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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BA2

有価証券報告書抜粋 川崎近海汽船株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


日本経済は緩やかな回復基調にあり、消費増税による個人消費の反動減はあるものの、その後は政府の経済政策等により、景気の回復軌道への復帰も予想されます。一方、世界経済は緩やかな回復が続くことが見込まれるものの、中国経済に対する先行き懸念、燃料油価格に影響を与えるウクライナや中東情勢の地政学的リスク等についても、注視していくことが必要と思われます。
当社の経営環境も、政府の景気対策による経済下支えにより、国内の安定した荷動きが見込まれるものの、近海部門の市況低迷や、燃料油価格の上昇で収益を圧迫される懸念があり、依然として厳しい状況が続くものと思われます。
こうした状況下、コストの削減に努めながら引き続き安全運航と効率的な配船を行い、顧客のニーズと中長期的な市場動向を見極め、新たな事業分野にも積極的に取り組んで行き、更なる収益の拡大を図ります。

(1) 近海部門
近海部門では、船隊の大型化を図ると同時に10,000重量トン級の一般貨物船の有効利用をすすめてまいります。具体的な営業活動としては、アジア域内での成約を増加させるとともに、2014年3月に配置したインド駐在員を活用して遠洋輸送を含め、より広域に営業展開を行ってまいります。
バルク輸送では、船隊整備を進め28,000重量トンバルカーを6月に投入いたします。
木材輸送、鋼材・雑貨輸送では、積極的な営業展開を行うとともに、積港・揚港の集約による効率配船と減速運航によるコスト低減で収益の向上を図ります。

(2) 内航部門
不定期船輸送では、既存の顧客との安全・安定輸送を維持しながら、新規顧客・貨物の開拓を積極的に行い、市況や荷主の動向に合わせた船隊整備を図ってまいります。さらに新造船投入を含めた営業活動を進めてまいります。
定期船輸送では、トラック運転手の人手不足や規制強化による車輌不足を背景にあらためて海上輸送が見直されているなか、北関東地域の高速道路自動車網の利便性を活かし、さらなる輸送需要の取り込みを図るため、苫小牧航路では新造大型RORO船を8月に投入し、現在同航路に就航する「勇王丸」を北九州航路に転配して営業スペース拡大を行ってまいります。
フェリー輸送では、八戸/苫小牧航路は、引き続き4隻運航体制を堅持し安全運航に努めるとともに、大型新鋭船「シルバープリンセス」及び「シルバーエイト」を中心とした効果的且つ積極的な営業活動を行うことで、更なるトラック、乗用車、旅客の輸送量の増加を図ります。

(3) 新規事業
当社では2013年10月に海洋支援事業を目的に、株式会社オフショア・ジャパンを設立しました。パートナーの株式会社オフショア・オペレーションと共に、オフショア支援船の保有・運航を行い、洋上風力発電などの再生可能エネルギー事業、海洋資源調査・開発事業などをサポートしてまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04269] S1002BA2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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