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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10026MJ

有価証券報告書抜粋 株式会社オービックビジネスコンサルタント 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は原則として財務諸表に基づいて分析した内容であります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計基準に準拠して作成しております。
この財務諸表を作成するにあたり、当社が採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しているとおりであります。また財務諸表の作成にあたっては、投資有価証券の評価、貸倒引当金の計上基準、退職給付債務の認識等の重要な会計方針に関する見積り及び判断を行っております。これらの見積りは、過去の実績等を慎重に検討した上で行い、見積りに対しては継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性によって異なる場合があります。
(2)当事業年度の経営成績の分析
①概要
当事業年度の経営成績は、売上高が202億60百万円(前期比19.7%増)、営業利益は91億11百万円(同24.2%増)、経常利益は122億81百万円(同40.4%増)、当期純利益では74億38百万円(同50.2%増)となっております。
②売上高
売上高につきましては、Windows XPサポート終了や消費税改正を背景に、バージョンアップや保守契約等の需要の高まりから、プロダクト売上、サービス売上とも総じて売上に寄与いたしました。
プロダクトのソリューションテクノロジーならびに関連製品とも売上高は増加し、バージョンアップをはじめ奉行LAN対応製品等が売上に寄与し、ソリューションテクノロジー売上高は76億96百万円(前期比32.1%増)で増収となりました。また関連製品に関しては、奉行シリーズと連動する仕入ソリューション等の売上が増加し、関連製品売上高は36億50百万円(前期比14.3%増)で増収となりました。またサービスの売上高は、サポート&サービスの品質向上に努めた結果、89億13百万円(同12.7%増)となりました。
③販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、78億55百万円(前期比13.1%増)となりました。増加した主な要因は、人件費(給与賞与等)が1億85百万円増加したこと、展示会費、販売促進費、広告宣伝費がそれぞれ1億44百万円、1億21百万円、1億19百万円増加したことによるものであります。
④営業利益
営業利益は、91億11百万円(前期比24.2%増)となりました。増加した主な要因は、売上高の増加によるものによるものであります。
⑤営業外損益
営業外損益は、営業外収益31億87百万円(前期比122%増)、営業外費用17百万円(同36.7%減)となり、31億69百万円の利益となりました。
⑥経常利益
経常利益は、122億81百万円(前期比40.4%増)となりました。主な要因は、売上高の増加によるものと、営業外収益(受取配当金等)の増加によるものであります。なお、売上高経常利益率は前事業年度の51.7%から当事業年度は60.6%となりました。
⑦特別損益
特別損益は、特別利益2百万円、特別損失65百万円となっております。これは主に、投資有価証券評価損33百万円、役員退職慰労金24百万円の計上によるものであります。
⑧当期純利益
以上の結果、当期純利益は74億38百万円と前事業年度に比べ24億84百万円増加し、売上高当期純利益率は36.7%となっております。1株当たり当期純利益は197円93銭、自己資本当期純利益率は9.2%となっております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、前述の 「4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(4)経営戦略の現状と見通し
今後のわが国経済は、消費税増税や不安定な国際情勢等の懸念材料はありますが、復興需要、新政権の経済対策、円相場の是正等により国内景気は回復に向かっていくことが予想されます。
当社が属する情報サービス産業においては、情報化の進展による経済のグローバル化を反映し、製造業を中心に日本企業のグローバル化も急速に進展し、国際標準に準拠した経営が求められるようになっております。このような環境の変化で情報システムも個別で「作る」から「使う」方向へ変化し、今後は「パッケージ活用」がさらに広がっていくことが期待できます。
このような状況の中で、当社は「顧客第一主義」を念頭に置き、既存ユーザーへのサポート&サービス体制の強化はもとより、顧客のニーズを的確に把握したシステム提案により、新規顧客の獲得に努めてまいります。
顧客のニーズを実現する営業活動を行うためには、顧客企業の業務への深い理解と幅広い製品知識、そしてそれらを踏まえた商品提案力、さらに販売パートナーシップが求められます。営業体制の見直しと社員教育に力を入れ、主要製品である「奉行i8シリーズ」及び「奉行V ERP8シリーズ」を中心に拡販に努めてまいります。
こうした要請に応えるため、当社は、以下の経営スローガンを掲げております。
①企業向けERP&EB(エレクトロニックバンキング)パッケージ分野の開発にフォーカスする。
製品開発投資は、引き続き企業向けERP&EBパッケージ開発に集中します。
