名鉄運輸株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)

当社グループでは、2012年度を初年度とする中期経営計画(平成24～26年度)の最終年度を迎えるにあたり、基本戦略である「混載事業の差別化と最適サービス提供による収益力の強化」「グループ総合力の向上」「経営基盤の整備・強化」「CSR(企業の社会責任)の充実」の4項目について確実に成果を上げ、安定した利益体質化と業界内での勝ち残りを至上命題に、下記の課題に取り組んでおります。
(1) 午前中配達地区を再編し、早期出発を厳密化することで安定した輸送品質を確保して顧客の信頼を絶対的なものにします。
(2) ドライブレコーダーによるデータ解析を有効活用し、車両事故件数の減少に努めます。
(3) グループ会社の総合力を高めるため、合同営業会議や合同業務会議を開催し、相互に共通認識を保ちながら、共通利益を追求します。
(4) 今後の事業展開を考えたうえで、老朽化した施設の補修、改修などの維持更新を充実していきます。
(5) 当社においては、経営基盤を強化する側面から、人事育成プログラムの開発などにより、人材の活性化を図ります。
当社グループでは、2013年度には、輸送システムを刷新して輸送ステータスをリアルタイムで提供出来るよう改善し、輸送品質、顧客サービスの向上を実現しました。
当社グループとして引き続き誠実で堅実な経営を通じ地域社会から信頼していただくことが継続的な発展の基盤であり、企業倫理・法令の遵守のほか、安全管理や環境保護対策を徹底し、企業の社会的責任を確実に果たすことにより、社会や地域との調和を図るよう努めていきます。