上 |
銘 柄 | 株式数 (株) | 貸借対照表計上額(百万円) | 保有目的 | |
JXホールディングス株式会社 | 5,277,089 | 2,749 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
株式会社T&Dホールディングス | 2,408,000 | 2,735 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
株式会社セブン&アイ・ホールディングス | 797,641 | 2,484 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
株式会社セブン銀行 | 7,500,000 | 2,287 | 同上 | |
株式会社フジクラ | 7,713,125 | 2,259 | 同上 | |
東洋製罐株式会社 | 1,675,284 | 2,218 | 同上 | |
京浜急行電鉄株式会社 | 2,234,000 | 2,200 | 同上 | |
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 | 1,063,336 | 2,196 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
株式会社東芝 | 4,587,187 | 2,165 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
浜松ホトニクス株式会社 | 537,600 | 2,037 | 同上 | |
大和ハウス工業株式会社 | 1,104,708 | 2,010 | 同上 | |
ダイキン工業株式会社 | 500,000 | 1,845 | 同上 | |
NKSJホールディングス株式会社 | 917,584 | 1,802 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
静岡瓦斯株式会社 | 2,682,215 | 1,764 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
横浜ゴム株式会社 | 1,605,735 | 1,737 | 同上 | |
住友商事株式会社 | 1,335,485 | 1,573 | 同上 | |
KDDI株式会社 | 398,600 | 1,542 | 同上 | |
スター精密株式会社 | 1,582,200 | 1,468 | 同上 | |
株式会社群馬銀行 | 2,533,698 | 1,434 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
東芝機械株式会社 | 2,980,400 | 1,376 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
塩野義製薬株式会社 | 705,744 | 1,371 | 同上 | |
明治ホールディングス株式会社 | 307,111 | 1,340 | 同上 | |
株式会社TOKAIホールディングス | 4,065,527 | 1,325 | 同上 | |
日清食品ホールディングス株式会社 | 300,000 | 1,315 | 同上 | |
株式会社ツムラ | 375,000 | 1,303 | 同上 | |
株式会社IHI | 4,422,000 | 1,264 | 同上 | |
特種東海製紙株式会社 | 5,759,258 | 1,232 | 同上 | |
日本電気硝子株式会社 | 2,532,180 | 1,210 | 同上 | |
株式会社富士テクニカ宮津 | 1,675,940 | 1,183 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大、事業再生支援 | |
株式会社みずほフィナンシャルグループ | 5,746,460 | 1,143 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
NTN株式会社 | 4,309,538 | 1,055 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
電源開発株式会社 | 421,080 | 1,043 | 同上 | |
日機装株式会社 | 899,732 | 1,031 | 同上 |
(注) 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
(みなし保有株式)
銘 柄 | 株式数 (株) | 貸借対照表計上額(百万円) | 権限の内容 | |
第一三共株式会社 | 5,000,000 | 9,075 | 議決権行使権限 | |
株式会社ニコン | 2,000,000 | 4,462 | 同上 |
(注)1 事業年度末の時価に議決権行使権限の対象となる株式の数を乗じた額を貸借対照表計上額としております。
2 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
(当事業年度)
貸借対照表計上額が資本金額の100分の1を超える銘柄は次のとおりであります。
(特定投資株式)
銘 柄 | 株式数 (株) | 貸借対照表計上額(百万円) | 保有目的 | |
スズキ株式会社 | 14,500,723 | 39,064 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
東京海上ホールディングス株式会社 | 5,602,948 | 17,357 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
トヨタ自動車株式会社 | 2,841,698 | 16,555 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
東海旅客鉄道株式会社 | 1,003,900 | 12,107 | 同上 | |
ヤマハ発動機株式会社 | 6,813,708 | 11,208 | 同上 | |
第一三共株式会社 | 6,390,930 | 11,107 | 同上 | |
ヤマハ株式会社 | 8,349,855 | 11,096 | 同上 | |
三菱商事株式会社 | 5,702,510 | 10,926 | 同上 | |
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 17,335,580 | 9,829 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
三菱電機株式会社 | 5,837,053 | 6,782 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
