有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002A9D
SCSK株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社では、国内はもとより欧米・アジアの各拠点を含む関係会社と一体となり、グローバルな視点から最新のIT動向を鋭敏に捉え、新たな市場創造に向けて当社グループ全体で最新技術の導入と技術レベルの高度化・充実を図るべく、研究開発活動を推進しております。
このような先端・先進技術を取り入れた、より最適な次世代のソリューションやサービスを早期に実現するために中期的な技術戦略に基づいた各施策を推進しております。
① 高品質アプリケーション・システム構築・運用のための標準化への取組み
近年、企業を取り巻く環境は大きく変化し、求められる企業システムの多様化・複雑化はますます進んでおります。このような状況下においては、従来にも増して、変化に迅速に対応できる柔軟なシステムを効率良く開発することによりお客様の事業価値を最大化させ、かつ安定的な運用・保守を通じてTCOを低減させることが経営の大きな課題となります。当社では、企業システムをライフサイクルでシームレスに捉えるプロセスモデルやビジネスプロセスの変化への対応をアーキテクチャ・モデルと合わせて今後の企業システムを形成する重要な要素と捉えており、このようなシステム化モデルの変化に当社独自の開発ノウハウを融合させ、お客様の情報システムのライフサイクルを超上流から運用・保守まで一貫してサポートできる技術標準を開発・展開しております。
また、更なる技術標準の進化のために、SOA(サービス指向アーキテクチャ)やクラウド関連技術などのサービス化技術や、昨今注目されていますプログラムレスなどの先進的な開発方式やAgileやDevOpsといったトレンド技術に関する調査・研究も進めております。
② システム基盤技術の最適化に対する取組み
クラウド・コンピューティングに端を発した技術進化は、あらゆるものがインターネットを始めとするITネットワークで繋がるシステム環境を生み出し、今や消費者の日常生活や企業活動にとって不可欠な社会インフラとなっています。その中で、グローバル化を含む事業環境の変化やBCP/DRに対する意識の高まりもあり、多くの企業ではクラウド・サービスの利活用を前提としたシステム環境の整備へと舵を切り始めています。このような変化の中でお客様のニーズに最適なシステムを構築するためには、事業の広域化(ボーダレス化)や対象業務の複雑化、システムの大規模化、及び技術の高度化などシステムを取り巻く変化に多面的に対応する必要があります。当社では、情報システムを支えるIT基盤分野(ハードウェア、データベース等のミドルウェア、ネットワーク、セキュリティ、運用管理等)において、新たな要素技術の研究やプロダクトの評価・選定、更にはこれらを組み合せての稼動検証・性能検証等の技術検証を行っております。この技術検証においては、信頼性・可用性・拡張性・運用性及びパフォーマンスの観点を重視し、常に最新技術を見据えた最適なシステム構成をお客様に提供する為の技術追求を行っています。
また、この領域においては、クラウド関連技術や多くの有用なOSS(オープンソース・ソフトウェア)技術を利活用することによりお客様のニーズにより的確に応えるサービスを提供することができますので、このような技術領域に対しても調査並びに評価・検証を継続的に実施しております。
③ アプリケーション・アーキテクチャ技術に対する取組み
スマートフォン等の急速な普及・高性能化や高速通信ネットワークを含むモバイル関連技術の近年の進化により、システムへの利用形態が着実に変わりつつあります。最近では、クラウドやモバイルだけでなくソーシャル、ビッグデータといった新たな技術群がお互いに融合しあうことにより、過去にインターネットの普及が企業システムを大きく変革させビジネス機会を創出したように、再び企業にとっての大きな転換期が訪れつつあり、米国や国産メーカーを始めとする多くのIT企業で活発に技術開発の取り組みが行われています。当社では、エンタープライズ、アプリケーションの2つの観点を軸に据え、これらの技術に対応した新たなアプリケーション・アーキテクチャのニーズに応えるべく、新技術の影響力、ソリューションへの応用例、採用すべき開発手法やアーキテクチャ構造などを中心とした調査・研究を行っており、更にクラウドをITシステムのプラットフォームとして位置付け、モバイルやビッグデータの諸技術を融合させたソリューションにつなげる独自の研究も進めています。
なお、当連結会計年度の研究開発費は、449百万円であります。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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