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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002API

有価証券報告書抜粋 トレーディア株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日本銀行による金融緩和策により円安や株高が進行し企業収益は改善してまいりました。また、消費税増税前の駆け込み需要の影響もあり、個人消費に関しても緩やかな回復傾向が見られました。しかしながら、新興国の経済減速やウクライナ情勢など海外経済の下振れリスクがあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
港湾物流業界におきましては、事業者間の競争激化を背景に、企業間の価格競争や受注競争はまだまだ厳しく、ユーザーの物流の効率化、コスト削減要請は企業収益を圧迫しております。
当社グループはこのような状況下におきまして、経費削減に努める一方、国内外の物流サービスにおいて、効率的で且つきめ細かいサービス提供などにより売上拡大を図って参りました。総取扱量は前年同期比0.4%増加しましたが、売上高は前年同期比2.2%減となり139億95百万円余の計上となりました。損益面につきましては、売上高の減少、外注費比率0.6ポイント増がありましたが、固定費が減少したことにより、営業利益81百万円余(対前年同期11百万円余増)、経常利益1億21百万円余(対前年同期5百万円余減)、当期純利益は59百万円余(対前年同期30百万円余減)の計上となっております。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 輸出部門
輸出部門におきましては、機械機器製品が減少したことにより、輸出部門の売上高は8.9%減(前年同期比)の32億34百万円余、セグメント損失1億27百万円余(前年同期間はセグメント損失1億8百万円余)の計上となりました。
② 輸入部門
輸入部門におきましては、雑貨は増加しましたが、家電製品が減少したことにより、輸入部門の売上高は2.2%減(前年同期比)の54億57百万円余、セグメント利益は63.3%増(前年同期比)の64百万円余の計上となりました。
③ 国際部門
国際部門におきましては、国際輸出は、主力の中国への輸出、北米向け自動車、建設機械部品は復調してまいりましたが、前年実績には及ばず、国際輸出部門の売上高は12億65百万円余の計上となりました。
国際輸入におきましては、東南アジアからの輸入が堅調に推移したこと、また、消費税増税前の駆け込み輸入が見られ、中国及び東南アジアからの雑貨の取扱いを伸ばしたことにより、国際輸入部門の売上高は38億30百万円余の計上となりました。
その結果、国際部門の売上高は2.6%増(前年同期比)の50億96百万円余、セグメント利益は5.4%増(前年同期比)の1億21百万円余の計上となりました。
④ その他
船内荷役、港湾関連及び倉庫業等の売上高は前年同期間比1.7%減少し、2億91百万円余の計上となり,セグメント利益は前年同期間比6.1%減の22百万円余の計上となりました。

(注)上記のセグメントの営業収入には、セグメント間の内部営業収入84百万円余を含んでおります。


(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、7億2百万円余となり、前連結会計年度末より43百万円余の減少となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動による資金は2億66百万円余の増加(前連結会計年度64百万円余増加)となっております。これは、主に減価償却費2億33百万円余によるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の投資活動による資金は36百万円余の減少(前連結会計年度4億75百万円余減少)となっております。これは、主に無形固定資産の取得による支出30百万円余によるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度の財務活動による資金は2億73百万円余の減少(前連結会計年度5億3百万円余増加)となっております。これは、主に長期借入れによる収入7億円余がありますが、長期借入金の返済による支出9億65百万円余によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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