有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029MN
はごろもフーズ株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による景気回復策や日銀の大規模な金融緩和などを背景に緩やかな回復基調となりました。食品業界においては、円安などにより原料やエネルギーコストの上昇が続き、これらを販売価格に転嫁するなど、販売環境に変化が見られ始めました。
当社グループは、コーポレートメッセージである「人と自然を、おいしくつなぐ」をテーマに企業活動に取り組みました。特に収益の改善を最優先課題とし、生産・販売一体となって、原料価格の高騰している「ツナ」製品等の値上げ、製造コスト・販売費の圧縮、一般管理費の削減等に努めました。
販売面では、「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーン等を展開し、消費者の需要創造に努めました。10月に発生した「シーチキンマイルド」シリーズの自主回収の影響はありましたが、年度末にかけて消費税増税前の駆け込み需要があり、売上高は731億85百万円(前期比0.3%減)となりました。
利益面では、原料価格の上昇があったものの主力製品の値上げやコスト削減により、営業利益は3億64百万円(前期△17億30百万円)、経常利益は9億81百万円(同△10億87百万円)となりました。当期純利益は、投資有価証券の売却等により、25億82百万円(同△26億1百万円)となりました。
なお、当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は、以下のとおりです。
(注)1.上記金額は消費税等を含みません。
2.前期まで「ツナ」に計上していた一部製品を、当期より「総菜」に変更しました。前期についても、当該分1,056,546千円を「ツナ」から「総菜」に組み替えています。
3.前期まで「ギフトセット・その他食品」に計上していた一部製品を、当期より「削りぶし・海苔・ふりかけ類」に変更しました。前期についても、当該分244,058千円を「ギフトセット・その他食品」から「削りぶし・海苔・ふりかけ類」に組み替えています。
「ツナ」では、「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーンを基軸に、「人参しりしりシーチキン」のメニューを訴求、パック品を対象とした「ジャンボ宝くじプレゼント」キャンペーンの実施や、びんなが鮪を原料とした期間限定の「一本釣り」シリーズの販売を強化しました。しかし「シーチキンマイルド」シリーズの自主回収の影響により販売促進の機会が減少し、売上高は前期比2.1%減少しました。
「デザート」では、円安による他社輸入品の減少で、主力の「朝から」シリーズやパウチ製品を中心に販売促進の機会が増加し、売上高は同5.9%増加しました。
「パスタ&ソース」では、メニューに特化した新製品「ナポリタンによく合うポポロスパ」等の販売促進をはかりましたが、主力製品の「サラスパ」等の販売が苦戦したことで、売上高は同3.8%減少しました。
「総菜」では、主力の「シャキッとコーン」が前期を下回る販売となりましたが、味や利便性が見直されたおかず・おつまみ缶詰や「健康」パウチシリーズの新製品等の販売数量が増加したことで、売上高は同0.5%増加しました。
「削りぶし・海苔・ふりかけ類」では、「サラダ専用」シリーズ・「かみきれ~る」等の差別化製品の販売促進を強化しましたが、主に海苔製品等が他社の廉価販売の影響で、販売数量が減少し売上高は同7.7%減少しました。
「ギフトセット・その他食品」では、シニア層をメインターゲットにした「やんわかごはん」を中心に、包装米飯は堅調な販売となりましたが、ギフトセットの販売が苦戦し、売上高は同4.3%減少しました。
「業務用食品」では、大手CVS・外食ユーザーの新規メニューに採用された、ツナ・フルーツ・スイートコーンの販売が好調に推移したことにより、売上高は同8.2%増加しました。
「ペットフード・バイオ他」では、相場が上昇したフィッシュミールの販売が好調に推移したことにより、売上高は同3.4%増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、69百万円減少し、8億2百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により減少した資金は2億16百万円となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益が増加したものの、売上債権が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により増加した資金は35億81百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が増加したものの投資有価証券の売却および有形固定資産の売却による収入が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により減少した資金は34億34百万円となりました。これは、主に短期借入金が減少したことによるものです。
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による景気回復策や日銀の大規模な金融緩和などを背景に緩やかな回復基調となりました。食品業界においては、円安などにより原料やエネルギーコストの上昇が続き、これらを販売価格に転嫁するなど、販売環境に変化が見られ始めました。
当社グループは、コーポレートメッセージである「人と自然を、おいしくつなぐ」をテーマに企業活動に取り組みました。特に収益の改善を最優先課題とし、生産・販売一体となって、原料価格の高騰している「ツナ」製品等の値上げ、製造コスト・販売費の圧縮、一般管理費の削減等に努めました。
販売面では、「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーン等を展開し、消費者の需要創造に努めました。10月に発生した「シーチキンマイルド」シリーズの自主回収の影響はありましたが、年度末にかけて消費税増税前の駆け込み需要があり、売上高は731億85百万円(前期比0.3%減)となりました。
