有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10047T1
キユーピー株式会社 研究開発活動 (2014年11月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、おいしさ、やさしさ、ユニークさを大切に適正価格で商品をお客様に提供するという姿勢のもと、「調味料」、「タマゴ」、「サラダ・惣菜」、「加工食品」および「ファインケミカル」の各事業に関する研究開発に取り組んでいます。
研究開発は、主として当社研究開発本部および生産技術部、国内連結子会社ではデリア食品株式会社、キユーピー醸造株式会社、コープ食品株式会社および株式会社サラダクラブなど、海外連結子会社ではHENNINGSEN FOODS, INC.、北京丘比食品有限公司、杭州丘比食品有限公司およびKEWPIE(THAILAND)CO.,LTD.などの各研究開発部門が連携、協力して行っています。
特に当社研究開発本部は、グループの研究開発の中核として、オリジナリティのある技術や原料素材を創出し、技術から生まれる感動をお客様に商品として提供できるよう、研究開発を行っています。
当社研究開発本部は、昨年11月に研究開発機能とグループのオフィス機能をあわせ持つ「仙川キユーポート」へ拠点を移し、研究開発におけるグループシナジーの発揮と付加価値創出力の強化に努めています。社外との連携においては、オープンイノベーションに積極的に取り組み、価値の高い研究開発を加速しています。
また、10月には「アジア開発部」を「海外開発部」と改め、人員も増強することで海外展開の拡大、世界で戦う技術構築を強化しました。
これらの研究開発と並行して生産技術部門では、これまで築き上げた豊富な独自技術を活かした生産・開発技術力から、研究部門での開発商品を品質第一を考慮し具現化する設備開発および独創的な現場IT技術を駆使したグループの生産効率や品質保証体制を高める生産設備ならびに標準化されたシステムの開発を行っています。
なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は、38億82百万円です。
また、報告セグメント別における研究開発活動の概要とその成果は次のとおりです。
(1)調味料、タマゴ、サラダ・惣菜、加工食品、ファインケミカル
当連結会計年度において、研究開発活動の中で創出した新規技術は、30件学会で発表し、6件論文に投稿し掲載されました。以下の表に代表的な発表および論文掲載を示します。
鶏卵の学術振興や産業の活性化を目的に活動している「タマゴ科学研究会」が設立2年目を迎え、産官学の連携が深まってきました。2014年6月には「タマゴが創る未来の食生活」をテーマに第2回タマゴシンポジウムが開催されています。当社研究開発本部はこの取り組みを引き続き積極的に後援しました。
マヨネーズの使用場面の拡大を目的に、炒めメニューでのマヨネーズの使用を推進するため「3分クッキングマヨ風味炒めソース」(「ペパー&ガーリック味」、「オイスター&香味生姜味」)を発売しマヨネーズ風味の炒めメニューの啓蒙を進めました。
ドレッシングでは、世帯構成の変化に対応し、主力ドレッシングの容量変更を行いました。150ml、260ml、380mlと3つの容量での訴求を行い、よりお客様が食卓で使用しやすい容量を提案しドレッシングの活性化を促しました。新しい風味の提案として野菜の健康感をイメージしたやさしい風味の「5種の野菜ドレッシング」を発売しました。
ノンオイルドレッシングでは、塩(ごま入り)ときざみ玉ねぎを発売し幅広い嗜好性への対応を進めました。
新しいカテゴリーとして、粉末乾燥素材を使用した液体ドレッシングとは異なる美味しさを提案した「彩りプラス+」シリーズを発売しました。また、和食にドレッシングを使用することで新しい可能性を提案する「和菜どれ」を首都圏限定で発売しました。和食メニューへサラダメニューの導入を促すための新しい野菜の食べ方を提案するカテゴリーとして期待しています。昨年発売しました「ディップソース」においては、11月に食品産業新聞社主催の食品産業技術功労賞を受賞しました。
新たな価値を提供する液卵商品として、パンを浸して焼くだけで簡単にフレンチトーストを作ることができる「フレンチトーストベース(エグロワイヤル)」を発売し、ホテル等の料飲業態から好評を得ました。病院や老健施設などから要望が高い商品として、塩味を抑えた茶碗蒸しを作れる「濃縮茶椀蒸しの素(塩味ひかえめ)」、卵かけごはんが簡単に安心して作ることのできる「ごはんにかける卵」を発売しました。
