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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002C2J

有価証券報告書抜粋 大和ハウス工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは、「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、お客様とともに新たな価値を創り、活かし、高め、人が心豊かに生きる社会の実現を目指すために、安全・安心、スピード・ストック、福祉、環境、健康、通信、農業をキーワードとして掲げ、一般ユーザーはもとより、官公庁、国内外の大学、異業種企業とも密接な連携をとりつつ、基礎・応用研究から新技術・新商品開発まで多岐にわたる研究開発活動を行っています。
なお、当連結会計年度の研究開発費は7,329百万円となりました。研究開発スタッフは当連結会計年度末現在で387名となっています。
当連結会計年度の主な活動は次のとおりです。
(1)戸建住宅事業、賃貸住宅事業、マンション事業、住宅ストック事業
・繰り返し発生する巨大地震の揺れを受けても、エネルギー吸収型耐力壁により新築時の耐震性能を維持する「持続型耐震」技術を搭載した戸建住宅商品「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」を開発しました。
・首都圏で敷地を有効に活用し、多様な家族構成向けの住宅、賃貸併用住宅、店舗併用住宅を実現できる柔軟な設計対応力を持った重量鉄骨ラーメン構造を採用した5階建住宅商品「skye(スカイエ)」を開発しました。
・2011年度に開発した女性向け防犯配慮型賃貸住宅「セジュールウィット-SW」「セジュールオッツ-SW」について、2012年度の仕様追加に引き続き、新たな空間デザイン・設備機器・収納などの仕様を追加搭載し、水回りを中心とした回遊プランなど、新しいプラン提案を行いました。
・2012年度に開発した高遮音床「サイレントハイブリッドスラブ 50」を標準搭載した3階建賃貸住宅「セジュールオッツα」を開発しました。2重耐力壁など構造強化を行うことで、最高等級の床衝撃音遮断性能(LH-50、LL-40)と高いプラン自由度の両立を可能にしました。
・防犯機能を備えたエアシャワールームである当社オリジナル商品「セーフティアゲインルーム」を賃貸住宅向けに開発しました。通常時は花粉・塵・PM2.5を吹き飛ばすエアシャワールームとして利用でき、緊急時には非常用ボタンによりドアロックと警備会社への通報ができるセーフティルームとして機能することが特長です。
・スマートタウン「SMA×ECO TOWN(スマ・エコタウン)晴美台」が「2013年都市住宅学会賞・業績賞」を受賞しました。個々の住宅はもとより住宅地全体でのエネルギー供給と消費の見える化、団地管理組合の法人化、管理費以外の事業収入(共用部太陽光発電売電料・カーシェアリングの利用料)の確保による、エネルギー管理、景観、防犯、防災などのタウンマネジメントへの取り組みが評価されました。
・「SMA×ECO TOWN(スマ・エコタウン)晴美台」をはじめとした、低炭素社会に向けた新しい街づくりを目指す取り組み「SMA×ECO PROJECT(スマ・エコプロジェクト)」が、エコプロダクツ大賞推進協議会が主催する「第10回エコプロダクツ大賞」において「エコプロダクツ部門国土交通大臣賞」を受賞しました。
・木造戸建住宅商品「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」は、「2013年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。間仕切壁の少ないフレキシブルなプラニング、耐震性の高い構造、完全な外断熱構法の採用などが評価されました。
・「第7回キッズデザイン賞」(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会、後援:経済産業省)において、「快適防音室『奏でる家』」「気になる『音』をブロック『サイレントハイブリッドスラブ 50』(LH-50)」が各々、子どもの未来デザイン感性・創造性部門、子どもの生み育て支援デザイン地域・社会部門で受賞しました。
・「第23回地球環境大賞」(主催:フジサンケイグループ)において、「エネルギー“ゼロ”の住宅・建築・街づくり~自社のエコ技術を事業を通じたエコへ~」の取り組みが評価され、「フジサンケイグループ賞」を受賞しました。