三菱地所株式会社 | 2,754,109 | 6,736 | 同上 | |
小田急電鉄株式会社 | 5,605,422 | 4,983 | 同上 | |
株式会社ニコン | 2,996,112 | 4,979 | 同上 | |
株式会社フジクラ | 7,713,125 | 3,640 | 同上 | |
DOWAホールディングス株式会社 | 3,736,917 | 3,221 | 同上 | |
株式会社セブン&アイ・ホールディングス | 797,641 | 3,145 | 同上 | |
株式会社セブン銀行 | 7,500,000 | 3,037 | 同上 | |
ダイキン工業株式会社 | 500,000 | 2,891 | 同上 | |
JXホールディングス株式会社 | 5,277,089 | 2,622 | 同上 | |
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 | 1,063,336 | 2,513 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
浜松ホトニクス株式会社 | 537,600 | 2,499 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
NKSJホールディングス株式会社 | 917,584 | 2,433 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
KDDI株式会社 | 398,600 | 2,382 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
株式会社東芝 | 4,587,187 | 2,004 | 同上 | |
明治ホールディングス株式会社 | 307,111 | 1,999 | 同上 | |
スター精密株式会社 | 1,582,200 | 1,968 | 同上 | |
京浜急行電鉄株式会社 | 2,234,000 | 1,943 | 同上 | |
大和ハウス工業株式会社 | 1,104,708 | 1,934 | 同上 | |
株式会社IHI | 4,422,000 | 1,919 | 同上 | |
住友商事株式会社 | 1,335,485 | 1,753 | 同上 | |
静岡瓦斯株式会社 | 2,682,215 | 1,689 | 同上 | |
横浜ゴム株式会社 | 1,605,735 | 1,557 | 同上 | |
NTN株式会社 | 4,309,538 | 1,512 | 同上 | |
株式会社T&Dホールディングス | 1,204,000 | 1,477 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
東芝機械株式会社 | 2,980,400 | 1,454 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
株式会社TOKAIホールディングス | 4,065,527 | 1,426 | 同上 | |
日清食品ホールディングス株式会社 | 300,000 | 1,396 | 同上 | |
塩野義製薬株式会社 | 705,744 | 1,350 | 同上 |
銘 柄 | 株式数 (株) | 貸借対照表計上額(百万円) | 保有目的 | |
日本電気硝子株式会社 | 2,532,180 | 1,344 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
特種東海製紙株式会社 | 5,759,258 | 1,324 | 同上 | |
電源開発株式会社 | 421,080 | 1,227 | 同上 | |
株式会社みずほフィナンシャルグループ | 5,746,460 | 1,172 | 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化 | |
新日鐵住金株式会社 | 3,852,504 | 1,086 | 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大 | |
日機装株式会社 | 899,732 | 1,031 | 同上 | |
アサヒグループホールディングス株式会社 | 350,000 | 1,011 | 同上 | |
清水建設株式会社 | 1,773,907 | 949 | 同上 | |
株式会社ツムラ | 375,000 | 930 | 同上 |
(注) 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
(みなし保有株式)
銘 柄 | 株式数 (株) | 貸借対照表計上額(百万円) | 権限の内容 | |
第一三共株式会社 | 5,000,000 | 8,690 | 議決権行使権限 | |
株式会社ニコン | 2,000,000 | 3,324 | 同上 |
(注)1 事業年度末の時価に議決権行使権限の対象となる株式の数を乗じた額を貸借対照表計上額としております。
2 特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。
ハ 保有目的が純投資目的である投資株式の貸借対照表計上額、受取配当金、売却損益及び評価損益
該当事項はありません。
ニ 当事業年度中に投資株式のうち、保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
ホ 当事業年度中に投資株式のうち、保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ コーポレート・ガバナンスの充実に向けた取り組みの最近1年間における実施状況
当行では、金融商品取引法に基づく内部統制報告制度への対応として、経営企画部が内部統制の全体運営を行い、監査部が内部統制評価部署として独立的評価を実施しました。また、財務報告に関する課題に対応するため、財務報告委員会を設置しており、財務報告の正確性および整合性の確保に向け、組織横断的に取り組んでいます。
企業情報の開示につきましては、経営企画部を主管部署とする体制のもと、株式会社東京証券取引所が定める有価証券上場規程に基づく開示のほか、任意情報の開示を積極的に行っております。さらには、ディスクロージャー誌の発行、個人のお客さまを対象としたミニディスクロージャー誌の発行に加えて、投資家の皆さまを対象とした「会社説明会」を6回開催したほか、欧米やアジアの機関投資家を対象とする海外IRを4回実施しました。また、地域のお客さま向けに「静岡県経済の展望と静岡銀行の取組み」と題した企業説明会を5回開催するなど積極的に情報開示を行い、経営の透明性の一層の向上につとめております。
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