シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002999

有価証券報告書抜粋 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは技術的な研究開発を戦略的事業の一環として捉え、番組制作・放送送出の技術面での優位性を確保し、放送サービスをより一層魅力的なものとして発展させるため積極的な研究開発を行うとともに、広くICT分野の発展への貢献を目指した活動を行っています。

(放送事業)

放送事業における研究開発活動は主に、テレビ放送事業を行う㈱フジテレビジョンに係るものであります。当連結会計年度における成果は次の通りであります。
タブレットやスマートフォンが急速に普及しSNSサービスの利用が浸透する中、テレビを視聴しながらタブレットやスマートフォンを2ndスクリーンとして活用することが注目されてきています。そうした視聴習慣の変化を捉え、放送とインターネットが連携した様々なサービス開発を推進してきました。このような新しいサービスを促進するには共通基盤の確立が重要であるとの認識のもと、IPTVフォーラムの標準化活動に積極的に参加し、放送連携サービスを実現する技術仕様Hybridcastの策定に貢献してきました。また総務省の「放送・通信連携によるスマートテレビのアーキテクチャ確立に向けた実証実験の請負」を受注し、CM連動など同技術を活用した様々なサービスを盛り込んだ番組「人狼village 5」を企画立案し、2014年3月7日に放送しました。また、自宅のスマートTVで受信/録画した番組をインターネットを介して宅外から視聴する「リモート視聴」を実現するための要件をNexTVフォーラムにて取り纏めました。
Webの標準化を世界的に議論するW3C(World Wide Web Consortium)に設立された放送関連のビジネスグループ「WEB and Broadcasting Business Group」にも積極的に参加し、ユーザインターフェース改善やテストコンテンツの必要性など実サービスに有用な課題を提起してきました。2013年6月に同ビジネスグループの第3回F2Fミーティングをホスト社として開催し審議を促進した他、同年11月のシェンチェンのTPAC会合、2014年3月のミュンヘンワークショップなどでWeb技術を放送で利用するケーススタディを実施してきました。
また、NexTVフォーラムにて次世代4k8k放送の開発に参画し、2014年3月に情報通信審議会にて取り纏められた同放送の技術的条件に関する報告書の策定に寄与してきました。現在、2016年に予定される試験放送、2020年の本放送に向けて、具体的な放送サービス条件/受信機仕様の審議に取り組んでおります。
一方自社の開発案件としては、テレビ番組に同期するプラットフォームアプリ「MediaTrigger」や、スマートフォンを活用した遠隔取材支援システム「ロケサポ」、移動中継用無線の周波数移行に伴うアンテナ開発など、番組制作から放送支援まで多岐にわたる開発を継続しております。「ロケサポ」は、報道番組制作の効率化に貢献したことにより、2013年度日本民間放送連盟賞技術部門優秀賞を、またすでに運用を開始している「SDカードスクランブラ」は、記録メディアからの情報漏えい等を防ぐ技術として高い評価を受け、昨年度の日本民間放送連盟賞に続き第39回放送文化基金賞(放送技術部門)を受賞しました。
今後も、4k、8kなど放送の高度化技術のトレンドを見据え、多方面から調査検討し、設備構築や番組制作、ビジネス開発に寄与して参ります。
なお、当連結会計年度の研究開発費は2億95百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04462] S1002999)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。