・環境負荷低減、居住環境向上を目的に、住宅の高断熱化、設備の高効率化を進めるとともに、太陽光や太陽熱といった自然を取り込む「パッシブデザイン」の考え方に基づく研究開発を進めています。
・少子高齢化社会対応技術として、人間工学的実験による各種動作解析等の検証に基づき、「フレンドリーデザイン」の考え方に基づく商品開発を進めています。
・当社の住宅における健康に関する提案を、さまざまな医学的根拠に基づいて行い、また商品開発にも反映させていくことを目指し、奈良県立医科大学に2006年4月に寄附講座「住居医学」を開講し、住まいにおける“健康”を医学的見地から検証しました。
なお、当事業に係る研究開発費は4,386百万円です。
(2)商業施設事業、事業施設事業
・当社と株式会社フジタは、サービス付き高齢者住宅など様々な用途の中低層(3~4階建)建築物に適用可能な耐震部材「鋼製座屈拘束ブレース」(平鋼を角形鋼管で座屈拘束した耐震ブレース)を共同開発し、建築技術性能証明を取得しました。今後も相互の強みを活かした研究・開発に積極的に取り組んでいきます。
・Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)の一環として、エネルギーマネジメント技術を搭載し、環境に配慮した物流施設(「D's SMART LOGISTICS(ディーズ スマート ロジスティクス)」)、介護施設(「D's SMART SILVER(ディーズ スマート シルバー)」)、工場(「D's SMART FACTORY(ディーズスマート ファクトリー)」)の建設、実証実験に取り組んでいます。
・「次世代省エネ工場の商品化に向けて~自社工場でのエネルギー最小化(MIN)への取り組み~」が2013年度省エネ大賞(主催:一般財団法人 省エネルギーセンター)の省エネ事業部門において、経済産業大臣賞(CGO・企業等分野)」を受賞しました。モデル工業(九州工場)での実証実験を経て、次世代環境配慮型工場「D's SMART FACTORY(ディーズスマート ファクトリー)」を商品化させ、広くお客様へ提案・普及を進めた実績が評価されました。
・株式会社フジタは、鉄骨の梁の材端部を鉄筋コンクリート(RC)を巻いたハイブリッド梁と、RC造の柱で構成されるハイブリッド構造「FRASH構法」を開発し、建築技術性能証明を取得しました。柱のない広い空間を必要とする用途(事務所・病院・商業施設)に対して合理的かつ経済設計が可能になりました。
・株式会社フジタは、トンネルの急曲線部のシールド工事への適用に有効な「嵌合リング継手」を石川島建材工業株式会社と共同開発しました。シールド工事における急曲線区間で継手に作用する大きなせん断力に抵抗する専用部材(嵌合リング)を組み込んだ新型セグメント継手で、雨水放流渠工事の急曲線部に採用し、現場作業の大幅な省力化ができることを確認しました。
・株式会社フジタは、ダム撤去工事において上流側の水位を低下させるための「水位低下設備」を構築しました。コンクリートを掘削するための株式会社フジタ保有技術である「FONドリル工法」をダム本体に矩形のトンネルを開けて水位を低下させる工事に初めて適用しました。
・株式会社フジタは、維持管理不要で河川や池の浄化ができる「フェスタ工法」を確立しました。抽水植物のみを植栽した浮島を使用することにより、2,000㎡の修景池で4年間のモニタリング調査の結果、刈り取り、補植等の維持管理なしで、夏季の植物プランクトン濃度を約77%削減し、池の透明度が改善されたことを実証しました。
・大和リース株式会社は、株式会社板茂建築設計と共同でFRPサンドイッチパネルを構造とした簡単に組み立てられる住宅システムの開発に取り組んでいます。常時は発展途上国で低所得者向け住宅として製造し、日本などで大きな災害が起こった場合に被災地で応急仮設住宅として活用できるものとして開発を行っています。
なお、当事業に係る研究開発費は2,219百万円です。
(3)その他の事業
・大和リース株式会社は、JFEエンジニアリング株式会社との協業により機械式自転車駐車場「サイクルツリー」を採用することにより、利便性に優れた、社会貢献できる複合施設の開発を進めることに合意しました。
なお、当事業に係る研究開発費は723百万円です。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00048] S1002C2J)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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