株式会社サニックス 事業等のリスク (2014年3月期)

当社グループの業績等に影響を与える可能性がある主なリスクは以下のとおりであります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の影響を極小化するための対応に努める方針であります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手し得る情報に基づき当社グループが判断したものであります。
(1) 政府の施策について
当社グループの太陽光発電事業は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」の施行に伴い産業用太陽光発電システム市場は急拡大が見込まれますが、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」において年度毎に見直される買取価格や買取期間の変更、廃止等により顧客の投資意欲が後退した場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 為替相場の変動
当社グループの太陽光発電事業は、太陽光発電モジュール調達元の大半が中国、韓国のメーカーであります。今後も調達額は増加するものと見込んでおり、為替の影響により仕入価格が変動する場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(3) 人材の確保
当社グループの太陽光発電事業は、販売から施工、顧客管理まで、これらに従事する人材を必要とします。そのため、電気工事資格者も含め積極的に中途採用を行ってまいりますが、採用難等により想定した人員数を下回る程度が大きい場合、もしくは太陽光発電事業の急激な市場変化により、売上高に占める人件費割合が相当の上昇をする場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(4) 労働災害及び自然災害
安全管理には万全を期しておりますが、太陽光発電システム工事等の施工中、もしくは廃棄物処理等の作業中に予期せぬ重大事故が発生した場合、また天候状況などの予期しない原因により災害が発生した場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(5) 資源循環型発電システム
当社グループの環境資源開発事業部門は、株式会社サニックスエナジー苫小牧発電所において、プラスチック燃料の品質を維持もしくは向上することが安定的に操業できる要因の一つとなります。しかしながら、プラスチック燃料は廃棄物由来であることから、品質・性状のバラツキにより同発電所の安定操業に悪影響を及ぼす場合、当社グループの業績や財務状況に不利益な影響を及ぼす可能性があります。

(6) 電力の需給動向
当社グループの環境資源開発事業部門は、株式会社サニックスエナジー苫小牧発電所の売電事業において、電力需給の季節変動や原子力発電所再稼働等に係る需給変動により、売電単価が変動することがあります。この売電単価が想定以上に低下する場合、当社グループの業績や財務状況に不利益な影響を及ぼす可能性があります。

(7) 法的規制について
当社グループの主要な事業内容は、太陽光発電システム販売・施工、住宅等メンテナンス、産業廃棄物処理、発電並びに売電であり、「建設業法」「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」「特定商取引法」「廃棄物の処理及び清掃に関する法律及びその関係法令」「電気事業法」等の法的規制を受けております。当社グループでは、コンプライアンスの強化に努めておりますが、これらの法令の改正や新たな法令規制が適用された場合、当該営業の全部又は一部の停止命令や許可取消等の行政処分を受けた場合、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。