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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003MI9

有価証券報告書抜粋 マルサンアイ株式会社 業績等の概要 (2014年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、アベノミクスによる経済政策や金融緩和を背景に円安及び株価の上昇など景気回復の兆しが見られたものの、2014年4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により個人消費が伸び悩むなど、業界において差異が見られ、企業を取り巻く環境は、不透明な状況が続いております。
食品業界におきましては、世界的な穀物価格の高止まりに加え、円安による輸入原材料や包材価格の上昇並びに電力の値上げ等、内需産業にとって経営環境は大変厳しい状況にあります。
みそ業界におきましては、競合メーカーとの競争激化による販売単価の下落や、食の多様化による出荷数量の減少が続いております。その一方で、「和食」がユネスコ文化遺産に登録されたことにより、今後国内外においてみその取扱いの増加が期待されます。
豆乳業界につきましては、健康志向の高まりを背景に、市場は引き続き堅調に推移しているものの、伸長率は鈍化しております。
このような環境の中で、当社は消費者の皆様方に安全で安心できる製品の提供に努めるとともに、事業の効率化やコスト削減に努め、経営基盤の強化に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は221億62百万円(前連結会計年度比0.9%増)、営業利益は2億69百万円(前連結会計年度比36.3%減)、経常利益は4億32百万円(前連結会計年度比21.4%減)、当期純利益は1億74百万円(前連結会計年度比47.2%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。

① みそ事業
消費税増税による消費落ち込みにより、予想以上に生みそ、調理みそが減少したため、売上高は、51億45百万円(前連結会計年度比3.8%減)となりました。

販売単価の回復が見られたものの、消費税増税による消費落ち込み及び主力製品のダウンサイジング化等により出荷数量が減少したため、売上高は、38億89百万円(前連結会計年度比4.1%減)となりました。
2013年9月に、東西エリアのだし入りみその市場を獲得するために「みそ職人 旨味贅沢」を発売いたしました。塩分ひかえめながら、だしの旨味でおいしさを追求し、本みりん「九重櫻」や国産限定のだしを使用した贅沢なだし入りみそです。2014年3月には同シリーズの赤だしタイプ、400gの小容量タイプを発売し、旨味贅沢ブランドの育成に努めました。
又、主力製品であるガセットみそ(純正こうじ、減塩純正こうじ、懐石、赤だしこうじ等)の容量を2014年2月より1kgから750gにダウンサイズいたしました。市場の動向に対応した容量としつつ、販売単価の上昇を図りました。なお、消費税増税対策として、増税時期にあわせてリニューアルいたしました。
又、2014年9月には「味の饗宴」シリーズとして、新たに20%減塩無添加生を発売し、味の饗宴ブランドの強化と市場が拡大している減塩市場に対応いたしました。
子会社の玉井味噌では、国産素材100%熟成こうじ無添加生750g(赤色タイプ)の姉妹品として淡色タイプの十割こうじ750gを発売いたしました。又、だし入りみそ650gシリーズをさらに強化するため、「コクとうまみ」シリーズにあわせ、こしタイプの2品をラインナップに加えました。



鍋スープ市場は、新規参入も多く、価格も乱れがちであることから、当社は適正価格による販売に徹しました。その結果、みそ関連鍋スープの出荷量が減少したため、売上高は、7億94百万円(前連結会計年度比8.3%減)となりました。
2014年3月に、地元キャラクターのオカザえもんとのコラボレーション製品「麺にからめて旨みそ3食入」を発売いたしました。又、当社初となる電子レンジ対応製品「牛肉の肉じゃが」を発売し、新たなカテゴリーの売り場の獲得にチャレンジいたしました。主力のスパウト製品では、特定企業向け製品の販売強化により売上増加を図りました。2014年9月には、ストレート鍋シリーズの容量をすべて750gとし、デザインを統一して市場のシェア獲得を図りました。特に主力のキムチ鍋等はリニューアルし、味を改良いたしました。関連商材として、鍋スープのアレンジ調味料「ちょいツケ ちょいタシ鍋プラス(辛っうまみそ・酒粕みそ)180g」を発売し、いつもの味を簡単に変えられる食べ方を提案いたしました。
又、子会社の玉井味噌では、同社の匠みそを使用したおかずみそシリーズの姉妹品として「ごろっと野菜」、「深川風あさり味噌」を発売いたしました。
業務用ルートでは、2014年9月に、みそおでん用たれの素として「煮込み用味噌の素600g」を発売し、業務分野に愛知の味を啓発してまいります。


