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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029O8

有価証券報告書抜粋 北陸電力株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

(1) 対処すべき課題、経営の基本方針及び経営戦略
国内の原子力発電所が全て停止しており、全国的に非常に厳しい需給状況が続いている。また、これに伴い燃料費が増加し、電力各社だけでなく、我が国にとって非常に大きな損失となっている。
一方、電力システム改革については、2015年4月の電力広域的運営推進機関の業務開始が決まり、また、2016年度には小売全面自由化が予定されている。
このような経営環境の中、北陸電力グループは、以下の経営方針のもと、まずは志賀原子力発電所の敷地内シーム等に関する審査に的確に対応するとともに、安全対策を着実に実施し、早期再稼働に向け全力を傾注していく。また、低廉で良質なエネルギーを安定的にお届けするという社会的使命を果たすべく、電力需給の安定をはじめとする諸課題にもしっかりと対処していく。
加えて、電力システム改革への準備も着実に進め、コスト低減に努めるとともにサービスや業務品質などあらゆる点において競争力を高めていく所存である。
新たな競争環境に向け、これらの取組みを着実に進めることにより、北陸地域の更なる発展とともに歩む「皆さまから信頼され選択される北陸電力グループ」を目指していく。
1.電力の安定供給を守り抜く
供給安定性、経済性に優れ、発電時にCO2を排出しないことから、ベースロード電源として今後も引き続き重要な役割を担う原子力の安全強化に徹底して取り組むとともに、敷地内シーム等に関する審査や新規制基準適合性審査に的確に対応し、早期再稼働を目指す。
また、電力需給安定化に向けた需給両面の取組みや設備保守管理の確実な実施により、電力の安定供給を守るため、最大限努めていく。

2.更なる効率化に挑戦し、競争力を高めていく
安全最優先を前提とした更なる経営効率化に挑戦し、低廉な料金で電気をお客さまにお届けし続けるとともに、小売全面自由化に向け、サービスや業務品質などあらゆる点において競争力を高めていく。
また、卸電力取引所の活用や、社会のニーズに応えるグループ事業の展開により、収益拡大を図る。

3.個人・組織の能力を最大限発揮する
安定供給や更なる効率化、電力システム改革に向けた課題等に確実に対処するため、個人・組織が能力を最大限発揮できる環境を整備していく。
また、グループの持続的成長に向け、業務品質向上や人材育成などにも引き続き注力する。

4.地域社会から信頼いただく
グループ従業員一人ひとりが、あらゆる機会を通じ、原子力の安全対策をはじめとする当社グループの取組みについて、お客さまや地域の皆さまとの双方向対話活動を展開するとともに、地域との協働による活性化に取り組むことにより、地域社会から信頼いただく。

(2) 目標とする経営指標
原子力発電所の再稼働時期が見通せないなど、経営環境が不透明であることから、利益目標などの経営指標は設定していないが、これまでの経営効率化の取組みを継続し更なるコスト低減に努めるとともに、電力の安定供給を守り抜くため、以下の経営指標を設定している。

・お客さま一戸あたり停電回数:0.23回/年 程度

(経営効率化の主な取組み)
・競争発注の拡大継続による資材調達価格の低減
・火力発電所定期点検の工程・内容の見直し等による燃料費の低減
・人件費・諸経費の抑制
・供給余力を最大限活用した卸電力取引所への販売

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04503] S10029O8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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