製菓向けに、茹卵の黄身の風味が特長である「凍結クックドヨークパウダー」を発売し、黄身餡やカスタードクリームのこく味増強にご利用いただけました。
人手不足が課題になっている料飲や惣菜市場に対して個食タイプの即食簡便商品「とろっと親子丼の素(180g)」、「とろっとたまごとじの素(160g)」、「ふんわり天津飯の素(醤油あん)」、「ふんわり天津飯の素(甘酢あん)」を発売しアイテムの充実を図りました。
家庭用の商品展開として、お客様が茹卵を潰すことで、たまご本来の美味しさを味わえる「つぶして美味しいたまごのサラダ」を発売しました。
サラダ・惣菜は当社研究開発本部、連結子会社であるデリア食品株式会社および株式会社サラダクラブなどと連携し商品開発を行っています。
サラダ・惣菜では、核家族世帯、共働き世帯、高齢化世帯の増加に伴う配達ニ-ズの高まりから、近年成長市場になっております生協宅配市場に対応する為「従来よりも日持ちの長い惣菜の開発」、「簡単便利な家庭用おかずキットの発売」を進め、新しい展開を試みております。これにより新しい販路の開拓に繋げることが出来ました。
また、研究、開発、生産、販売が一体となって主力商品「ポテトサラダ」を深堀し、従来よりも「買い易さ(コスト・日持ち)」、「美味しさ(新製法の確立)」および「バリエ-ション(メニュー多様性)」を追求して提案する『ポテトワールドの提案』により、売上の増加に貢献しました。
カット野菜(パッケージサラダ)の分野においては、サラダの周辺商材として調味料で培った技術を取り入れた「野菜と和える具だくさんソース」シリーズを開発しました。グループ工場で4アイテムを製造・販売し、固形の具材と野菜に絡むソースを使い切りのパウチに入れることで、お客様が簡単にお好みのサラダを楽しめ、またパッケージサラダ売場と合わせて展開することでより充実した買いやすい売場を提案しました。
家庭用商品では、「あえるパスタソース」に新コンセプト「薫るシリーズ」を3品目追加するなど、ラインナップの強化を図りました。また、新カテゴリーである「3分クッキング鍋パスタ」、「フレンチトーストのもと」、新容器を採用した「ベビーフードすまいるカップ」およびチルドサラダ「Q's Deli」を発売し、新規市場の開拓を図りました。介護食では「やさしい献立」、「ホイップ」も新商品を発売し、売り場を活性化させました。また、ジャムカテゴリーの「まるごと果実」をリニューアルし、より一層のフレッシュ感を実現しました。
業務用商品では、アジアンテーブルのラインナップとして「ガパオ 鶏肉のバジル炒め」および「ヤムウンセン タイ風春雨サラダ」を発売しました。オイルソース、ロングライフサラダでは「エルデリシリーズ」に新技術を採用し賞味期間の延長を実現しました。また、「オイルソース」にバター醤油を追加しました。さらにヘルスケア商品の固形化流動食「ワンステップミール」では独自技術により小容量高カロリー化を実現し、また「ごはんにあうソース」においては容量や味種の充実化を図りました。
ファインケミカルでは、ヒアルロン酸、タマゴ成分、EPA(エイコサペンタエン酸)を3つの柱と位置付け、これらの素材の可能性を最大限引き出す研究と商品開発を進めています。
卵白に含まれる抗菌成分であるリゾチームにノロウイルスを死滅させる効果があることを大学との共同研究で見出し、学会にて報告するとともに、それを用いて食品を取り扱う環境で使用できるスプレータイプのアルコール製剤を開発しました。
また、従来から販売している鶏冠由来の医薬品用ヒアルロン酸に加え、発酵法による医薬品用ヒアルロン酸を開発しました。
連結子会社であるキユーピー醸造株式会社では、野菜を使った寿司という従来にない提案を行い、洋風酢を使った業務用すし酢として「Sushi’sシリーズ」を発売しました。また、業務用調味料として「芳醇ピクルスビネガー」、「チキン南蛮のたれ」、業務用ビネガードリンクシリーズとして「ビネガードリンク(まろやかぶどう酢)」を発売しました。
海外の商品開発では、アジアで大きく伸長するパン食を家庭でより手軽に楽しめるよう、サンドイッチ用のマヨネーズタイプ調味料をタイ、中国で発売しました。また、特徴的な和のフレーバーであるワサビ味を活かしたマヨネーズタイプ調味料やドレッシングをタイ、ベトナム、マレーシアで発売しました。中国では業務用市場向けに安定した味や食感を楽しめる目玉焼き風の加工品を発売し、より魅力的なパン、弁当などのメニューの実現へ取り組んでいます。
これらの結果、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は、38億82百万円です。
(2)共通、物流システム
該当事項はありません。
