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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002CJ7

有価証券報告書抜粋 神姫バス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、たな卸資産の評価、固定資産・投資有価証券の減損、貸倒債権・事故補償金・賞与・退職金等の引当金などは過去の実績等合理的な判断及び見積りにより、繰延税金資産については将来の課税所得と回収可能なタックス・プランニングを考慮し、資産・負債・収益・費用の計上を行っております。実際の結果におきましては、見積り自体に不確実性があるため、差異が生じる場合があります。

(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ1,864百万円(4.6%)増加し、42,333百万円となりました。
主力である自動車運送事業は、乗合バス部門は公営バスからの受託系統の増加に加え、定期券の販売が好調に推移したこと等により、タクシー部門は、稼働数の増加により増収となりました。車両物販・整備業は、車両物販部門において大型車両部品やタイヤの販売、消費税増税前の駆け込み需要による自動車販売台数が増加したこと等により増収となりました。業務受託事業は、介護部門においてサービス付き高齢者向け住宅「青山の郷」及び併設するデイサービス訪問介護施設「ケアサービス神姫あおやま」の稼働率が増加したものの、経営受託部門において受託する指定管理施設が減少したこと等により減収となりました。不動産業は、賃貸部門において一部既存賃貸先の賃料改定や解約により減収になりましたものの、販売部門において建売・注文住宅ともに販売戸数が増加したことにより、建設部門において大口工事の売上を計上したことにより増収となりました。レジャーサービス業は、飲食部門においてサルヴァトーレ クオモ&バール 三ノ宮店(イタリアンレストラン)の新規出店が増収に寄与しましたが、遊技場部門において近隣店舗との競争激化等により減収となりました。
旅行貸切業は、旅行部門において開園30周年を迎えた東京ディズニーリゾートを中心とした募集型企画旅行が好調に推移し、貸切バス部門において効率的な配車により日車収入が増加したこと等により増収となりました。
一方、利益面では、不動産業が好調に推移したこと等により、営業利益は前連結会計年度に比べ11百万円(1.1%)増の1,028百万円、経常利益は、前連結会計年度に比べ78百万円(6.8%)増の1,241百万円となりました。
当連結会計年度の特別利益は、運行補助金の増加等により前連結会計年度に比べ52百万円(3.5%)増加しました。また、当連結会計年度の特別損失は、連結子会社元役員の不正行為による貸倒引当金繰入額を計上した前連結会計年度に比べ95百万円(△44.4%)減少しております。
以上の結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ226百万円(9.3%)増の2,672百万円となり、これより法人税、住民税及び事業税や法人税等調整額、少数株主利益を調整した当期純利益は前連結会計年度に比べ82百万円(5.7%)増の1,534百万円となりました。また、その他の包括利益を加えた包括利益は、その他有価証券評価差額の増加等により1,769百万円となりました。
この結果、1株当たり当期純利益金額は50円91銭となり、自己資本利益率は4.5%となりました。

なお、セグメント別の分析は、「第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載しております。

(3)財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末に比べ3,211百万円増加し、51,031百万円となりました。増減の主なものは、現金及び預金の増加1,222百万円、有形固定資産の増加1,197百万円、投資有価証券の時価評価等による増加384百万円等であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,313百万円増加し、16,198百万円となりました。増減の主なものは、借入金の減少505百万円、未払金の増加359百万円、定期券等の前受金の増加475百万円、繰延税金負債の増加428百万円等であります。
純資産は、当期純利益の計上による利益剰余金の増加1,384百万円、その他有価証券評価差額金の増加234百万円、退職給付に係る調整累計額283百万円の計上等により、前連結会計年度末に比べ1,897百万円増加の34,832百万円となりました。

(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,161百万円増加し、7,517百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益2,672百万円に非資金項目である減価償却費等を調整した結果、前年同期比254百万円(5.5%)増の4,886百万円となりました。これは主に、自動車運送事業において定期券の発売が増加したこと等によるものです。
投資活動の結果使用した資金は、前年同期比430百万円(23.2%)増の2,288百万円となりました。これは主に、不動産業における有形固定資産の取得による支出が増加したこと等によるものです。
財務活動の結果使用した資金は、前年同期比23百万円(1.7%)増の1,436百万円となりました。これは主に、リース債務の返済による支出が増加したこと等によるものです。

なお、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フロー(営業活動におけるキャッシュ・フローと投資活動におけるキャッシュ・フローを合算したもの)は2,597百万円のプラスとなりました。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因と今後の方針について
当社グループは、企業ビジョン「感動を創造する企業グループ」に向け、当連結会計年度より第7次中期経営計画を開始しました。
第7次中期経営計画では、「神姫でしか得られないサービスを構築する」ため、「徹底したお客様視点によるサービスづくり」「“つながり”をつくる」「将来に向けた人・モノへの投資」の3つを基本方針として事業展開いたします。


「安全は全てに優先する」の基本理念のもと、安心・安全という当社グループにとって最も重要な価値を再認識し、この価値を守り、更なる強みとするため、①神姫バス総合安全プランの実践、②お客様にとって更に便利なバス路線の開設、③高速バスにおける新路線開拓、新サービスの導入、④自治体や地域の企業・各施設との連携、⑤公営バスの受託・譲受の推進、⑥お客様目線に立った設備の導入・整備などに取り組んでまいります。


お客様が毎日安心してご利用いただける路線バスを側面支援すると共に、バス事業で培った整備ノウハウをより幅広いお客様に提供していきます。具体的には、①予防整備の充実、②技術とサービス教育の両面による満足度の高いサービスの提供、③ニコパカード会員様向けサービスの充実、④ハイブリッド車整備など新しい技術への対応などを進めてまいります。


生活サービス事業は、地域のお客様の生活に密着した企業グループとして、ブランド力を高める重要な事業分野と位置付けております。具体的には、①飲食事業の拡大、②不動産事業における大規模投資による賃貸料収入の確保、③地域の観光資源、イベントと連携した新サービスの提供、④新たな旅行商品・サービスの開発による新規需要の開拓、⑤ICカード会員制度「ニコパクラブ」の活用などに取り組んでまいります。


財務面では、一つひとつの事業の経営環境に基づき、事業間のポートフォリオを意識した戦略的な資金投入により、無駄な投資・コストを省き、成長分野には積極的に投資を行います。人材面ではグループ間の人事交流を活発化することで中長期的なグループ間連携を強化します。

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04160] S1002CJ7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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