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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BI5

有価証券報告書抜粋 林兼産業株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度のわが国経済は、企業収益や雇用情勢が改善し、設備投資が持ち直しの動きを見せるなど緩やかな回復が続いたものの、本格的なデフレ状況からの脱却には至りませんでした。食品業界におきましては、原材料価格の高騰により製造コストが増加するなど、厳しい経営環境が続きました。
このような状況のなか当社グループは、「2ヵ年経営計画」(2013年3月期~2014年3月期)のもと、経営資源の選択と集中により構造改革を進め、収益基盤の改善と持続的な事業発展を目指してまいりました。
飼料事業における畜産用飼料の製造中止の結果につきましては、選択と集中による不採算部門のコスト圧縮を実現し、損益に改善効果が現れました。
畜産食品事業におきましては、ブランド高級化戦略として有名店とコラボレーション商品を共同開発し、昨年冬ギフトにおいて「銘店ギフトシリーズ」として販売いたしました。また、自社ブランド「霧島黒豚」のイメージキャラクター「ポーくん」を活用した拡販にも取り組み、一層のブランド力強化を図りました。

当連結会計年度の当社グループの売上高は、魚肉ねり製品の販売数量減少や、畜産用飼料の自社生産中止の影響があったものの、肉類や調理食品の売上が増加したことなどにより459億39百万円(前期比1.0%増加)となりました。損益面におきましては、魚肉ねり製品の売上減少や食肉加工品の原材料価格の高騰などにより、営業利益49百万円(前期比84.7%減少)、経常損失19百万円(前期経常利益3億55百万円)、当期純損失35百万円(前期当期純利益3億51百万円)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりです。

①水産食品事業
魚肉ねり製品におきましては、市場の縮小傾向が続くなか、国内生産量は減少いたしました。こうしたなか、主力製品であるMソーセージの販売数量が減少したことにより、減収となりました。
機能性食品におきましては、機能性食品素材カツオエラスチンや高齢者向けソフト食「ソフミート」、和菓子など主力商品の販売は順調に推移いたしました。
これらにより、売上高は35億82百万円(前期比17.5%減少)、セグメント損失(営業損失)は78百万円(前期セグメント利益(営業利益)は46百万円)となりました。

②畜産食品事業
ハム・ソーセージ等食肉加工品におきましては、国内生産量が増加するなか、単味品などの販売単価が上昇したことにより、増収となりました。
肉類におきましては、輸入豚肉が減少したことで国内相場は高値で推移いたしました。こうしたなか、「霧島黒豚」ブランドの浸透を図るとともに、豚肉および牛肉の拡販に取り組み販売数量を伸ばしたことで、増収となりました。
調理食品におきましては、惣菜の販売が好調に推移したことにより、増収となりました。
これらにより、売上高は190億24百万円(前期比6.5%増加)となったものの、食肉加工品の原材料価格の高騰によりセグメント利益(営業利益)は51百万円(前期比85.9%減少)となりました。


③飼料事業
養魚用飼料におきましては、養殖魚の在池量減少により販売数量が減少したものの、原材料価格高騰に対応した価格改定に取り組んだ結果、増収となりました。
水産物におきましては、活魚相場が高値で推移したことにより、増収となりました。
畜産用飼料におきましては、一昨年6月に自社生産を中止した影響もありブロイラー用・採卵鶏用飼料などの販売数量が減少し、減収となりました。
畜産物におきましては、生鳥の取り扱いが減少したことにより、減収となりました。
これらにより、売上高は211億17百万円(前期比1.2%減少)となったものの、生産性向上に努めたことなどによりセグメント利益(営業利益)は9億66百万円(前期比17.9%増加)となりました。

④その他の事業
その他の事業におきましては、売上高は22億百15万円(前期比16.3%増加)、営業利益は1億85百万円(前期比16.5%増加)となりました。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローは増加したものの、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フローは減少し、前連結会計年度末に比べ2億41百万円減少の18億34百万円(前期末比11.7%減少)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動による資金の増加は1億20百万円(前年同期は2億58百万円の増加)となりました。これは主に、仕入債務の減少額が15億65百万円あったものの、減価償却費8億13百万円の計上や売上債権の減少が7億96百万円あったことなどによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動による資金の減少は2億79百万円(前年同期は5億4百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が4億69百万円あったことなどによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動による資金の減少は82百万円(前年同期は4億27百万円の減少)となりました。これは主に短期借入れによる収入が7億35百万円、長期借入れによる収入が14億19百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が19億51百万円、リース債務の返済による支出が2億75百万円あったことなどによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00443] S1002BI5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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