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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002K5X

有価証券報告書抜粋 サトウ食品株式会社 業績等の概要 (2014年4月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度におけるわが国経済は、政府による経済政策等を背景とした円安及び株高の傾向が継続し、個人消費や雇用情勢に改善の傾向が見られ緩やかに回復しつつあるものの、エネルギーコストの上昇や新興国の成長率の鈍化など海外景気の下振れリスクが懸念されるなど、引き続き先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社を取り巻く市場環境も、高額商品などの一部に消費拡大の兆しが見られたものの、消費者の節約志向による価格競争の継続に加え、エネルギーコスト等の上昇もあり、厳しい状況で推移いたしました。
このような中、当社は、安全・安心かつ美味しさの追求に重点をおいた包装餅及び包装米飯の適正価格での健全な販売及び製品の安定供給に努めることを基本に、お客様の消費動向を捉えながら多様化する消費者ニーズに対応した販売活動を行ってまいりました。
当社は、食品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しておりますが、製品分類別における販売の動向は以下のとおりであります。
包装餅製品では、お客様の嗜好の変化に対応した3つの新製品、①シニア層のお客様からいただいた「切り餅50gは大きい」とのご意見から、重量・厚さを20%カットした「サトウの切り餅 こぶりにしました。」②若年層を中心とした幅広い年代に向け新たな餅の食べ方の提案である、スティック形状の切り餅「サトウの切り餅 いっぽん」③本当に美味しいお餅を食べたい方への最高級切り餅の提案として、厳選した良質米だけを使用し、餅を搗くのに最もよい環境を整え独自の新製法により製造した「サトウの切り餅 至高の餅(新潟県魚沼産こがねもち・滋賀県産羽二重糯)」を、2013年9月より全国発売いたしました。また、当社は環境意識の高まりを受け、「やさしい鏡餅」発売以来、鏡餅装飾の簡素化に努めてまいりましたが、当事業年度は新たにお客様の「鏡餅の容器が、硬くかさばり、捨てづらい」とのご意見を受け、当社従来製品に比べ容器重量を約3分の1削減、CO2排出量約25%削減、手で簡単につぶしたり、ちぎって小さくでき捨てる時にかさばらない容器として、資材メーカーと共同で開発したPSP容器(発泡スチロールを素材とした容器)を「小飾り鏡餅」に採用いたしました。
また、今年がサトウの切り餅シングルパックの発売から30周年にあたるため、それを記念して、同じく発売30年を迎えた「花王バブ」のギフトセットが当たる「サトウの切り餅シングルパック誕生30周年記念キャンペーン」を実施いたしました。
さらに、お餅の食習慣への新たな提案として、お餅を使って手軽に調理できる和・洋・中華風からスイーツまでの新しい「餅レシピ」を当社ホームページのリニューアルに合わせ刷新するとともに、料理研究家の有坂翔太氏に監修いただいた餅の簡単・手軽な「朝食レシピ」の掲載等、年末及び翌期に向けた市場の活性化に取り組んでまいりました。その結果、当事業年度における包装餅製品の売上高は128億17百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
包装米飯製品では、主要な購買層であるシルバー世代のお客様から「パックご飯の蓋が開けづらい」とのご意見を多くいただいたことから、パックご飯の開封性と密封性の両立を実現した包装資材である「マジックトップ」への切り替えを行い、2013年10月に全ラインに導入が完了いたしました。
また、「玄関 OPEN RICE of サトウ♪」の新しいテレビCMの全国放映や、良質米産地との共同企画を前年に引き続き実施する等販促活動に努めてまいりました。また、発売以来製品に産地銘柄名を明確に表示していることがお客様の安全・安心意識にマッチし、堅調に推移いたしました。その結果、当事業年度における包装米飯製品の売上高は151億5百万円(前年同期比7.4%増)となりました。
以上の結果、当事業年度の売上高はその他11百万円(前年同期比7.4%減)を加えた279億34百万円(同4.5%増)となりました。
利益面につきましては、減価償却費・電力費・ガス料等の製造コストや、販売促進費・発送費等の販売コストが増加したものの、売上高の増加にともなう売上総利益が増加したことから、営業利益は5億83百万円(前年同期比50.7%増)、経常利益5億89百万円(同30.9%増)となりました。また、営業損益が継続してマイナス見込みとなっている賃貸用資産の減損損失53百万円及び投資有価証券評価損53百万円を特別損失に計上した結果、当期純利益は2億59百万円(同44.8%増)となりました。


(2) キャッシュ・フロー

営業活動の結果支出した資金は16億94百万円(前年同期比4億69百万円増)となりました。これは、減価償却費の増加2億92百万円、仕入債務の増加額5億30百万円、未収消費税等の減少額5億58百万円、未払消費税等の増加額2億94百万円、法人税等の支払額の減少4億37百万円、法人税等の還付額の増加2億11百万円により支出した資金の減少または受け入れた資金が増加いたしましたが、売上債権の増加額6億92百万円及びたな卸資産の増加額25億7百万円により支出した資金の増加が主なものとなっております。
なお、たな卸資産の増加は原料米の仕入調整によるものとなっております。
投資活動の結果支出した資金は15億95百万円(前年同期比1億61百万円減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出の減少額1億54百万円が主なものとなっております。
財務活動の結果得られた資金は33億48百万円(前年同期比6億7百万円増)となりました。これは、長期借入金の返済による支出が3億23百万円増加しておりますが、売上債権及びたな卸資産の増加等にともなう営業活動に必要な運転資金及び設備資金として、金融機関からの借入金の実行や社債を発行したことから、短期借入金の純増加額3億円、長期借入れによる収入の増加額5億円及び社債の発行による収入1億97百万円が主なものとなっております。
以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は1億円(前年同期比59百万円増)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00510] S1002K5X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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