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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027NY

有価証券報告書抜粋 エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調となりました。先行きにつきましては、当面、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動により弱さが残るものの、次第にその影響が薄れ、各種政策の効果が発現する中で、緩やかに回復していくことが期待されております。一方で、海外景気の下振れにより、下押しされるリスクが存在しております。
賃貸オフィス市場におきましては、緩やかながらも空室率が改善傾向にある一方、賃料相場は弱含み傾向が続きました。マンション分譲市場におきましては、低金利等を背景にした底堅い消費者の購入マインドに支えられ、好調に推移いたしました。
また、2014年1月1日時点の地価公示におきましては、全国平均では依然として下落しているものの、下落率の縮小傾向が継続し、三大都市圏平均では上昇に転換するなど、回復傾向も見られました。
こうした事業環境の中、当社グループは、賃貸ビルの新規竣工や分譲マンションの引渡戸数の増加等を通じた収益力の強化に取り組みつつ、持続的な成長を目指して着実に事業を展開いたしました。また、英国においては、ロンドン市のオフィスビル「265 Strand」を取得するとともに、米国においては、現地法人を設立し、ニューヨーク市でのオフィス・商業複合ビルの再開発プロジェクトに参画するなど、グローバル事業の推進にも努めました。
以上の結果、当連結会計年度における経営成績は、営業収益は189,186百万円(前期比26,017百万円増、15.9%増)、営業利益は30,458百万円(前期比3,057百万円増、11.2%増)、経常利益は24,865百万円(前期比2,848百万円増、12.9%増)となりました。また、固定資産売却に伴う特別利益および特別損失を計上したことや法人税等により、当期純利益は11,343百万円(前期比730百万円減、6.1%減)となりました。
当連結会計年度のセグメントごとの営業収益の状況は、以下のとおりであります。なお、本文において各事業の営業収益はセグメント間の内部営業収益または振替高を含んだ数値を記載しております。

① 不動産賃貸事業
当連結会計年度における不動産賃貸事業につきましては、既存物件の賃料収入の減少等の影響があった一方、アーバンネット神田ビル(東京都千代田区)、「大手町フィナンシャルシティ ノースタワー」(東京都千代田区)、グランフロント大阪(大阪府大阪市)等の前連結会計年度に竣工した物件および新たに竣工した物件の賃料収入等による収益の確保に取り組んでまいりました。また、当連結会計年度においては、アーバンネット入船ビル(東京都中央区)等の売却を行いました。
一方、新規ビルの開発事業につきましては、芝浦水再生センター再構築に伴う上部利用事業〔品川シーズンテラス〕(東京都港区)、(仮称)目白2丁目プロジェクト(東京都豊島区)、(仮称)日本橋二丁目計画(東京都中央区)、(仮称)銀座一丁目計画(東京都中央区)等が進行中であります。
なお、当連結会計年度においては、「レソラ サウステラス」(福岡県福岡市)等が竣工いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における不動産賃貸事業の営業収益は96,595百万円(前期比2,086百万円増、2.2%増)、営業費用は69,406百万円(前期比4,113百万円増、6.3%増)、営業利益は27,189百万円(前期比2,026百万円減、6.9%減)となりました。
② 分譲事業
当連結会計年度における分譲事業につきましては、「WELLITH(ウェリス)」ブランドのもと、豊かな暮らしの場の創造、そして、資産価値を保てる良質な住まいづくりを目指してマンション分譲を中心とした事業を展開いたしました。
マンション分譲につきましては、ウェリス代官山猿楽町(東京都渋谷区)、ウェリス有栖川(東京都港区)、ウェリス稲毛(千葉県千葉市)、ウェリス舞子(兵庫県神戸市)等の引渡しを行い、過年度竣工物件を含め過去最多となる1,423戸の引渡しを行いました。また、当連結会計年度には、新たにウェリスつくば研究学園テラス(茨城県つくば市)、ウェリス鶴見緑地(大阪府大阪市)等の販売を開始いたしました。宅地・戸建分譲につきましては、ウェリスパーク新宮杜の宮(福岡県糟屋郡)等の引渡しを行いました。
以上の結果、当連結会計年度における分譲事業につきましては、マンションの引渡戸数の増加や販売単価の上昇等により、営業収益は79,537百万円(前期比24,598百万円増、44.8%増)、営業費用は71,315百万円(前期比19,290百万円増、37.1%増)、営業利益は8,222百万円(前期比5,307百万円増、182.1%増)となりました。

③ その他
当連結会計年度におけるその他の事業につきましては、工事進行基準を適用した「大手町フィナンシャルシティ ノースタワー」が前連結会計年度に竣工し収益実績がないことや連結子会社における受託工事収入の増加などにより、営業収益は18,532百万円(前期比397百万円減、2.1%減)、営業費用は16,802百万円(前期比546百万円減、3.2%減)、営業利益は1,729百万円(前期比148百万円増、9.4%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5,989百万円増加し、18,798百万円となりました。なお、当連結会計年度末におけるフリー・キャッシュ・フローは前期比5,704百万円増加し、13,907百万円の収入となりました。

(注)フリー・キャッシュ・フローの算定式は、以下のとおりであります。
「フリー・キャッシュ・フロー =
(営業活動によるキャッシュ・フロー)+(投資活動によるキャッシュ・フロー)」

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローは、51,870百万円の収入となり、前期比3,780百万円増加しました。これは、売上債権の増加(前期比5,973百万円)による支出の増加があった一方、税金等調整前当期純利益の増加(前期比1,368百万円)、たな卸資産の減少(前期比5,515百万円)、仕入債務の増加(前期比3,537百万円)による収入の増加があったことなどによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、37,962百万円の支出となり、前期比では支出が1,923百万円減少しました。これは、有形固定資産の売却(前期比17,043百万円増)および関係会社有価証券の売却(前期比5,639百万円増)による収入の増加が、有形固定資産の取得(前期比26,221百万円増)による支出の増加を上回ったことなどによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、8,656百万円の支出となりました。これは、長期借入金の返済(64,689百万円)、社債の償還(62,123百万円)、配当金の支払(5,594百万円)等による支出が、長期借入れ(119,222百万円)、社債の発行(15,990百万円)による収入を上回ったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04030] S10027NY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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