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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10023FF

有価証券報告書抜粋 スカイマーク株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成しております。この財務諸表の作成にあたりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積りを必要とする項目があります。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性から、実際の結果はこれら見積りと異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」の「重要な会計方針」に記載しております。

(2)当事業年度の経営成績の分析
① 事業収益
当事業年度の事業収益につきましては、提供座席数と旅客単価の増加により、前年比微増となる85,975百万円となりました。
② 事業費、販売費及び一般管理費
当事業年度の事業費は、85,134百万円(前年比9.9%増)となりました。主な要因は、使用航空機の増加と円安に伴う航空機材費の増加(前年比37.1%増)、エアバスA330-300型機の導入等に係る運航乗員訓練費の増加(前年比21.9%)、為替相場及び原油価格の高止まりに伴う燃料関連費の増加(前年比12.7%増)等によるものです。販売費及び一般管理費は、賞与の減少に伴う人件費の減少(前年比8.3%減)、消耗品費の減少(前年比69.5%減)、前期に大規模な広告展開を行ったことに伴う今期における広告宣伝費の減少(前年比66.5%減)等により3,348百万円(前年比12.0%減)となりました。
③ 営業外損益
為替差益1,731百万円及び違約金収入383百万円の計上などにより、営業外損益は2,102百万円の利益を計上いたしました。
④ 特別損益
固定資産除却損64百万円の計上などにより、特別損益は34百万円の損失となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社を取り巻く事業環境は、原油相場の影響を受けやすく、今後の相場次第では当社の経営環境に影響を与える事が予想されます。特に中東の産油国の情勢には、注視する必要があります。
また航空機事故やトラブル等が生じた場合、その影響は直接的であり、多大になる可能性があります。そのような状況を防ぐため、点検・整備の徹底、継続的な従業員の安全意識の啓蒙等の安全対策に、より一層努めてまいります。
今後もエアバスA380型機購入を始め、外貨建取引の更なる増加が見込まれている為、それに伴う為替変動の影響が増加する事が予想されます。現時点では為替予約は行っておりませんが、今後の為替動向と外貨建取引状況によっては、然るべき対策を検討します。

(4)経営戦略の現状と見通し
当社は適正な運賃水準を維持しながら、堅実な路線展開を行うことで収益の安定的確保を見込んでおります。具体的には羽田=福岡線、羽田=新千歳線、及び羽田=那覇線の各基幹路線について、ボーイング737-800型機の座席数では全ての需要を満たせないケースが存在していることから、より大型のエアバスA330-300型機を導入し、輸送力を大幅に強化することで収益の拡大を図ります。
また、国内線事業はいわゆるLCCの参入による競争激化等により従来までの高収益が見込まれなくなってきていることを受け、当社においてはエアバスA380型機を導入し国際線事業へ進出することをを計画しております。エアバスA380型機については、2011年2月にAIRBUS S.A.Sとの間で6機の購入契約を締結しており、2014年10月から2019年12月において順次導入する予定であります。

(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社の資金状況は、営業活動におけるキャッシュ・フローでは、前事業年度より703百万円少ない355百万円の資金を得ております。減少の主な理由は税引前当期純利益の減少8,585百万円です。投資活動によるキャッシュ・フローでは、前事業年度より3,064百万円多い、13,920百万円の支出となっております。これは主に、エアバスA380型機取得に向けた一部前払金、航空機部品の取得及び航空機地上支援作業用車両の取得のための支出によるものであります。財務活動によるキャッシュ・フローでは、415百万円の支出で、これは主に配当金の支払によるものであります。

(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、為替相場及び原油相場の状況等の経済情勢、少子高齢化の進行、新規参入LCCの影響など、当社を取り巻く事業環境は、楽観視できない状況が続く事が予想されます。
そのような状況の中、エアバスA330-300型機を導入する事により、既に実績のある国内基幹路線での輸送能力を向上させ、さらなる収益の拡大を図ります。また国際線展開の基幹空港となる成田空港については、2014年度の国際線就航に向け、国内線市場の開拓・安定化に注力してまいります。これらにより、成長資金を確保し強固な財務基盤を確立いたします。
なお、事業拡大に伴い、今後更なる従業員の増加を見込んでおりますが、従業員の教育に注力し、国際線においても国内線同様、安全運航に努めます。また、各従業員が複合的に業務を行う事により、座席キロ当たりコストを抑え、国際線においても価格競争力のあるサービスを提供してまいります。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04279] S10023FF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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