有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002EFI
株式会社伊予銀行 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
(注) 連結粗利益 = (資金運用収益-資金調達費用) + (役務取引等収益-役務取引等費用) + (その他業務収益-その他業務費用)
貸出金残高に占める割合は2.10%と引続き低水準を維持しております。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却等により956億93百万円となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い等により△33億40百万円となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度比690億43百万円増加して2,597億円となりました。
(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
損益の状況
前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |||
連結粗利益 | 90,536 | 96,943 | 6,407 | ||
資金利益 | 78,215 | 80,467 | 2,252 | ||
役務取引等利益 | 8,107 | 7,986 | △121 | ||
その他業務利益 | 4,212 | 8,490 | 4,278 | ||
営業経費 | (△) | 49,230 | 50,156 | 926 | |
信用コスト | (△) | 8,165 | 4,692 | △3,473 | |
貸出金償却 | (△) | 157 | 94 | △63 | |
個別貸倒引当金純繰入額 | (△) | 10,577 | 3,620 | △6,957 | |
一般貸倒引当金繰入額 | (△) | △1,332 | 1,401 | 2,733 | |
偶発損失引当金繰入額 | (△) | 29 | 23 | △6 | |
特定海外債権引当勘定繰入額 | (△) | ― | ― | ― | |
その他の債権売却損等 | (△) | 619 | 1,045 | 426 | |
貸倒引当金戻入益 | ― | ― | ― | ||
償却債権取立益 | 1,885 | 1,492 | △393 | ||
株式等関係損益 | △1,972 | 2,275 | 4,247 | ||
その他 | 1,418 | 1,408 | △10 | ||
経常利益 | 32,586 | 45,779 | 13,193 | ||
特別損益 | △962 | △1,525 | △563 | ||
税金等調整前当期純利益 | 31,623 | 44,253 | 12,630 | ||
法人税、住民税及び事業税 | (△) | 11,703 | 15,540 | 3,837 | |
法人税等調整額 | (△) | △65 | 1,463 | 1,528 | |
少数株主利益 | (△) | 1,608 | 1,116 | △492 | |
当期純利益 | 18,377 | 26,133 | 7,756 |
(注) 連結粗利益 = (資金運用収益-資金調達費用) + (役務取引等収益-役務取引等費用) + (その他業務収益-その他業務費用)
① 連結粗利益
連結粗利益は、有価証券利息配当金の増加による資金利益の増加により、前連結会計年度比64億7百万円増加して969億43百万円となりました。② 営業経費
営業経費は、システム投資による物件費の増加により、前連結会計年度比9億26百万円増加して501億56百万円となりました。③ 信用コスト
信用コストは、お取引先のランクダウン・倒産の減少による個別貸倒引当金純繰入額の減少により、前連結会計年度比34億73百万円減少して46億92百万円となりました。④ 株式等関係損益
株式等関係損益は、株式等売却益の増加及び株式等償却の減少により、前連結会計年度比42億47百万円増加して22億75百万円となりました。⑤ 特別損益
特別損益は、減損損失の増加により、前連結会計年度比5億63百万円減少して△15億25百万円となりました。(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
① 預金等
譲渡性預金を含めた預金等は、個人預金・法人預金ともに順調に増加しており、前連結会計年度比825億円増加して5兆1,991億円となりました。前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
預金等(末残) | 5,116,636 | 5,199,147 | 82,511 |
うち個人預金 | 3,206,687 | 3,270,369 | 63,682 |
② 貸出金
貸出金は、事業性貸出・住宅ローンを中心とした個人融資ともに順調に増加しており、前連結会計年度比721億円増加して3兆7,082億円となりました。前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
貸出金(末残) | 3,636,072 | 3,708,249 | 72,177 |
うち個人融資(単体) | 908,343 | 918,338 | 9,995 |
③ リスク管理債権
リスク管理債権は、前連結会計年度比67億円減少して780億円となりました。貸出金残高に占める割合は2.10%と引続き低水準を維持しております。
前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
破綻先債権額 | 4,281 | 2,945 | △1,336 |
延滞債権額 | 61,844 | 57,822 | △4,022 |
3ヵ月以上延滞債権額 | 2,392 | 3,391 | 999 |
貸出条件緩和債権額 | 16,254 | 13,893 | △2,361 |
合計 | 84,773 | 78,053 | △6,720 |
貸出金残高比率 | 2.33% | 2.10% | △0.23% |
リスク管理債権に対する引当率 | 76.72% | 77.71% | 0.99% |
④ 有価証券
有価証券は、国債等の売却により、前連結会計年度比777億円減少して1兆7,498億円となりました。前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
有価証券(末残) | 1,827,529 | 1,749,815 | △77,714 |
国債 | 796,372 | 702,356 | △94,016 |
地方債 | 298,828 | 277,590 | △21,238 |
社債 | 120,919 | 119,053 | △1,866 |
株式 | 212,266 | 231,312 | 19,046 |
その他の証券 | 399,141 | 419,501 | 20,360 |
(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
営業活動によるキャッシュ・フローは、貸出金の増加等により△233億39百万円となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却等により956億93百万円となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い等により△33億40百万円となりました。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度比690億43百万円増加して2,597億円となりました。
前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 134,275 | △23,339 | △157,614 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △48,035 | 95,693 | 143,728 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △4,635 | △3,340 | 1,295 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 190,656 | 259,700 | 69,043 |
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