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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002C9G

有価証券報告書抜粋 株式会社エスライングループ本社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和策を背景に、円安や株高傾向が続いたことにより、企業収益の改善や個人消費の持ち直しが見られる等、景気は緩やかに回復を続けてまいりました。一方、米国では堅調な景気回復が続きましたものの、アジア地域等の新興国の経済成長の鈍化や、欧州経済の長期低迷等懸念材料も多く、不透明感が払拭されない状況が続いておりました。また、日本国内においては、円安による輸入原材料価格の上昇や電気料金の値上げ、さらには、4月からの消費税増税を背景とした消費低迷等の懸念要因も多く、依然として景気の先行きについては、予断を許さない厳しい状況が続いておりました。
このような状況下において、当社グループの主要な事業であります物流関連業界におきましては、個人消費の持ち直しを受けての消費関連貨物や、消費税増税前の駆け込み需要による住宅関連貨物等による輸送量の増加があったものの、円安をきっかけに軽油価格が高止まったことによる燃料費の増加、トラックやドライバーの不足による傭車費や人件費の増加、さらには連絡運輸中継会社からの運賃値上げ要請等、多くのコストアップ要因が企業収益を圧迫しており、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況が続いております。
また、お客様からは物流経費の削減要請を引き続き受ける状況が続いており、業者間では、配送効率の良い貨物、運賃負担力のある貨物等を確保するための激しい貨物獲得競争が相変わらず続いている状況となっております。
このような状況ではありましたものの、当社グループでは、「地域に密着した企業活動で社会に貢献する。お客様に満足していただける物流を提供する。」の経営理念を基本に、お客様が必要とされる物流ニーズに対して的確にお応えするために、当社グループ各社が、それぞれ持てる物流拠点や輸送ネットワーク、さらには、情報ネットワーク等の物流サービスに必要なインフラ(ハードウエア)を基に、各社が得意とする業務分野の専門知識や、今までに培った総合的な物流ノウハウ(ソフトウエア)を有機的に連携させ、お客様に信頼され、喜ばれる物流パートナーとして、積極的に営業展開を図ることによって、グループ全体の業績確保と企業価値の向上に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、営業収益432億79百万円(前年同期比8.0%増)、営業利益9億45百万円(前年同期比80.4%増)、経常利益10億50百万円(前年同期比61.5%増)、当期純利益7億71百万円(前年同期比234.7%増)となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりであります。
[物流関連事業]
物流関連事業の主な事業収益は、貨物自動車運送事業、倉庫業、自動車整備事業、情報処理サービス業、損害保険代理業等であります。
貨物自動車運送事業のうち、当社グループの主力であります特別積合せ部門では、国内貨物輸送量の回復傾向が見られるなかで、今後も安定した収益を確保するために、グループ各社の枠を超えた総合的な営業提案や案件の掘り起こしを目指して、グループの中核事業会社である㈱エスラインギフ内に、広域に亘る輸送サービスや複合的な物流サービス等の事業拡大を行う「営業開発部」と、地域のお客様のあらゆる物流ニーズに的確な対応を推進する「営業推進部」を新設し、それぞれ収益拡大のために積極的に取り組んでまいりました。その結果、建築資材や梱包資材等の一時保管から、お客様の要請に基づく物流加工を施した貨物の配送を行う輸送サービスの提供や、家電製品の配送業務で習得したツーマン配送による、組み立て・セッティング作業の知識を活用し、通販業界やネット販売も含む家具販売業界の配送・セッティングサービスの提供も行う等、エリアや業種に捉われないルート配送、近距離の貸切輸送、小規模・近距離の引越輸送等、輸送商品の拡大や、新規お客様の獲得に、グループ各社が一体となって取り組んでまいりました。
また、既存のお客様に対しても、適正な水準への料金改定や、軽油価格上昇に伴う燃料サーチャージ収受に向けた取り組みを進める等、増収に努めるとともに、輸送品質の維持向上にも注力し、信頼いただける輸送サービスの提供に積極的に努めてまいりました。
専門輸送や保管加工を取り扱う物流サービス部門におきましては、前期に稼働を開始しました、靴専門チェーン店の西日本地区物流センターや、アパレルのインターネット通販商品を扱う物流センターは、ともに順調に稼働しており、お客様からも高い評価を得ることができました。また、両センターでは、さらなる拡大計画もあり、少量・多品種・多頻度の出荷に応えるべく、一層の効率化と品質向上に力を注いでおります。
また、本年3月に㈱エスラインギフの名古屋支店敷地内に名古屋第2センター(倉庫2階建、延床面積7,962.0㎡)が完成し、医薬品の共配センター、中部地区の家電・家具配送業務を一括して取り扱う配送センター、保管・物流加工等を行う物流センターとして営業を開始いたしました。また、この名古屋第2センターは、輸送(特積み)機能を持った名古屋支店が隣接しているために、利便性・効率性の高い総合物流基地として、より高度な物流サービスを実現することが可能となりました。
一方、コスト管理面では、部門毎の損益を日々確認できる経営管理ツール「SKKS(エスライン経営管理システム)」の分析を基に、収入と物量に連動した費用の適正管理(人員の適正配置や集配コースの適正化)を継続して実行することにより、業績確保に取り組んでまいりました。
この結果、物流関連事業の営業収益は425億73百万円(前年同期比8.1%増)、セグメント利益は14億31百万円(前年同期比45.0%増)となりました。

[不動産関連事業]
不動産関連事業におきましては、当社グループ各社にて保有している不動産の有効活用を図るために、外部への賃貸事業を営んでまいりました。
当連結会計年度におきましては、資産の有効活用を図る取り組みとして、昨年6月から大阪市中央区で駐車場運営会社に賃貸している駐車場の一部に、サブリース会社に賃貸するための商業用店舗兼事務所を建築して、資産の価値を高めた上で、新たな賃貸を開始いたしました。
この結果、不動産関連事業の営業収益は4億2百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益は2億1百万円(前年同期比5.2%増)となりました。

[その他]
主に、旅客自動車運送事業を営んでおります。岐阜市内の高校や近隣の大学への通学バスの定期運行や冠婚葬祭時の送迎、さらには競輪場のファンバス等を中心に事業を行ってまいりました。その他に、学校の休暇時のサークル活動、さらにはグループの行楽等、近距離を主に、地元に密着した運行業務に取り組んでまいりました。
また、本年3月27日に㈱エスラインギフの名古屋支店敷地内に新築した名古屋第2センターの屋根に太陽光パネル(総発電量297kW)の設置を完了し、同日から発電した電力の売電事業を開始いたしました。
この結果、その他事業の営業収益は3億3百万円(前年同期比0.4%増)、セグメント利益は33百万円(前年同期比29.4%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より7億25百万円資金が増加し、27億41百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比2億19百万円収入が増加し、21億37百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは前年同期比4億46百万円支出が増加し、15億円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは89百万円の収入(前年同期は5億71百万円の支出)となりました。
なお、主な変動要因については、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」において記載しているため当該箇所での記載を省略しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04199] S1002C9G)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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