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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BX3

有価証券報告書抜粋 株式会社AIRDO 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当事業年度における我が国経済は、政府の経済・金融対策(アベノミクス)効果による企業業績の回復が、デフレ脱却や株式市場への好材料となったことから、景気は緩やかながらも回復を続けておりました。一方で国内航空業界におきましては、依然として高水準で推移している原油価格や為替相場の円安基調が運航コストに多大な影響を及ぼすとともに、格安航空会社(LCC)の台頭による競争環境のさらなる激化等、業界全体として厳しい経営環境下にあります。
このような状況の下、当事業年度は、「2010~2013年度 中期経営戦略」の最終年度であるとともに就航15周年の節目の年でもあり、全社員が一丸となって各戦略の集大成を成すべく取り組んでまいりました。また、2013年12月には次期中期経営戦略(「2013~2016年度 中期経営戦略」)を策定し、新たなスタートを切るための諸準備も同時に進めてまいりました。
定期便就航路線の展開につきましては、2013年6月21日、当社13番目の路線となる「札幌-神戸」線を開設し、さらなる航空ネットワークの拡充を図るとともに、「札幌-仙台」線を5往復に増便し、お客様の利便性向上に努めました。
他方、定期便以外では「釧路-静岡」「女満別-仙台」間にチャーター便を運航するとともに、臨時便として「札幌-東京」線において計26便を運航致しました。
安全面については、全社員に対する安全調査アンケートの実施のほか、社内における教育や各種訓練を通じて安全意識の一層の向上を図るとともに、「AIRDO安全月間」(7月)、「AIRDO安全週間」(12月)において、経営トップによる安全巡回や現場社員との直接対話(ダイレクトトーク)、安全啓発施設の見学、自社で実施する非常救難訓練の体験等を継続して実施し、創業以来の無事故を基盤として、さらなる安全文化の醸成を図ってまいりました。
運賃・営業面については、競合他社の運賃を鑑み、競争力のある戦略的な運賃設定と座席コントロールにより、収入の最大化に努めました。
また、就航15周年に関する各種キャンペーンをはじめ、「旭川-東京線 就航10周年」「札幌-仙台線 就航5周年」「釧路-東京線 就航1周年」「札幌-岡山線 就航1周年」のキャンペーンなどを積極的に展開致しました。
加えて、道内から就職活動のために航空機を利用する学生を対象として、「就活支援割引運賃」を全路線に設定し、道内の多くの大学や学生の皆様から大変ご好評を頂きました。
Web会員サービスである「My AIRDO(マイ エア・ドゥ)」については、当事業年度末日現在、会員数が約42万4千人となり、多くのお客様にご支持を頂いております。
機内サービスについては、趣向を凝らした機内オーディオプログラムを提供し、機内販売商品は当社のマスコットとして人気の「ベア・ドゥ」に関連するオリジナルグッズの開発や、北海道にこだわった質の高い商品の数々を厳選して取り揃えるなど、ご搭乗頂くお客様にご好評を頂きました。
機内誌「rapora(ラポラ)」は、引き続き北海道の魅力や情報発信を積極的に行うとともに、就航各地の様々な情報をタイムリーに発信し、さらなる内容の充実を図りました。
地域・社会貢献活動については、2013年10月1日に「社会貢献推進室」を新設し、「地域社会貢献活動」「環境社会貢献活動」ならびに「復興支援活動」について、従来にも増して、より積極的に取り組んでまいりました。
さらに、CS(お客様満足)向上を一層推進し、AIRDOブランドのさらなる浸透を図るため、公式Facebookページを開設し、当社ホームページを通じて様々な情報発信を積極的に実施しております。
当事業年度における当社の運航実績は、就航率は98.5%(前年同期98.8%)、定時出発率は90.9%(前年同期91.9%)、提供座席数は2,761千席(前年同期比4.6%増)となり、旅客数は1,939千人(前年同期比0.4%増)となりました。座席利用率は、路線の平均で70.6%(前年同期73.5%)となりました。
営業収入は、2013年3月開設の「釧路-東京」線及び「札幌-岡山」線の通期化や「札幌-神戸」線の新規就航により、コードシェアによる座席販売分を含め、49,498百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
事業費については、航空機の自社保有化及び機材リース満了に伴うリース料の減少があったものの、運航便数の増加に伴う直接運航経費の増加や、円安の影響による航空燃油費等の増加、ならびに運送業務委託費の増加などがあり、45,212百万円(前年同期比12.9%増)となりました。
販売費及び一般管理費については、事業規模拡大に伴う業務委託費や販売手数料の増加等により、3,503百万円(前年同期比3.1%増)となりました。
この結果、営業利益は783百万円(前年同期比56.4%減)、経常利益は363百万円(前年同期比79.9%減)、当期純利益は123百万円(前年同期比80.7%減)となりました。
なお、路線別の座席利用率は、次のとおりであります。
前事業年度当事業年度備考
「札 幌-東 京」線72.8%73.6%
「旭 川-東 京」線79.0%72.4%
「函 館-東 京」線68.4%68.3%
「女満別-東 京」線77.0%73.0%
「帯 広-東 京」線73.9%71.3%
「釧 路-東 京」線93.4%66.0%2013年3月開設
「札 幌-仙 台」線78.8%41.7%
「札 幌-新 潟」線60.3%53.4%
「札 幌-福 島」線62.8%54.7%
「札 幌-富 山」線72.5%71.2%
「札 幌-小 松」線72.6%69.7%
「札 幌-岡 山」線94.8%63.0%2013年3月開設
「札 幌-神 戸」線-63.0%2013年6月開設
路線の平均73.5%70.6%
(注)座席利用率は当社販売分を表記しております。

(2) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ1,465百万円の資金が減少(前年同期は1,507百万円の増加)し、当事業年度末には4,088百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、5,098百万円(前年同期比190.5%増)となりました。
これは、税引前当期純利益363百万円、減価償却費3,145百万円、航空機材整備引当金の増加額577百万円、法人税等の還付額163百万円等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、4,694百万円(前年同期は850百万円の増加)となりました。
これは、定期預金の預入による支出500百万円、有価証券の償還による収入3,900百万円、有価証券の取得による支出6,218百万円、有形固定資産の取得による支出1,505百万円、投資有価証券の取得による支出498百万円等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は、1,869百万円(前年同期比70.2%増)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出870百万円、リース債務の返済による支出860百万円、配当金の支払額139百万円を反映したものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04278] S1002BX3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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