株式会社南日本銀行 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)

(1)財政状態
① 総資産・純資産
当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度に比べ174億円増加して7,298億円となりました。また、純資産は前連結会計年度に比べ2億円減少して380億円となりました。
② 連結自己資本比率(国内基準)
当連結会計年度の連結自己資本比率は、8.71%となりました。

(2)経営成績
① 主要勘定
預金は、安定した資金調達を第一に考え、一般の個人・法人預金を中心に増強を図った結果、当連結会計年度の残高は、前連結会計年度に比べ155億円増加して6,753億円となりました。
貸出金は、中小企業・個人向けの中・小口貸出等を中心に増強を図り、前連結会計年度に比べ154億円増加して5,407億円となりました。
有価証券は、前連結会計年度に比べ52億円増加して988億円となりました。
② 損益
当連結会計年度の経常収益は、有価証券関係損益等の増加により、前連結会計年度に比べ19億8千9百万円増加して 204億8千万円となりました。
一方、経常費用は与信関連費用の増加により、前連結会計年度に比べ12億8千5百万円増加して 174億9千3百万円となりました。
以上の結果、経常利益は前連結会計年度に比べ7億5百万円増加して29億8千7百万円となりました。また当期純利益は前連結会計年度に比べ8億3千4百万円増加して26億1千1百万円となりました。
また、1株当たりの当期純利益は、29円78銭となりました。

(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、コールローンの減少及び預金の増加により、419億4千万円のプラスとなりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得等から、57億5千6百万円のマイナスとなりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により6億1千8百万円のマイナスとなりました。
以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度の残高は、前連結会計年度の残高に比べ 355億6千6百万円増加して610億1千8百万円となりました。