特定企業向けの製品、フリーズドライの製品等が好調に推移したため、売上高は、4億61百万円(前連結会計年度比8.7%増)となりました。
需要が増大しているフリーズドライ製品の強化を図りました。2014年3月にはみそと豆乳を使用し、パンにも合う洋食風のスープ「トマトの赤みそスープ 豆乳仕立て」、「野菜の白みそスープ 豆乳仕立て」を発売いたしました。2014年9月には沢の鶴様の酒粕を使用した粕汁シリーズの姉妹品として「粕汁 鶏肉と水菜やさしさ仕立て」を発売いたしました。又、フリーズドライの多食タイプとして「香り楽しむほっとおみそ汁 8食入」を発売し、「おわんにポン!!赤だし・あわせ5食入り」をリニューアル発売いたしました。

② 豆乳飲料事業
消費税増税の影響を受けたものの、豆乳の海外輸出の増加及びアーモンド飲料の堅調な推移により、売上高は、162億14百万円(前連結会計年度比2.9%増)となりました。
なお、持分法適用関連会社のアメリカン・ソイ・プロダクツINC.につきましては、持分法による投資損失4百万円を営業外費用に計上しております。


海外輸出の増加により堅調に推移し、売上高は、130億77百万円(前連結会計年度比2.4%増)となりました。
2014年3月には、幅広い購買層においしく飲んでいただける「豆乳飲料ブルーベリー200ml」と、健康志向のより高い購買層向けに「豆乳飲料青汁200ml」を発売いたしました。又、Run(ランニング)と豆乳の植物性タンパク質の関係をテーマに、ウルトラマラソンランナーである岩本能史氏とタイアップし、スポーツ後の身体の回復を目的とした豆乳飲料「SOY BE UP(ソイ・ビー・アップ)200ml」を開発いたしました。以前より、東京、大阪、名古屋ウィメンズマラソン等のマラソン大会において、協賛ブースに参画し、豆乳を啓発してまいりましたが、この度、FMラジオの提供番組「marusan豆乳サイエンス」内で岩本氏監修のもと商品化いたしました。現在ランナーと接する場面にてサンプリングを実施し、市場の定着に努めております。又、通信販売専用製品では主力である「しみこむ豆乳飲料」、「しみこむ豆乳飲料抹茶味」をリニューアルし、拡売に努めております。

2014年9月には豆乳の基幹ラインナップである「カロリーオフ豆乳シリーズ」のリニューアルを実施し、2014年秋口に向けてのプロモーション、10月12日の豆乳の日にあわせた販売促進の強化に努めました。新製品として「豆乳飲料オレンジカロリー50%オフ200ml」、「豆乳飲料バナナカロリー50%オフ200ml」も発売いたしました。カロリーオフシリーズ製品は、前連結会計年度比13%増加と好調であり、「豆乳飲料オレンジカロリー50%オフ200ml」は、食品展示会の洋日配飲料部門で1位を獲得し、販売店における新規導入の起因となりました。又、ひとつ上の豆乳シリーズの新フレーバーとして、「カフェモカ」を追加発売し、発売以来最大となる7アイテムの品揃えにして、高付加価値帯へ提案いたしました。
東日本エリアの「豆乳グルト」は、共同購入による販売にも取り組み、スーパーの販売店数も徐々に増えております。2014年3月には、フルーツグラノーラ付120gの小容量タイプも発売いたしました。


アーモンド飲料が堅調に推移したため、売上高は、31億36百万円(前連結会計年度比4.9%増)となりました。
2013年9月に米国ブルーダイヤモンドグロワーズ社とライセンス契約を結んだアーモンド飲料「アーモンドブリーズ200ml」を発売し、その後、2014年3月には砂糖不使用、9月にはバナナ味を姉妹品として発売いたしました。米国では、アーモンド飲料の市場が急成長しており、最近では、豆乳より多く販売されている飲料となっております。日本におけるアーモンド飲料市場の拡大、育成を引き続き図ってまいります。

③ その他食品事業
鍋スープ市場は、新規参入も多く、価格も乱れがちであることから、当社は適正価格による販売に徹しました。その結果、その他鍋スープの出荷量が減少したため、売上高は、8億2百万円(前連結会計年度比7.7%減)となりました。
調理みそカテゴリーと同様に、2014年9月に、その他食品事業に含まれるストレート鍋スープをリニューアルいたしました。特に「塩ちゃんこ鍋スープ」は、鶏ガラスープと昆布エキスの旨味に藻塩とほのかな柚子の香りを加え、飽きのこない味に変更しております。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ5億54百万円増加し、18億20百万円(前連結会計年度比43.8%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、11億8百万円(前連結会計年度は5億63百万円の資金増加)となりました。これは、減価償却費7億78百万円及び税金等調整前当期純利益3億20百万円等の資金増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、4億4百万円(前連結会計年度は12億45百万円の資金減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出4億21百万円等の資金減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1億52百万円(前連結会計年度は81百万円の資金増加)となりました。これは、長期借入れによる収入26億20百万円及び定期預金の払戻による収入2億57百万円等の資金増加に対し、長期借入金の返済による支出26億79百万円、定期預金の預入による支出2億75百万円及び配当金の支払額74百万円等の資金減少によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00422] S1003MI9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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