研究開発は、主として当社研究開発本部および生産技術部、国内連結子会社ではデリア食品株式会社、キユーピー醸造株式会社、コープ食品株式会社および株式会社サラダクラブなど、海外連結子会社ではHENNINGSEN FOODS, INC.、北京丘比食品有限公司、杭州丘比食品有限公司およびKEWPIE(THAILAND)CO.,LTD.などの各研究開発部門が連携、協力して行っています。
特に当社研究開発本部は、グループの研究開発の中核として、オリジナリティのある技術や原料素材を創出し、技術から生まれる感動をお客様に商品として提供できるよう、研究開発を行っています。
当社研究開発本部は、昨年11月に研究開発機能とグループのオフィス機能をあわせ持つ「仙川キユーポート」へ拠点を移し、研究開発におけるグループシナジーの発揮と付加価値創出力の強化に努めています。社外との連携においては、オープンイノベーションに積極的に取り組み、価値の高い研究開発を加速しています。
また、10月には「アジア開発部」を「海外開発部」と改め、人員も増強することで海外展開の拡大、世界で戦う技術構築を強化しました。
これらの研究開発と並行して生産技術部門では、これまで築き上げた豊富な独自技術を活かした生産・開発技術力から、研究部門での開発商品を品質第一を考慮し具現化する設備開発および独創的な現場IT技術を駆使したグループの生産効率や品質保証体制を高める生産設備ならびに標準化されたシステムの開発を行っています。
なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は、38億82百万円です。
また、報告セグメント別における研究開発活動の概要とその成果は次のとおりです。
(1)調味料、タマゴ、サラダ・惣菜、加工食品、ファインケミカル
当連結会計年度において、研究開発活動の中で創出した新規技術は、30件学会で発表し、6件論文に投稿し掲載されました。以下の表に代表的な発表および論文掲載を示します。
タイトル | 学会 | 共同研究先 |
経口投与ヒアルロン酸による光老化モデルマウスの皮膚状態改善効果 | 第11回日本機能性食品医用学会総会 | 東京農工大学 |
カラギーナン誘発炎症性疼痛モデルラットに対する高分子ヒアルロン酸(ヒアベスト®( J ))経口摂取の影響 | 第11回日本機能性食品医用学会総会 | 株式会社ヒアルロン酸研究所 |
根菜類の軟化検討 | 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 第63回技術大会 | |
レタス苦味成分のヒト苦味受容体発現細胞を用いた評価 | 日本農芸化学会2014年度大会 | 東京大学 |
Improvement of functional properties of dried low-cholesterol egg yolk by the new atomizing system | FoodStructure and Functionality Forum and Symposium | 京都大学 |
リポ化製剤の血中薬物放出挙動のin vitro評価 | 日本薬剤学会第29年会 | |
卵白タンパク質摂取は腸管での物理化学的特性を介して食事脂質のリンパ輸送を低下させる | 第68回日本栄養・食糧学会大会 | 九州大学 |
Anti-fatigue effects of egg white peptides as tested in mice | Banff Egg Forum 2014 | |
経口摂取ヒアルロン酸の吸収と肌への影響 | 第14回日本抗加齢医学会総会 | |
卵の摂取が血中脂質濃度に与える影響 | 第46回日本動脈硬化学会総会・学術集会 | お茶の水女子大学 |
Disulfide proteomics of egg white proteins during storage | IUFoST 2014 | 宮城大学 |
アミロース含有率の異なる米を用いた粥の食べやすさと力学的特性 | 第61回日本栄養改善学会学術総会 | 神奈川工科大学 |
卵黄レシチンがスポンジケーキのふんわり感に与える影響 | 日本調理科学会2014年度大会 | |
濃厚O/W乳化食品の長期保存における乳化破壊とその影響因子 *優秀口頭発表賞受賞 | 日本食品工学会第15回(2014年度) 年次大会 | 京都大学 |
卵白を乳酸発酵した新素材「ラクティーエッグ」が拡げる世界 *インダストリアルプラザ優秀賞受賞 | 日本食品工学会第15回(2014年度) 年次大会 | |
変性リゾチームを用いたノロウイルスの不活性化 | 第35回日本食品微生物学会学術総会 | 東京海洋大学 |
