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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10024Y3

有価証券報告書抜粋 株式会社RKB毎日ホールディングス 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度のわが国経済は、政府主導の経済対策や金融緩和策等による景気回復への期待から株価の上昇や円安が進行し、輸出企業を中心に業績が上向くとともに、所得や雇用環境の改善、個人消費の回復も見られ、緩やかな回復基調で推移しました。
当社の主力事業分野である広告業界では、年度前半は経済回復基調ではあったものの、広告費全体を押し上げるまでには至りませんでしたが、年度後半は持続的な景気回復傾向を受けるとともに消費税増税前の駆け込み需要もあり堅調に推移しました。
このような情勢のもと、当社および当社グループは収入を確保すべく積極的に営業活動を展開し、主力事業である放送事業では、テレビ、ラジオとも増収となりました。不動産事業では減収となりましたが、システム関連事業、その他事業では増収となり、全体の売上高は252億36百万円と前年度に比べ9億36百万円(3.9%)の増収となりました。支出については、効率的な運用により、放送設備の保守費や番組費などの増加をカバーすべく収益確保に努めました。
その結果、経常利益は18億95百万円と前年度に比べ3億49百万円(22.6%)の増益となり、当期純利益も11億1百万円と前年度に比べ2億24百万円(25.7%)の増益となりました。

①放送事業
放送事業の収入は、165億27百万円と前連結会計年度に比べ3億24百万円(2.0%)の増収となりましたが、営業利益は9億74百万円と66百万円(6.4%)の減益となりました。
テレビ部門では、タイム収入は、北九州マラソン、LPGAステップ・アップ・ツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」等の新規スポーツイベントが寄与し、前年度に比べ5.1%の増収となり、テレビ収入全体を牽引いたしました。スポット収入は、年度初めより厳しく、第4四半期にやや持ち直しましたが、通期で0.2%の減収となりました。業種別では、輸送機器、通信放送、アルコール飲料が好調でしたが、流通小売、化粧品・洗剤・トイレタリが落ち込みました。この結果、テレビ事業全体では前年度に比べ1.6%の増収となりました。
番組編成面では、「今日感テレビ」を自社制作の柱と位置づけ、ネット番組を含め8時間の生放送を維持し、事件・事故や災害発生時には、ただちに一報を伝えるなど生放送の特性を活かす編成を行っています。また、ゴールデン帯では「探検!九州」「豆ごはん。」の2番組を制作し、エリア情報の発見・提供に心掛けています。ドラマでは『倍返し』が流行語にもなった「半沢直樹」が最終回で37.1%という驚異的な視聴率を記録し、当期のエリアでの民放全番組の中で第1位を獲得しました。一方、スポーツの分野では「世界陸上2013」「ソチ五輪」で世界最高レベルの感動を伝えるとともに、福岡ソフトバンクホークス戦の生中継をはじめとしてエリアの視聴者のニーズに応えました。さらに女子プロゴルフトーナメント「ほけんの窓口レディース」や「別府大分毎日マラソン」、「福岡国際クロスカントリー」など国際レベルのコンテンツを発信しています。
また、ドキュメンタリーでは「シャッター 報道カメラマン空白の10年」が「地方の時代」映像祭2013で入選しました。さらに前年度から取り組んでいる「救急救命法DVD無償頒布による心肺蘇生法の普及活動」がJNNネットワーク協議会賞の放送関連活動部門奨励賞を受賞しました。
ラジオ部門では、タイム収入は、ローカルタイムのレギュラー・単発物件の積み上げにより、ネットの落ち込みをカバーし、さらにラジオショッピングの持続的好調により前年度を上回ることができました。スポット収入は、ネットスポットや法律事務所などの業種が好調に推移し、前年度に比べて大幅な増収となりました。制作収入についても、地元の商業施設を会場としたイベントなどを積み上げ、前年度の水準を維持することができました。この結果、ラジオ事業全体では前年度に比べ4.6%の増収となりました。
番組編成面では、若年層向け番組「ハイタッチ!」などが軌道に乗り、SNSとの連動を強化する番組を編成するなどし、新たなリスナー層の獲得に注力しました。


②システム関連事業
システム関連事業の収入は、52億18百万円と前連結会計年度に比べ5億77百万円(12.4%)の増収となり、営業利益は1億8百万円(前年同期は営業損失2億27百万円)となりました。
ソフトウェア開発業界での競争が一層の激しさを増す中、自治体向けの受注が好調だったことに加え、新規分野の開拓などで民需にも回復の兆しがあり、増収となりました。また、受注条件対策や収支管理を徹底して行った結果、利益面では大幅に改善しました。

③不動産事業
不動産事業の収入は、10億33百万円と前連結会計年度に比べ32百万円(3.0%)の減収となり、営業利益は7億1百万円と35百万円(4.8%)の減益となりました。
賃貸物件の賃貸料収入が減少し、減収減益となりました。

④その他事業
その他事業収入は、24億56百万円と前連結会計年度に比べ67百万円(2.8%)の増収となりましたが、営業損失は12百万円(前年同期は営業損失77百万円)となりました。
催し物やコンテンツ開発を積極的に展開し、また太陽光発電による売電収入もあり、増収となりました。収益は12百万円の損失となりましたが、前年度より改善しました。コンテンツ開発部門では、当社が企画制作を担当し6年目を迎えたFACo(福岡アジアコレクション)が若い世代を中心に7,500人を超える入場者を集めるとともに、2013年10月に韓国の釜山で「FACo in 釜山」を開催し、2,000人を超える入場者を集め、本格的に海外進出を果たしました。また、TBSテレビを中心とした劇場用映画製作共同委員会へも引き続き参加し、「SPEC~結~」など6作品に出資しました。催事事業部門では福岡市博物館で「マチュピチュ「発見」100年 インカ帝国展」を開催し、約13万人の入場者を集めました。このほか、同じく福岡市博物館で開催した「光の賛歌 印象派展」や、蜷川幸雄演出のシェイクスピア劇「ヘンリー四世」なども多くの入場者で賑わい、好評を博しました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により19億18百万円増加し、有形固定資産の取得等により投資活動で11億18百万円、長期借入金の返済等により財務活動で8億25百万円減少したことにより、当連結会計年度末には、前連結会計年度末に比べ25百万円(0.6%)減少し、44億30百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ11百万円増加し、19億18百万円(前連結会計年度は19億7百万円の獲得)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ4億93百万円増加し、11億18百万円(前連結会計年度は6億25百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の預入れが4億79百万円、無形固定資産取得による支出が3億61百万円増加したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ16百万円増加し、8億25百万円(前連結会計年度は8億8百万円の使用)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04382] S10024Y3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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