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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001J9D

有価証券報告書抜粋 東海汽船株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による経済対策への期待感から円安・株高が進行し、輸出関連企業の業績や個人消費に改善が見られ、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、輸入原材料価格の高騰や消費税増税への懸念から、先行きは不透明な状況が続いております。
また、当社においては、10月の台風26号により伊豆大島が未曾有の土石流災害に見舞われました。当社グループは、行政と連携して船舶の臨時配船を行い、島外への避難や支援物資の輸送などにあたりました。
このような状況の下、旅客部門は「大島椿まつり」やスポーツイベント等の集客活動に取り組み、4月には4隻目のジェットフォイルを投入し、輸送力を強化するとともに、臨時航路の拡大と企画商品の販売に注力しました。さらに、多客期である夏季は、天候にも恵まれ旅客数は好調に推移しました。一方、貨物部門では各島工事関連の輸送動向を注視し、集荷に遺漏がないように努めましたが、一部の島において公共工事が減少し、輸送量が伸び悩みました。また関連する商事部門の島嶼向け資材販売も同様に減少しました。
また、レストラン事業をはじめとする全事業において、収益向上への取り組みを強化した結果、当連結会計年度の業績は、売上高116億5千3百万円(前期115億1千5百万円)、費用面では船舶関係費用の大幅な増加があり、営業利益は4億9千1百万円(前期営業利益9億2千3百万円)、営業外損益では、持分法適用関連会社において訴訟の解決に伴う臨時損失があり、経常利益は4億8百万円(前期経常利益10億1百万円)となりました。これに特別損益と税金費用などを計上した後の当期純利益は2億6百万円(前期純利益6億5百万円)となりました。
また、個別につきましては、売上高96億4千3百万円(前期95億8千3百万円)、営業利益2億1千7百万円(前期営業利益7億2千5百万円)、経常利益5億9百万円(前期経常利益8億7百万円)、特別損益と税金費用計上後の当期純利益は4億2百万円(前期純利益4億7千1百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。なお当期は、従来「その他の事業」としていた船舶修理業について、今後の事業展開を勘案し、「海運関連事業」の報告セグメントに変更を行っております。前期比較にあたっては、前期の数値を変更後の報告セグメントに組み替えて行っております。

(イ)海運関連事業
主力の海運関連事業の旅客部門は、「大島椿まつり」の集客活動や大島日帰り商品の販売強化に努めました。また、4月に4隻目のジェットフォイルを投入し、輸送力の増強を図るとともに、臨時航路の拡大と「就航記念ツアー」などの企画商品を販売しました。さらに、「東京湾納涼船」をはじめ夏季の集客も好調に推移しました。なお、大島の災害では、行政と連携して船舶の臨時配船を行い、島外への避難などの旅客輸送にあたりました。10月以降の観光客は大きく落ち込みましたが、復旧復興関連の利用があり、全航路の旅客数は81万6千人(前期78万3千人)となりました。
一方、貨物部門は、大島の災害時に貨物船を臨時配船し、支援物資の輸送にあたりました。大島への貨物輸送は活発になってきておりますが、一部の島において大型建設工事の終了などにより、貨物取扱量は全島で32万4千トン(前期32万7千トン)となりました。
この結果、当事業の売上高は87億7千3百万円(前期84億5千4百万円)、費用面では船舶関係費用の増加があり、営業利益は8億5千9百万円(前期営業利益13億3千7百万円)となりました。

(ロ)商事料飲事業
当事業の料飲部門は、「東京湾納涼船」の乗船客数が増加したことにより売上が好調に推移しましたが、中心となる商事部門において、一部の島での大型建設工事が終了したことなどから、島嶼向けセメントの販売が減少しました。この結果、当事業の売上高は15億円(前期17億5千7百万円)、営業利益は9千5百万円(前期営業利益1億3千5百万円)となりました。


(ハ)レストラン事業
東京湾周遊のレストランシップ事業は、一部のレストランを改造し、少人数の団体に対応したスペースを新設し積極的に営業展開を行った結果、団体客が好調に推移しました。また、ホームページの充実・提携インターネット事業者とのタイアップ等により個人客も増加し、全クルーズでの利用客数は11万7千人(前期11万人)となりました。この結果、当事業の売上高は10億8千2百万円(前期9億9千6百万円)、費用面では船舶減価償却費の減少もあり、営業利益は1億1千1百万円(前期営業利益3千9百万円)となりました。

(ニ)ホテル事業
大島温泉ホテル事業は、「椿まつり」期間における観光客の増加があり、また「ジェットフォイル就航記念ツアー」や夏場の観光客の増加により、昼食利用の団体客を中心に、宿泊客・温泉利用客ともに好調に推移しましたが、10月の台風災害の影響により通期の宿泊客は大幅に減少しました。この結果、当事業の売上高は2億6千万円(前期2億6千9百万円)、費用面ではサービスの維持・向上のために、客室・温泉施設の整備に取り組んだことなどにより、営業損失は0百万円(前期営業利益1千1百万円)となりました。

(ホ)旅客自動車運送事業
当事業の中心となる大島島内におけるバス部門は、「椿まつり」期間における観光客の増加、「ジェットフォイル就航記念ツアー」、9月の国体開催に伴う利用客の増加があり、当事業の売上高は2億6千7百万円(前期2億4千8百万円)、営業利益は1百万円(前期営業損失5百万円)となりました。なお、定期路線バスにおいては大島町からの継続的な支援を受けております。

(2) キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、5億7千3百万円のキャッシュ・イン(前期11億2百万円のキャッシュ・イン)となりました。その主な要因は、資金の増加として税金等調整前当期純利益3億8千9百万円、非資金損益項目の減価償却費4億9千4百万円、仕入債務の増加額2億4千4百万円などが、資金の減少として法人税等の支払額4億4百万円、売上債権の増加額1億9千9百万円などを上回ったことなどによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、44億3千3百万円のキャッシュ・アウト(前期17億5千7百万円のキャッシュ・アウト)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出45億6千3百万円などによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、35億1千2百万円のキャッシュ・イン(前期9億6千5百万円のキャッシュ・イン)となりました。これは主として、有形固定資産の取得のための借入金の増加などによるものです。

以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末に比べて3億4千7百万円減少し、20億2千5百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04256] S1001J9D)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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