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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002AR8

有価証券報告書抜粋 株式会社INPEX 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


(1) 経営成績の分析
① 概要
当連結会計年度は、売上高が前連結会計年度に比べ9.7%増の1兆3,346億円、当期純利益が前連結会計年度に比べ0.4%増の1,836億円となりました。
当社グループは原油及び天然ガスの探鉱、開発、生産事業を行っており、また、確認埋蔵量の9割超は海外であることから、当社グループの業績は原油および天然ガスの価格ならびに為替レートの変動に大きく左右されます。また、保有する埋蔵量は生産活動により減少するため、油田買収や探鉱活動による新たな埋蔵量の発見が不可欠となっております。当社グループでは探鉱投資に係る費用について会計上保守的に認識しており、コンセッション契約の場合には100%営業費用に計上しております。また、生産分与契約に基づき投下した探鉱プロジェクトの探鉱作業費については100%引当て、営業外費用に計上しております。
② 売上高
当連結会計年度の売上高は1兆3,346億円で、このうち、原油売上高は8,587億円と前連結会計年度の7,881億円と比べ706億円、9.0%の増収、天然ガス売上高は4,554億円と前連結会計年度の3,977億円と比べ576億円、14.5%の増収、その他の売上高は204億円と前連結会計年度の306億円と比べ101億円、33.2%の減収となりました。
当連結会計年度の販売数量は、原油がヴァンゴッホ油田やキタン油田の生産量減退等により前連結会計年度と比べ7,018千バレル、8.1%減の79,171千バレルとなりました。天然ガスは、前連結会計年度と比べ8,325百万立方フィート、2.6%増の327,117百万立方フィートとなりました。このうち、海外天然ガスは、米州における販売量増加等により前連結会計年度と比べ6,649百万立方フィート、2.6%増の260,011百万立方フィートとなり、国内天然ガスは、前連結会計年度と比べ45百万立方メートル、2.6%増の1,798百万立方メートル、立方フィート換算では67,106百万立方フィートとなっております。海外原油売上の平均価格は1バレル当たり2.33米ドル、2.1%下落し、107.78米ドルとなりました。海外天然ガス売上の平均価格は千立方フィート当たり13.09米ドルとなり、前連結会計年度と比べ0.34米ドル、2.5%の下落となりました。なお、国内天然ガスの平均価格は立方メートル当たり50円31銭となり、前連結会計年度と比べ3円29銭、7.0%の上昇となっております。売上高の平均為替レートは1米ドル100円20銭となり、前連結会計年度と比べ17円52銭、21.2%の円安となりました。
当連結会計年度の売上高の増加額1,180億円を要因別に分析いたしますと、原油及び天然ガスの売上高に関し、販売数量の減少により604億円の減収、平均単価の下落により232億円の減収、売上の平均為替レートが円安となったことにより2,119億円の増収、その他の売上高が101億円の減収となりました。
③ 営業利益
当連結会計年度の売上原価は4,904億円と前連結会計年度の4,263億円と比べ640億円、15.0%増加しております。これは、主に為替が円安に推移したことによるものです。探鉱費は282億円と前連結会計年度の201億円と比べ80億円、40.2%の増加、販売費及び一般管理費は823億円と前連結会計年度の766億円と比べ57億円、7.5%の増加となりました。
以上の結果、当連結会計年度における営業利益は7,336億円と前連結会計年度の6,934億円と比べ401億円、5.8%の増益となりました。
④ 経常利益
当連結会計年度の営業外収益は507億円と前連結会計年度の986億円と比べ479億円、48.6%の減少となりました。これは、有価証券売却益が増加したものの、権益譲渡益等が減少したことによるものです。
一方、営業外費用は342億円と前連結会計年度の739億円と比べ397億円、53.7%の減少となりました。これは、探鉱事業引当金繰入額や為替差損が減少したことによるものです。
以上の結果、経常利益及び税金等調整前当期純利益は7,500億円と前連結会計年度の7,181億円と比べ319億円、4.4%の増益となりました。
⑤ 当期純利益
当連結会計年度の法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計額は5,631億円と前連結会計年度の5,292億円と比べ338億円、6.4%の増加となりました。少数株主利益は32億円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の当期純利益は1,836億円と前連結会計年度の1,829億円と比べ7億円、0.4%の増益となりました。

⑥ セグメント情報
セグメント別の売上高、営業利益については、「1 業績等の概要 (1) 業績」に記載しております。

(2) 財政状態の分析
① 資金の調達及び流動性
石油・天然ガスの探鉱・開発活動および天然ガス供給インフラ施設等の建設においては多額の資金を必要とするため、内部留保による手許資金のほかに、外部からも資金を調達しております。探鉱資金については手許資金および外部からの出資により、また、開発資金および天然ガス供給インフラ施設等の建設資金については手許資金および借入により調達することを基本方針としております。現在、開発資金借入については国際協力銀行および市中銀行等から融資を受けており、これら融資に関しては、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構の保証制度を活用しています。また、国内の天然ガス供給インフラ施設等の建設資金借入については、日本政策投資銀行および市中銀行からの融資を受けております。なお、イクシスプロジェクトでは、当期も持分法適用関連会社である、イクシス下流事業会社を借入人として、国内外の輸出信用機関及び市中銀行からプロジェクトファイナンスの借入を行っております。
資金の流動性については、短期の運転資金のほかに、油価の急な下落に備え、また油ガス田権益買収の際に迅速に対応するため、一定の手厚い手許資金を保有することを基本方針としており、これら手許資金は、安全性、流動性の高い金融商品で運用することを原則としています。現状の手許資金を梃子に、財務の健全性を維持しながら事業拡大を図ることで、長期的に資本効率の向上を目指すのが当社の戦略です。
② 財政状態の分析
当連結会計年度末の総資産は4兆381億円、前連結会計年度末の3兆6,161億円と比較して4,219億円の増加となりました。このうち、流動資産は1兆1,402億円で、現金及び預金の増加等により前連結会計年度末と比較して337億円の増加となりました。固定資産は2兆8,979億円で、建設仮勘定や生産物回収勘定、長期預金の増加等により前連結会計年度末と比較して3,882億円の増加となりました。
一方、負債は1兆421億円となり、前連結会計年度末の9,451億円と比較して、969億円の増加となりました。流動負債は3,756億円で、未払法人税等の減少等により前連結会計年度末と比較して393億円の減少、固定負債は6,664億円で、長期借入金の増加等により前連結会計年度末と比較して1,362億円の増加となりました。純資産は2兆9,960億円となり、前連結会計年度末と比較して3,250億円の増加となりました。このうち、株主資本は2兆4,977億円で、前連結会計年度末と比較して1,577億円の増加となりました。その他の包括利益累計額は2,933億円で、前連結会計年度末と比較して1,520億円の増加、少数株主持分は2,049億円で前連結会計年度末と比較して152億円の増加となりました。
③ 連結キャッシュ・フローの分析
連結キャッシュ・フローの分析については、「1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、期首の1,998億円に当連結会計年度中から減少した資金823億円を差し引いた1,175億円となりました。

なお、本項の記載中、将来に関する事項については、本書提出日現在での当社グループの判断であり、今後の社会経済情勢等の諸状況により変更されることがあります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00043] S1002AR8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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