Windows8.1とWindows Server 2012 R2 時代のクラウドコンピューティングやタッチユーザーインターフェース、情報型ワークスタイルへの変化・移行等、企業が求めるあらゆるシステムのニーズに応えられるERP&EBパッケージシステムを開発・提供していきます。Windows8.1、Windows Server 2012 R2 時代における企業向けERP&EBパッケージ分野のデファクトスタンダードとなることを目指します。また、合せてマルチディバイス時代に向けたフルクラウドモデルの次世代製品の開発に投資していきます。
②Microsoft テクノロジーにフォーカスし社会貢献度を高める。
開発投資は、引き続きMicrosoft テクノロジーに集中します。
Windows8.1とWindows Server 2012 R2 時代のクラウドコンピューティングやタッチユーザーインターフェース、情報型ワークスタイルへの変化・移行等に際し、過去に築き上げてきた競争上の強みをさらに深めていきます。常に変化するユーザーニーズに対応すべく、開発環境を先取りする体制を整え、将来に渡り競合他社に比較して格段の開発生産性を確保し、企業向けパッケージシステム開発企業として社会貢献度 No.1の評価を獲得・維持していきます。
③サポート&サービスの品質向上を実現し社会貢献度を高める。
企業向けパッケージシステムのオペレーションは、「オペレーションに関して不明な点がなく、問い合わせる必要がない」というものが理想であります。この理想を追求する一方で、現実的なユーザーからの問い合わせ等に対するサポート&サービスに関しては、即座に適切な回答が得られるような人的・システム的環境を整備し充実させていきます。
サポート&サービスは、顧客満足度に最も影響を与える「真実の瞬間」であることを強く認識し、常にサービスクオリティの向上に努めてまいります。Windows8.1とWindows Server 2012 R2 時代の企業向けパッケージシステム開発企業としてのサポート&サービスおいて、No.1 の評価を獲得・維持していきます。
④新規顧客獲得のためのパートナーシップの成長を実現する。
パートナー戦略を「パートナー育成」にフォーカスし、パートナーの再開拓を行いながら、新たなパートナーシップを再構築していきます。顧客には、「奉行i8系」による徹底的な「業務生産性」の向上と「情報活用」の実現を「導入効果」として認知・訴求を実施していきます。また顧客獲得の因子に強く影響を与える「消費税改正」「軽減税率の施行」そして「PC tablet・クラウド」を奉行シリーズのリプレースチャンスに変え、さらに顧客企業の利用率を高めることことにより、売上成長そして安定収益の最大化を目指します。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フローの状況
第2(事業の状況) 1(業績等の概要) (2)キャッシュ・フローの状況をご参照ください。
(キャッシュ・フロー指標のトレンド)
2012年3月期2013年3月期2014年3月期
自己資本比率(%)89.586.685.2
時価ベースの自己資本比率(%)97.5109.6133.8
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)---
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)---
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
(注)株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
②資金需要について
当事業年度においては、現金及び預金は534億44百万円(前期比16.1%増)であり、また、第3 (設備の状況)3(設備の新設、除却等の計画)のとおり、重要な設備の新設等の計画は、当事業年度末現在において該当事項が無いため、資金需要はありません。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社は「自由と公平」「採用と教育」「革新と戦略」を基本方針とし、先進的なIT(情報技術)を駆使し、お客様の満足を徹底的に追及する「顧客第一主義」の思想をプロダクト開発に貫き、保守・導入指導等のサービスを提供しております。また創業以来、中堅企業及び中規模・小規模企業のIT化を強力にサポートするリーディングカンパニーとしての役割を自覚し、基幹業務ソリューションの進化を業界の先頭に立って開拓してまいりました。今後とも、厳しい経済環境の中、あらためてお客様及びパートナー企業様に対して、さらなる信頼性、拡張性、柔軟性を兼ね備えた、基幹業務ソリューションの提供を実現すべく貢献度を高め、オービックグループの一員として相互に連携を図り、マーケットに対して協力してまいります。
また、当社が考える、今後注目されるITキーワードは、「クラウド・コンピューティング」「タッチユーザーインターフェイス」「情報型ワークスタイル」であります。マイクロソフト社が提唱するWindows8.1とWindows Server 2012 R2の環境を意識し、常に変化するにユーザーニーズに応え、様々なテクノロジーを活用して、イノベーションを起こしていくことが必要であると認識しております。
当社のプロダクト製品が、その環境下においてどのように融合できるかが、新たなデファクトスタンダードの実現につながり、その結果、新たなビジネスモデルの創出とコアコンピタンスを実現することで、ユーザーの生産性とパートナーの収益性を向上させ、さらに社会貢献ができるものと考えます。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05048] S10026MJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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