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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002CC4

有価証券報告書抜粋 株式会社ウェルディッシュ 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日本銀行の金融政策の実行やそれらに対する期待感等から、円高の是正や株価の浮揚といった効果が表れ、輸出・雇用情勢・設備投資などが復調するなど、穏やかな景気回復基調となりました。個人消費にも一部で持ち直しの動きが見られたものの、円安に伴う輸入品価格や電気料金等の値上げ、新興国経済の先行き不安、消費税の増税などから、先行きが不透明な状態が続きました。
食品業界においても、個人消費の持ち直しの影響が一部に見られたものの、景気の先行き不透明さから消費増税前の駆込み需要が生じるなど、消費者の生活防衛・節約意識の高い状態が続きました。加えて、依然として原材料価格の高止まりが続く中、円安による輸入資材の価格高騰も生じ、食品製造業者の経営環境は、ますます厳しさを増し続けております。
このような環境の中で当社グループは、飲料事業においては、主力の「フジミネラル麦茶」は少子化に伴う市場縮小と価格競争の激化の中で、お徳用タイプに「ごぼう茶」のティーバッグを付けるキャンペーンを行うなど積極的な販促策を実行して着実な売上高の維持を目指し、「ごぼう茶」は成長堅持と市場における地位確保、「烏龍茶」は原料が安全な台湾産であることを前面に押し出したリニューアルによる売上回復を目指しました。珍味事業においては、採算の悪化したビーフジャーキーの原料肉を中国産から割安な豪州産に変更することに加えて、内容量減少による実質的な値上げを行って採算を改善する一方、形態の異なる新商品を加えることで、売上高の伸長を目指しました。その他の事業は、着実な利益計上を図れる事業として、売上高確保を目指しました。
これらの結果、収益面では、飲料事業においては、主力の麦茶が前述の販促策が奏功するなどで前期並みの売上高を確保し、健康茶において「杜仲茶」も春にテレビの健康番組で紹介された影響から増収となりましたが、「ごぼう茶」が前期のブームの反動から大幅な減収となったほか、「烏龍茶」もリニューアルが想定通りの効果を発揮せず、飲料事業合計では減収となりました。
珍味事業においては、自社ブランド商品について伸長の鈍化が続く一方で、OEM供給商品についてもリニューアルに伴って一時的に商品供給が止まる時期が長引いた影響から減収となりました。
その他の事業においては、だしのもとが堅調であったものの、業務用ナルトが減収となりました。
損益面では、飲料事業においては、ごぼう茶の生産量減少が全社的な工場稼働率や損益を大幅に悪化させました。珍味事業においては、中国生産子会社工場の採算が原材料高、賃金高騰、円安で悪化したことに加え、ビーフジャーキーの生産量が大きく減少して稼働率が大幅に悪化しました。円安による採算悪化は、特に大きなものとなりました。
また通期に渡って保有する投資有価証券の売却を行うことで、投資有価証券売却益9百万円を計上いたしました。なお当社グループの取扱い商品においては、消費税の増税前の駆け込みによる影響は、特に見られませんでした。
これらの結果、売上高601百万円(前連結会計年度比16.0%減)、営業損失72百万円(前連結会計年度は営業利益22百万円)、経常損失77百万円(前連結会計年度は経常利益27百万円)、当期純損失68百万円(前連結会計年度は当期純利益22百万円)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
①飲料事業
主にごぼう茶の減収が採算を悪化させ、売上高282百万円(前連結会計年度比19.6%減)、営業利益26百万円(前連結会計年度比55.3%減)となりました。
②珍味事業
円安による大幅な採算悪化等の影響で、売上高312百万円(前連結会計年度比12.2%減)、営業損失16百万円(前連結会計年度は営業利益46百万円)となりました。
③その他
業務用ナルトが減収で、売上高6百万円(前連結会計年度比27.4%減)、営業利益0百万円(前連結会計年度比54.6%減)となりました。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6百万円減少し、当連結会計年度末には65百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は59百万円(前年同期は7百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失が計上されたこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は50百万円(前年同期は31百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入及び投資有価証券の売却による収入等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は6百万円(前年同期は6百万円の使用)となりました。これは主に配当金の支払額等があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00471] S1002CC4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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