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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028DL

有価証券報告書抜粋 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
2013年の日本の総広告費(㈱電通・2014年2月21日発表)は、5兆9,762億円(前年比101.4%)となり、テレビ広告費も前年を上回る100.9%となりました。「アベノミクス」効果による景気の回復傾向が持続したことに加え、消費税増税前の駆け込み需要などにより、日本経済は全般的に上向き基調となりましたが、広告費全体の大幅な押し上げには至りませんでした。
こうした中、当社はこれまで3か年にわたって営業・編成などの分野で構造改革を推進してきましたが、2012年10月に東京スカイツリーからの放送を開始し、視聴可能世帯数が1,430万世帯(関東1都6県の全世帯数の約8割)に増加したことを受け、放送料金の値上げを実施しました。当事業年度も、新規広告主の開拓やスポットの拡大のため、広告会社と連動した新規番組開発などをはじめ、様々な取り組みを行ってきました。
コンテンツの強化については、生ワイド2番組を中心に、国際都市・東京の独自性を意識した番組づくりをさらに推し進めました。放送9年目を迎えた「5時に夢中!」は、4月1日からサンテレビ、KBS京都への同時ネット放送を開始し、関西地区での視聴が可能となりました。7月22日に記念すべき放送2,000回を迎え、当日は1時間30分に放送枠を拡大し、番組初の公開生放送を実施しました。
また、夜9時からの「ニッポン・ダンディ」は、視聴者の知的好奇心をそそるよう番組内容を拡充、放送開始から1年となる10月には番組コンセプトを「男と女の徹底討論!」とし、レギュラー出演者に長谷川豊、堀潤、中島知子等を加えました。新番組では、5月から、80年代のディスコミュージックをフィーチャーした「Disco Train」、7月からアニメの声優をオーディションで選び育てる番組「スパルタンMX」などをスタートしました。
マルチ編成においては、引き続き092ch独自の編成を強化し、「シアター092」の冬休み特集では、東京での2020年五輪開催決定を記念して、スポーツ映画を特集しました。
スポーツ番組では、福岡ソフトバンクホークス戦の生中継を前事業年度の63試合から69試合へと増やし、ファンのニーズに応えました。Jリーグ・FC東京については、試合中継番組「F.C.TOKYO魂!JリーグLIVE2013」、応援番組「F.C.TOKYO魂!」で、サポーターやJリーグファンとともにシーズン通してチームのバックアップに努めました。また、東日本で初めての女子プロ野球チームが結成された日本女子プロ野球リーグ戦を30試合放送したほか、東日本のチーム「イースト アストライア」を応援する番組を放送するなど、女子プロ野球のファン層の拡大を図りました。
報道番組では、朝・昼・夕・夜の帯編成を軸に、加えて60秒ニュースを1日4回編成し、より細やかに東京発のニュースを伝えました。朝帯のニュースでは、鉄道情報を強化、首都圏の放送局ならではの内容に特化したほか、6月の都議会議員選挙、2014年2月の都知事選挙の開票速報の特別番組には総合司会にジャーナリスト池上彰氏を迎え、分かり易い解説、選挙区のトリビア、視聴者がツイッターで参加する仕掛けなど、新しい選挙特別番組に取り組みました。2020年五輪開催都市を決定するIOC総会の模様については、現地からの中継映像や都内のパブリックビューイングの模様などを交えながら、東京が開催都市に選ばれた瞬間を含め6時間の生放送で伝えました。
アニメ編成にも引き続き注力し、今年度は「進撃の巨人」や「黒子のバスケ」など爆発的なヒット作品を含む新作アニメを上期40作品、下期38作品放送しました。
事業においては、ランニングイベント「わくわくチャリティラン」を、約1万人の参加者を集めて5月に開催したのを始め、ディズニー作品を中心に上映する「親子上映会」(パナソニックセンター東京・江東区)、東京スカイツリーのお膝元、曳舟で開催する落語会「東京スカイ座曳舟寄席」など、恒例となったイベントを実施しました。また、「千住明の世界・アニメーション編」「お正月だよ!ミルキィホームズライブ2014~Dreamin’
~」等、注力するアニメと連動したイベントにも積極的に取り組みました。
世界に知られる音声合成システムを活用したバーチャル・人気アイドル「初音ミク」のイベント開発にも積極的に取り組み、8月には過去最大規模のコンサートと展示・ワークショップの複合イベント「マジカルミライ2013」を開催、1万5,000人の来場者を集めました。その翌日にはイベントの様子を90分にまとめた特別番組「『マジカルミライ2013』マルッと紹介90分SP!」を放送、興奮冷めやらぬ会場の様子を伝えました。
また、「初音ミク」の制作過程に密着してきた記録映像や新たに収録した関係者へのインタビューをもとに、現代社会の風潮や傾向とどのような関係を持つのかをまとめたドキュメント番組「初音ミクのかたち」は、2013年度の日本民間放送連盟賞・テレビ教養番組部門で優秀賞を受賞しました。
クロスメディア戦略の推進として、引き続きテレビとインターネットを融合したコンテンツの開発、展開に注力しました。首都圏の通勤・通学他お出かけ前の視聴者が、鉄道各線の遅延・運休情報を一目で確認できる路線地図の表示をデータ放送内で展開、朝の「TOKYO MX NEWS」内の放送内容とも完全連動する形で提供を始めました。また、放送中の番組とリアルタイムに連動するセカンドスクリーンアプリ「テレコンパ」を導入し、サービスを開始しました。番組「Disco Train」では、アプリを起動した状態で番組を視聴すると音声を感知し、放送中の音楽の詳細情報(アーティスト名・タイトル等)や出演者情報等をアプリ上で公開する試みを行いました。
この結果、当事業年度の売上高は12,695百万円(前事業年度比104.9%)、営業利益は1,807百万円(前事業年度比159.0%)、経常利益は1,749百万円(前事業年度比154.9%)、当期純利益は1,054百万円(前事業年度比350.0%)と、売上高、経常利益ともに3期連続で過去最高を更新しました。

事業部門別の業績は次のとおりであります。
①放送事業
放送事業については、売上高10,476百万円(前事業年度比2,127百万円増、125.5%)と増収になりました。これは主に自社制作番組、スポーツ中継、アニメ番組等のタイム収入が好調だったほか、スポット収入が増加したことによるものであります。

②その他事業
その他事業については、売上高2,218百万円(前事業年度比1,538百万円減、59.1%)と減収になりました。これは主に自主事業、スポット配信業務が減少したことによるものであります。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における当社の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ380百万円増加し、当事業年度末には3,032百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得た資金は872百万円(前事業年度は1,047百万円)となりました。これは主に税引前当期純利益1,748百万円に加え、非資金費用である減価償却費355百万円を計上した一方、売上債権が422百万円増加し、受信対策費の支払額419百万円や法人税等の支払額372百万円が生じたことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は333百万円(前事業年度は1,134百万円)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出136百万円、定期預金の預入による支出100百万円、及び出資金の払込による支出97百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は158百万円(前事業年度は358百万円)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出120百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04453] S10028DL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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