抗ノロウイルス活性を持つ変性リゾチーム含有アルコール製剤の開発 | 第35回日本食品微生物学会学術総会 | 東京海洋大学 |
Removal of egg yolk contaminated in egg white using microbubble flotation | 2nd International Symposium on Multiscale Multiphase Process Engineering | 慶應義塾大学 |
タイトル | 掲載雑誌 | 共同研究先 |
Ingested hyaluronan moisturizes dry skin | Nutrition Journal 2014; 13:70. | 東邦大学医療センター大橋病院皮膚科 |
No influence of exogenous hyaluronan on the behavior of human cancer cells or endothelial cell capillary formation. | Journal of Food Science. 2014; 79: 1469-75. | 国立がん研究センター研究所 |
Dietary hyaluronic acid migrates into the skin of rats | The Scientific World Journal. Volume 2014; Article ID 378024 | |
Dietary egg white protein inhibits lymphatic lipid transport in thoracic lymph duct-cannulated rats. | J Agric Food Chem. 2014 Nov 5;62 (44): 10694-700. | 九州大学 |
Genetic Networks Lead and Follow Tumor Development: MicroRNA Regulation of Cell Cycle and Apoptosis in the p53 Pathways | BioMed Research International Volume 2014 (2014), Article ID 749724 | 国立がん研究センター研究所 |
マヨネーズの使用場面の拡大を目的に、炒めメニューでのマヨネーズの使用を推進するため「3分クッキングマヨ風味炒めソース」(「ペパー&ガーリック味」、「オイスター&香味生姜味」)を発売しマヨネーズ風味の炒めメニューの啓蒙を進めました。
ドレッシングでは、世帯構成の変化に対応し、主力ドレッシングの容量変更を行いました。150ml、260ml、380mlと3つの容量での訴求を行い、よりお客様が食卓で使用しやすい容量を提案しドレッシングの活性化を促しました。新しい風味の提案として野菜の健康感をイメージしたやさしい風味の「5種の野菜ドレッシング」を発売しました。
ノンオイルドレッシングでは、塩(ごま入り)ときざみ玉ねぎを発売し幅広い嗜好性への対応を進めました。
新しいカテゴリーとして、粉末乾燥素材を使用した液体ドレッシングとは異なる美味しさを提案した「彩りプラス+」シリーズを発売しました。また、和食にドレッシングを使用することで新しい可能性を提案する「和菜どれ」を首都圏限定で発売しました。和食メニューへサラダメニューの導入を促すための新しい野菜の食べ方を提案するカテゴリーとして期待しています。昨年発売しました「ディップソース」においては、11月に食品産業新聞社主催の食品産業技術功労賞を受賞しました。
新たな価値を提供する液卵商品として、パンを浸して焼くだけで簡単にフレンチトーストを作ることができる「フレンチトーストベース(エグロワイヤル)」を発売し、ホテル等の料飲業態から好評を得ました。病院や老健施設などから要望が高い商品として、塩味を抑えた茶碗蒸しを作れる「濃縮茶椀蒸しの素(塩味ひかえめ)」、卵かけごはんが簡単に安心して作ることのできる「ごはんにかける卵」を発売しました。
製菓向けに、茹卵の黄身の風味が特長である「凍結クックドヨークパウダー」を発売し、黄身餡やカスタードクリームのこく味増強にご利用いただけました。
人手不足が課題になっている料飲や惣菜市場に対して個食タイプの即食簡便商品「とろっと親子丼の素(180g)」、「とろっとたまごとじの素(160g)」、「ふんわり天津飯の素(醤油あん)」、「ふんわり天津飯の素(甘酢あん)」を発売しアイテムの充実を図りました。
家庭用の商品展開として、お客様が茹卵を潰すことで、たまご本来の美味しさを味わえる「つぶして美味しいたまごのサラダ」を発売しました。
