シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10020WO

有価証券報告書抜粋 株式会社ダイオーズ 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

(1)日本部門
今後、避けては通ることができない少子化現象という環境下において、若年層の人財の確保は最大の課題となります。旧態依然とした採用方法、採用手段から抜本的に変革していく必要があり、新卒の定期採用に加え、キャリア組の中途採用にも積極的に取り組む必要があります。そして何よりも重要なのは採用後の社員教育であると認識しております。今期は「新人育成プログラム」に力を注ぎ、未経験の方でも安心して働くことができる環境を作り上げました。当社のような「お客様との円滑なコミュニケーション」が安定した経営をもたらすビジネス形態においては人の教育に対する投資は不可欠であり、より多くの人が入社したくなる職場づくりは重要な課題であります。一方で自力成長の仕組みが整い実績として実現できている現状、更に成長を加速させるためには、M&Aや新規事業への積極的投資にも取り組んでいくことが必要であると認識しております。

(2)米国部門
短期的な問題としては、2014年1月より世界最大のコーヒー生豆産地であるブラジルでの干ばつにより、供給不安からコーヒーの商品相場が急上昇している点が挙げられます。同業他社やコーヒー業界全体の販売価格の動きを見ながら、必要に応じて販売価格への転嫁などを検討する必要があります。
中長期的な課題としては、拡大路線を敷いております一方で、着実に利益を上げ続けるために拠点毎の方針設定を着実に行い米国事業全体としての成長と利益のバランスを管理して行く必要があります。拠点によって、売上はインフレ率をカバーするのみに留めて現状規模で利益最大化を目指す場合(収益重視拠点)と、売上成長目的で営業体制を拡充するといった先行投資により将来の高利益を期待する場合(成長重視拠点)があり、明確な方針を定めて個別に実行することが経営にとって極めて重要になります。
また、当社の業務拡大の大きな戦術であるM&Aに関しては、短期的には先に述べたコーヒー価格の上昇に伴い、利益圧迫を受ける中小の同業者が事業意欲を失い売却案件が発生しそうな兆候が見られます。一方、この売却案件の一時的増加は、発生時期の前倒しに過ぎないという可能性もあるため、中期的にはM&A案件発生件数が反動で減少することも考えられます。また、当業界にも欧州などから世界的な投資マネーが入り込んでおり、米国市場におけるオフィスコーヒー市場の大手2社はいずれも投資ファンドが大株主という構造になっております。そのため、買収評価価格が上昇傾向にあります。このような環境下、M&Aの活動を今迄以上に積極的に行う一方で、M&Aに頼らない自力による新規地域出店も効率良く行い、成功事例を積み重ねて行くことも当面の課題です。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04967] S10020WO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。