有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002K5X
サトウ食品株式会社 研究開発活動 (2014年4月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社の研究開発活動は、生産本部開発部を中心に行っております。
当事業年度の研究開発活動は、包装餅及び包装米飯等の新製品開発や、基礎研究、新規技術開発、新規生産ラインの開発、既存製品の安全性確保・生産効率の向上を目的とした技術開発を基本として活動いたしました。
活動の成果といたしましては、包装餅では、原料米や製法にこだわりを持った高品質なアイテムとして「サトウの切り餅 至高の餅」の商品化を実施したほか、お餅の食べやすさを追求した商品開発にも取り組み、厚みと重量を従来品より2割縮小した「サトウの切り餅 こぶりにしました。」と、スティック形状の「サトウの切り餅 いっぽん」の2アイテムを商品化いたしました。さらに、鏡餅においては、環境にやさしく廃棄しやすい特性をもったPSP容器(発砲スチロールを素材とした容器)を使用したアイテムの商品化を実施いたしました。また、既存生産ラインの整備・改修・改良により、品質及び生産性の向上並びに生産ロスの削減をすすめ、安全性の確保及び収益改善に努めてまいりました。
包装米飯では、「開封性」と「密封性」を両立させた包装資材「マジックトップ」の全ライン導入を実施し、今まで以上の開けやすさを実現すると同時に、容器の密封性も向上させました。また、当社初の味つきパックご飯として「サトウのごはん 塩ごはん」を商品化いたしました。一方では、既存生産ラインの整備・改修・改良により、品質、生産性の向上、生産ロスの削減をすすめ、安全性の確保、収益改善に努めたほか、新規の包装米飯製造技術や微生物制御技術及び品質管理技術の研究開発を実施してまいりました。
包装餅、包装米飯共通の活動として、品質管理体制を強化し、食品安全の一層の強化を図るとともに、フードディフェンスにも積極的に取り組みました。
基礎研究といたしましては、食品の安全に係わる微生物挙動や殺菌制御の研究、各種新形質米の利用研究、餅・米飯の食味や物性解析に係わる研究等を実施いたしました。また、餅・米飯の新しいメニュー、調理方法とそれに適した餅・米飯の応用研究も継続実施いたしました。
なお、当事業年度における研究開発費の金額は1億53百万円であります。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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