サラダ・惣菜は当社研究開発本部、連結子会社であるデリア食品株式会社および株式会社サラダクラブなどと連携し商品開発を行っています。
サラダ・惣菜では、核家族世帯、共働き世帯、高齢化世帯の増加に伴う配達ニ-ズの高まりから、近年成長市場になっております生協宅配市場に対応する為「従来よりも日持ちの長い惣菜の開発」、「簡単便利な家庭用おかずキットの発売」を進め、新しい展開を試みております。これにより新しい販路の開拓に繋げることが出来ました。
また、研究、開発、生産、販売が一体となって主力商品「ポテトサラダ」を深堀し、従来よりも「買い易さ(コスト・日持ち)」、「美味しさ(新製法の確立)」および「バリエ-ション(メニュー多様性)」を追求して提案する『ポテトワールドの提案』により、売上の増加に貢献しました。
カット野菜(パッケージサラダ)の分野においては、サラダの周辺商材として調味料で培った技術を取り入れた「野菜と和える具だくさんソース」シリーズを開発しました。グループ工場で4アイテムを製造・販売し、固形の具材と野菜に絡むソースを使い切りのパウチに入れることで、お客様が簡単にお好みのサラダを楽しめ、またパッケージサラダ売場と合わせて展開することでより充実した買いやすい売場を提案しました。
家庭用商品では、「あえるパスタソース」に新コンセプト「薫るシリーズ」を3品目追加するなど、ラインナップの強化を図りました。また、新カテゴリーである「3分クッキング鍋パスタ」、「フレンチトーストのもと」、新容器を採用した「ベビーフードすまいるカップ」およびチルドサラダ「Q's Deli」を発売し、新規市場の開拓を図りました。介護食では「やさしい献立」、「ホイップ」も新商品を発売し、売り場を活性化させました。また、ジャムカテゴリーの「まるごと果実」をリニューアルし、より一層のフレッシュ感を実現しました。
業務用商品では、アジアンテーブルのラインナップとして「ガパオ 鶏肉のバジル炒め」および「ヤムウンセン タイ風春雨サラダ」を発売しました。オイルソース、ロングライフサラダでは「エルデリシリーズ」に新技術を採用し賞味期間の延長を実現しました。また、「オイルソース」にバター醤油を追加しました。さらにヘルスケア商品の固形化流動食「ワンステップミール」では独自技術により小容量高カロリー化を実現し、また「ごはんにあうソース」においては容量や味種の充実化を図りました。
ファインケミカルでは、ヒアルロン酸、タマゴ成分、EPA(エイコサペンタエン酸)を3つの柱と位置付け、これらの素材の可能性を最大限引き出す研究と商品開発を進めています。
卵白に含まれる抗菌成分であるリゾチームにノロウイルスを死滅させる効果があることを大学との共同研究で見出し、学会にて報告するとともに、それを用いて食品を取り扱う環境で使用できるスプレータイプのアルコール製剤を開発しました。
また、従来から販売している鶏冠由来の医薬品用ヒアルロン酸に加え、発酵法による医薬品用ヒアルロン酸を開発しました。
連結子会社であるキユーピー醸造株式会社では、野菜を使った寿司という従来にない提案を行い、洋風酢を使った業務用すし酢として「Sushi’sシリーズ」を発売しました。また、業務用調味料として「芳醇ピクルスビネガー」、「チキン南蛮のたれ」、業務用ビネガードリンクシリーズとして「ビネガードリンク(まろやかぶどう酢)」を発売しました。
海外の商品開発では、アジアで大きく伸長するパン食を家庭でより手軽に楽しめるよう、サンドイッチ用のマヨネーズタイプ調味料をタイ、中国で発売しました。また、特徴的な和のフレーバーであるワサビ味を活かしたマヨネーズタイプ調味料やドレッシングをタイ、ベトナム、マレーシアで発売しました。中国では業務用市場向けに安定した味や食感を楽しめる目玉焼き風の加工品を発売し、より魅力的なパン、弁当などのメニューの実現へ取り組んでいます。
これらの結果、当連結会計年度における当社グループの研究開発費は、38億82百万円です。
(2)共通、物流システム
該当事項はありません。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 生産、受注及び販売の状況
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 経営上の重要な契約等
- 研究開発活動
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00464] S10047T1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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