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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029GY

有価証券報告書抜粋 アイサンテクノロジー株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

当連結会計年度の財政状態および経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、当社グループは金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第44期事業年度(2013年4月1日から2014年3月31日まで)の連結財務諸表について、仰星監査法人により監査を受けております。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度は主力ソフトウェア製品「WingNeo INFINITY Ver.4(ウィングネオ インフィニティ バージョン4)」のリリースと共に、お客様のご利用環境にあった最新OS搭載のパソコンを組み合わせたWindowsXP対策ソリューションを展開してまいりました。また、ライカジオシステムズ株式会社とのアライアンスから誕生した「ATStation(エーティーステーション)」も発売から3年目に入り製品の認知度が市場で高まる中、当社グループが得意とする測量の観測業務の効率化を目指すソリューション提案が確実にお客様から高い評価を頂戴するに至りました。他方、移動式高精度三次元計測システム(以下、MMS)事業においては、民間から始まった高精度位置情報活用のニーズが、国が進める国土強靭化計画の実施により、全国自治体による社会インフラ点検事業へと拡大しつつあり、MMS事業の順調な拡大となりました。また、自動車メーカーを中心としたITS(高度道路交通システム)実証実験等では当社グループが保有するMMSを用いて生成した三次元の高精度地図や国産初の準天頂衛星みちびきの配信データを用いた高精度な位置情報解析技術に係る研究活動の成果など「高精度位置情報解析技術」が多く利用されており、2013年10月に開催されました「ITS世界会議 東京2013」ではMMS及び高精度の三次元地図ソリューションを出展し、実用化に向けた様々な取り組みを紹介しました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は2,227百万円(前年同期比17.2%増)となり、営業利益181百万円(前年同期比172.8%増)、経常利益176百万円(前年同期比201.0%増)、当期純利益156百万円(前年同期比
296.6%増)となりました。

(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「事業等のリスク」をご参照ください。

(4) 経営戦略の現状と見通し
2014年4月に実施された消費税率の引き上げの影響を受ける中で、政府の総合経済対策による景気下支えと引き続き国土強靭化計画に伴う社会インフラ点検事業における予算執行が進む明るい材料はあるものの、再度の消費税率引き上げへの動きは景気動向に影響を与えると判断しております。こうした予測のもとで当社グループは、次期事業年度を創業45周年の節目の事業年度と位置づけ、経営組織を再構築することで成長市場への本格的算入に向けた経営資源の選択と集中を進めてまいります。

(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、235百万円増加し、873百万円となりました。
キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。
2012年
3月期
2013年
3月期
2014年
3月期
自己資本比率(%)51.748.148.6
時価ベースの自己資本比率(%)49.341.1146.2
キャッシュ・フロー
対有利子負債比率(年)
-2.71.3
インタレスト・カバレッジ・
レシオ(倍)
-17.247.3
※ 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
(注5)2012年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。

(6) 経営者の問題認識と今後の方針について
変化の激しいIT業界において、これまで測量市場を牽引してきた最新OSとパソコンをバンドルしたビジネスモデルは、タブレットPC及びスマートフォンの飛躍的な台頭を受け大きな転換期を迎えております。ソフトウェアの運用におきましても「クラウド」モデルは市民権を確実に得始めている今日においては、当社グループが開発・販売するソフトウェアとソリューションも同様の転換期にある環境です。また、当社グループにおける主たる販売市場であります測量市場におきましても、従来型の公共事業ではこれまでと同様の経済効果を得る事は懐疑的であり、むしろ戦後復興から築いてきました道路・港湾・トンネルに代表される社会インフラの老朽化が加速度的に進む中、その維持管理において財政面を含めて適切な対応を施す方向性が強く求められております。
このような環境の中、販売部門におきましては、「主力製品「WingNeo INFINITY(ウィングネオ インフィニティ)」の導入提案を進めるとともに、測量現場に求められる測量計測機器の取扱いも充実し、測量業務全体をトータルでサポートする事業展開を進めてまいります。また、高精度の三次元地図整備及び、MMS車両販売のMMS事業におきましては、計測作業から収集したデータの解析、成果物の作成に至る一連の作業工程の強化を図ると共に、三次元データを効果的に処理するソフトウェアの開発を進め、次期以降さらに拡大すると見込まれるMMS事業の強化を目指してまいります。開発部門におきましては、主力製品の強化をはじめ、タブレット型の端末機器に向けた最適なソフトウェアの開発を進めてまいります。また、国産初の準天頂衛星みちびきを中心としたGNSS(グローバルナビゲーションサテライトシステム)関連に係る基礎研究を深く先行させてまいります。管理部門におきましては、様々な社内業務に係るIT化に向けた設備投資を実施し、間接業務の効率化を実現することで業務品質を高め、経営資源の効果的活用を実現する組織体を目指してまいります。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04980] S10029GY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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