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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029I4

有価証券報告書抜粋 株式会社永谷園ホールディングス 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我が国の経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策を背景に円安・株高の傾向が継続し、雇用環境に改善の兆しがみられるなど緩やかな回復基調となりました。しかしながら、円安の進行による原材料費の高騰や新興国の経済成長率の鈍化をはじめとする海外景気の下振れリスクが懸念されるなど、景気は先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く市場環境も、引き続き企業間の厳しい価格競争が継続し、さらに円安による原材料価格の上昇や電気料金の値上げもあり、厳しい状況が続きました。
このような経営環境の下、当社グループは「企業戦略の充実」と「新価値提案力の更なるアップ」を重要課題として企業活動を行ってまいりました。
「企業戦略の充実」につきましては、多様化するニーズに対応し新規需要を獲得することや、新たな事業領域への進出と既存事業との相乗効果を目的とした施策を実施してまいりました。具体的には、2013年11月に、主力ブランド「ビアードパパ」を有する株式会社麦の穂ホールディングスの全株式を取得いたしました。同社は“食”に対する姿勢、企業風土の面で、当社グループとの親和性が非常に高いことに加えて、国内外に「直営」「フランチャイズ」という販売チャネルを有していることから、子会社化いたしました。
「新価値提案力の更なるアップ」につきましては、「機能性」「高品質」をキーワードに研究・開発に取り組み、素材や原料を最大限に活かした個性的な新商品を発売いたしました。また、当社グループにおける生産技術の中核であるフリーズドライ製法を活用し、お湯を注ぐだけで大きな具材の料理が味わえるブロックタイプの商品を発売することで品揃えを強化し、市場拡大に努めてまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は711億29百万円(前年度比 3.8%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は39億43百万円(前年度比 10.3%増)、経常利益は39億27百万円(前年度比 7.1%増)となりました。また、当期純利益は24億16百万円(前年度比 9.9%増)となりました。
以下、セグメントの状況は次のとおりであります。
なお、セグメント区分につきましては、従来の報告セグメントである「食料品事業」のほか、第3四半期連結会計期間末において報告セグメント以外の「その他」に区分して表示しておりました株式会社麦の穂ホールディングス他4社について、重要性が増したため、当連結会計年度末より「中食その他事業」として報告セグメントに区分変更して表示しております。
①食料品事業
販売面につきましては、主力商品の活性化と新商品の市場定着に取り組んでまいりました。消費者向けには個別の量販店とタイアップしたキャンペーンの積極的な実施、若者をターゲットとした大学やイベント会場での新商品の試供品配布などによって、新たなファン層づくりと購買意欲の喚起に努めてまいりました。また、流通向けには大量陳列コンテストやうどん、おにぎり等の冷凍食品との関連販売などを通じて、店頭での商品露出の強化に取り組んでまいりました。
商品開発面につきましては、“新しい価値の提案による顧客開拓・拡大”をテーマとして取り組んでまいりました。具体的には、ポリフェノールの一種であるケルセチンを配合した、健康訴求型のたまねぎのスープを開発し、新たな需要の掘り起こしを行ってまいりました。また、ふりかけでは、今までにないサクサク食感で、本物感のある味わいを楽しめる大袋タイプの新ふりかけシリーズを発売し、ふりかけ市場におけるシェアの拡大に努めてまいりました。さらに、FDブロック商品では、雑炊や小鉢惣菜などを発売し、商品を拡充することで、市場の拡大を図ってまいりました。
以下、主要品目の状況は次のとおりであります。

5月17日の「お茶漬けの日」にあわせ、当社看板商品である「お茶づけ海苔」の食頻度アップを狙いとしたプロモーションを各方面で展開してまいりました。
また、新商品では、サクサクの食感と素材のおいしさを再現した「超ふりかけ」シリーズや、ご飯にかける以外の食シーンで調味料としても使用されることを狙いとした「ゆず胡椒ふりかけ」「山椒ふりかけ」を発売いたしました。さらに、「おとなのふりかけ」において、パッケージやメニューをリニューアルしたことに加え、高級感のあるメニューをそろえた期間限定品を発売したことにより、売上高は158億65百万円(前年度比 3.9%増)となりました。

機能性をキーワードとした「ちから」シリーズの新商品として「煮干しのちから みそ汁」「たまねぎのちから サラサラたまねぎスープ」を発売し、即席みそ汁・スープ市場の活性化に取り組んでまいりました。特に「たまねぎのちから サラサラたまねぎスープ」は株式会社日本食糧新聞社主催の第32回「食品ヒット大賞」において、優秀ヒット賞を受賞いたしました。また、昨年より発売しているFDブロック商品のラインナップに、新たに「お吸いもの」を加え、売上拡大を図ってまいりました。さらに、具材の見直しや減塩タイプを追加するなど、健康感のある品質にリニューアルした「おみそ汁の大革命」が売上に貢献し、売上高は208億1百万円(前年度比 3.2%増)となりました。

惣菜商品では、「麻婆春雨」を、ごはんのおかずに合うことをアピールしたデザインへリニューアルし、一定期間CMを集中投入することにあわせて、店頭での商品露出を高めるための提案をしたことで、売上の拡大を図ってまいりました。新商品としては、「お肉マジック」シリーズ及び「お魚マジック」シリーズの新メニューを発売いたしました。
また、麺商品では「お鍋ひとつで!」シリーズの煮込みうどんや「蒸し鍋ラーメン」シリーズの第2弾を発売し、麺市場の活性化に取り組んでまいりました。しかしながら、「煮込みラーメン」の売上が振るわず、売上高は273億90百万円(前年度比 4.0%減)となりました。

外食や中食マーケットを中心に業務用商品の販路拡大に取り組んでまいりましたが、OEM商品の受注が減少したことにより、売上高は44億91百万円(前年度比 1.7%減)となりました。
以上の結果、食料品事業の売上高は685億48百万円(前年度比 0.0%増)となりました。
②中食その他事業
中食その他事業の売上高は、第3四半期連結会計期間末より連結の範囲に含めた株式会社麦の穂ホールディングス他4社の2013年12月から2014年2月までの売上実績であり、25億80百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動及び財務活動による現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の増加額が、投資活動による資金の減少額を上回ったことにより、前連結会計年度末に比べ3億90百万円増加し、当連結会計年度末の資金残高は、84億60百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加額は54億83百万円(前年度は47億88百万円の増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益及び減価償却費の計上により資金が増加したことによるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少額は91億22百万円(前年度は13億62百万円の減少)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出並びに有形及び無形固定資産の取得による支出があったことによるものです。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の増加額は40億22百万円(前年度は25億32百万円の減少)となりました。これは主に、子会社株式の取得に伴う長期借入金による資金調達を行ったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00469] S10029I4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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