利益面では、原料価格の上昇があったものの主力製品の値上げやコスト削減により、営業利益は3億64百万円(前期△17億30百万円)、経常利益は9億81百万円(同△10億87百万円)となりました。当期純利益は、投資有価証券の売却等により、25億82百万円(同△26億1百万円)となりました。
なお、当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は、以下のとおりです。
(単位:千円、%) |
製 品 群 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | |||||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 率 | |||
製品 | 家庭用 食品 | ツナ | 30,883,568 | 42.1 | 30,227,269 | 41.3 | △ 656,298 | △2.1 |
デザート | 4,386,848 | 6.0 | 4,646,171 | 6.4 | 259,322 | 5.9 | ||
パスタ&ソース | 7,548,072 | 10.3 | 7,262,473 | 9.9 | △ 285,599 | △3.8 | ||
総菜 | 6,882,915 | 9.4 | 6,920,219 | 9.5 | 37,304 | 0.5 | ||
削りぶし・海苔・ふりかけ類 | 5,499,475 | 7.5 | 5,078,621 | 6.9 | △ 420,854 | △7.7 | ||
ギフトセット・その他食品 | 4,154,857 | 5.6 | 3,976,897 | 5.4 | △ 177,959 | △4.3 | ||
計 | 59,355,738 | 80.9 | 58,111,653 | 79.4 | △ 1,244,085 | △2.1 | ||
業務用食品 | 11,535,659 | 15.7 | 12,485,828 | 17.1 | 950,169 | 8.2 | ||
ペットフード・バイオ他 | 1,910,758 | 2.6 | 1,975,321 | 2.7 | 64,563 | 3.4 | ||
計 | 72,802,156 | 99.2 | 72,572,803 | 99.2 | △ 229,352 | △0.3 | ||
その他 | 569,494 | 0.8 | 613,118 | 0.8 | 43,624 | 7.7 | ||
合 計 | 73,371,650 | 100.0 | 73,185,922 | 100.0 | △ 185,728 | △0.3 |
2.前期まで「ツナ」に計上していた一部製品を、当期より「総菜」に変更しました。前期についても、当該分1,056,546千円を「ツナ」から「総菜」に組み替えています。
3.前期まで「ギフトセット・その他食品」に計上していた一部製品を、当期より「削りぶし・海苔・ふりかけ類」に変更しました。前期についても、当該分244,058千円を「ギフトセット・その他食品」から「削りぶし・海苔・ふりかけ類」に組み替えています。
「ツナ」では、「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーンを基軸に、「人参しりしりシーチキン」のメニューを訴求、パック品を対象とした「ジャンボ宝くじプレゼント」キャンペーンの実施や、びんなが鮪を原料とした期間限定の「一本釣り」シリーズの販売を強化しました。しかし「シーチキンマイルド」シリーズの自主回収の影響により販売促進の機会が減少し、売上高は前期比2.1%減少しました。
「デザート」では、円安による他社輸入品の減少で、主力の「朝から」シリーズやパウチ製品を中心に販売促進の機会が増加し、売上高は同5.9%増加しました。
「パスタ&ソース」では、メニューに特化した新製品「ナポリタンによく合うポポロスパ」等の販売促進をはかりましたが、主力製品の「サラスパ」等の販売が苦戦したことで、売上高は同3.8%減少しました。
「総菜」では、主力の「シャキッとコーン」が前期を下回る販売となりましたが、味や利便性が見直されたおかず・おつまみ缶詰や「健康」パウチシリーズの新製品等の販売数量が増加したことで、売上高は同0.5%増加しました。
「削りぶし・海苔・ふりかけ類」では、「サラダ専用」シリーズ・「かみきれ~る」等の差別化製品の販売促進を強化しましたが、主に海苔製品等が他社の廉価販売の影響で、販売数量が減少し売上高は同7.7%減少しました。
「ギフトセット・その他食品」では、シニア層をメインターゲットにした「やんわかごはん」を中心に、包装米飯は堅調な販売となりましたが、ギフトセットの販売が苦戦し、売上高は同4.3%減少しました。
「業務用食品」では、大手CVS・外食ユーザーの新規メニューに採用された、ツナ・フルーツ・スイートコーンの販売が好調に推移したことにより、売上高は同8.2%増加しました。
「ペットフード・バイオ他」では、相場が上昇したフィッシュミールの販売が好調に推移したことにより、売上高は同3.4%増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、69百万円減少し、8億2百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により減少した資金は2億16百万円となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益が増加したものの、売上債権が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により増加した資金は35億81百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が増加したものの投資有価証券の売却および有形固定資産の売却による収入が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により減少した資金は34億34百万円となりました。これは、主に短期借入金が減少したことによるものです。
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