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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029UR

有価証券報告書抜粋 広島電鉄株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

今後の経済見通しにつきましては、政府の経済政策に対する期待感が強いものの、2014年4月からの消費税増税による景気後退への懸念や海外経済の減速など、デフレ脱却や景気回復といったことが国民の実体経済に反映されるかどうか先行きが不透明な状況であり、当社グループを取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続くものと思われます。
このような情勢のもと、当社グループといたしましては、様々な経営課題に取り組むとともに、経営環境の変化への迅速な対応と安定した収益構造の構築に努め、安全性の確保を前提としたうえで、個々のお客様のニーズに応じたサービスや商品の提供による収益の獲得と、厳しい計数管理に基づく経費の削減などに取り組み、収益性の向上に努めてまいります。また、広島市が事業主体である電車の広島駅前通り線の整備や、広島県と廿日市市が事業主体である宮島口整備事業、広島大学跡地の活用策「ひろしまの『知の拠点』再生プロジェクト」といった事業を関係機関と協力しながら推進してまいります。

各セグメントによる対処すべき課題については、次のとおりであります。

(1)運輸業
運輸業におきましては、少子高齢化の進展による乗車人員の減少傾向に加え、今後も雇用情勢、所得環境の悪化が懸念され、厳しい経営環境が続くものと思われますが、安全と安心の確保や法令の遵守に努めるとともに、事業体質の改善強化を目指した施策を推し進めてまいります。
鉄軌道事業におきましては、広島駅前通り線の早期実現や、超低床電車の継続的導入、電停の整備やロケーションシステムの高度化等により、速達性・利便性・快適性・バリアフリー化の向上を目指し、路面電車のLRT化に向けて引き続き取り組んでまいります。
自動車事業におきましては、バスの運行情報をリアルタイムにお客様へ提供するバスロケーションシステムの導入を、広島県バス協会を中心とした県内の事業者と協同で、2014年度からの段階的な導入に向けて取り組むとともに、ノンステップバスやハイブリッドバスなど、バリアフリーや環境に配慮した車両の導入を引き続き推進してまいります。また、JR山陽本線の白島地区新駅開業、JR可部線延伸など、公共交通インフラの整備にあわせて新たな需要への対応、利便性の確保に向けた施策を検討してまいります。
索道業および海上運送業では、宮島ターミナル耐震工事、宮島口整備事業に伴う埋立て工事の影響で、宮島への来島者が減少することが予想されることから、宮島・弥山の魅力をPRし、積極的に営業活動を展開することで、乗客の誘致に努めてまいります。
航空運送代理業では、業務受託先との契約条件が今後ますます厳しくなると予想される中、引き続き徹底した安全運航の確保と接客サービスの更なる向上に努めてまいります。

(2)流通業
流通業におきましては、消費税増税により個人消費の低迷が懸念されるなか、円安による輸入価格上昇に伴う仕入れ価格の上昇や、価格競争の激化が続き、今後も厳しい状況が予想されます。
このような状況のなか、マダムジョイ店舗においては、商品の鮮度維持・品質向上に努め、より安全・より安心な商品を提供するとともに、他店と業務提携を行うことにより従業員のレベルアップや生産性を向上させ、収益力の向上と財務体質の抜本的な改善を図ってまいります。また、好評を得ているバスによる移動販売や、お好み焼きをはじめとする直営による製造販売の拡大にも取り組んでまいります。
宮島口もみじ本陣では、大河ドラマ「平清盛」終了による反動により、宮島来島者数の減少が予想される中、積極的な営業活動を展開するとともに、新商品の導入などによる増収に努めてまいります。また、宮島口整備事業につきましては、当社グループが一体となり、将来にわたり安定的に利益が確保できる体制を構築してまいります。サービスエリアにおいては、円安による燃料価格の上昇や高速道路の通行料金割引制度等の見直しにより、利用客の減少が懸念されますが、新たな商品・料理メニューの開発や、積極的なイベント開催、3S(接客・商品選択・清掃)の向上を図り、集客に努めてまいります。

(3)不動産業
不動産業におきましては、築年数の経過したビルのリニューアルや、遊休地の有効活用のほか、ビルの空室率改善に努めるとともに、計画的に既存各団地の残宅地販売に取り組んでまいります。
「石内東地区開発事業」につきましては、引き続き安全かつ堅実に施工されるよう工程管理を行います。また、2013年12月に事業参加が決定した広島大学跡地の活用策「ひろしま『知の拠点』再生プロジェクト」や、八丁堀地区における広電ビル再開発事業「(仮称)広島八丁堀共同プロジェクト」の新規プロジェクトを推進し、活力ある街づくりに尽力してまいります。

(4)建設業
建設業におきましては、安倍政権の経済政策「アベノミクス」により公共工事は増加すると思われますが、建設作業員の不足や、資材価格の上昇等による工事原価の上昇も危惧されています。そうした中、公共工事および民間工事の受注増加に向け、積極的な営業努力を行うとともに、引き続き工事原価や販売費及び一般管理費の見直しなどにも力を入れ、営業利益の確保に努めてまいります。

(5)レジャー・サービス業
レジャー・サービス業におきましては、レジャーの多様化、同業他社との価格競争の激化等が懸念され、今後も厳しい状況が予想されますが、積極的な営業活動を展開するとともに、顧客満足度向上のための設備改修や社員教育の充実に取り組んでまいります。
ホテル業では、安心・安全で快適な施設、サービスの提供に向けて、更なる努力を続けてまいります。宿泊部門では、好調な外国人旅行客のさらなる増加と、旅行会社を中心とした各種プランへの参画や、宿泊単価のアップを図ってまいります。また、インターネット予約でのきめ細かな料金設定を行うほか、旅行会社のキャンペーンや広島での各種イベントに対して、積極的に参画してまいります。宴会部門では、新しい婚礼プランの販売とミニ婚礼相談会の開催、各種宴会プランを中心により、より多くの利用客の確保に努めてまいります。
ボウリング業では、引き続き固定客の獲得を図るため、好評をいただいている健康ボウリング教室を充実させ、リーグ会員を増加させるなど、来場者の回復に努めてまいります。
ゴルフ業では、入場者数を維持・拡充するため、各種協議会を開催すると同時に、コース整備の充実に努めてまいります。また、一年会員の確保および新規獲得を目指し、積極的な営業活動を行うとともに、来場者の満足度の向上に努めてまいります。ゴルフ練習場につきましては、来場者の減少に歯止めをかけるべく、来場者の若返りを促進する施策をたててまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04123] S10029UR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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