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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002W1A

有価証券報告書抜粋 株式会社ウェザーニューズ 業績等の概要 (2014年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績全般

気象サービスの市場規模は全世界で6,000億円以上と想定されます。気象リスクへの関心の高まりとネット技術の発展によって、気象サービス市場は今後も成長を続けると当社は考えています。
当社では「71億人の情報交信台」という夢のもと、第1成長期(1986年6月から1995年5月)は「事業の成長性」、第2成長期(1995年6月から2004年5月)は「ビジネスモデルの多様性」、第3成長期(2004年6月から2012年5月)は「経営の健全性」をテーマとし、事業活動を行ってきました。当期は、「革新性」をテーマに掲げ本格的なグローバル展開を目指す第4成長期の2年目として、下記項目に取り組んできました。
<1> 市場面-重点事業への注力
・BtoB市場-交通気象
航海気象:OSRサービスのコンテナ船、自動車船、ばら積み船、タンカー各市場への展開
航空・道路・鉄道気象:国内サービスの強化とアジア市場のマーケティング
・BtoS市場-ウェザーリポーターネットワークのグローバル展開
<2> 無常識な気象インフラ、テクノロジーの開発・展開
・独自の超小型衛星を利用した北極海海氷の観測
・TSUNAMIレーダー
・強風レーダー

当期の連結売上高は13,306百万円と、前期比2.3%の増収となりました。航海気象の顧客が拡大したことに加え、円安の効果もあり交通気象は前期比11.2%の増収となり、BtoB市場全体では、前期比10.0%増収の7,228百万円となりました。一方、スマートフォン移行の影響でモバイル・インターネットが前期比2.7%の減収となり、BtoS市場全体では前期比5.6%減収の6,077百万円となりました。
BtoB事業の増収に加え、通信費、アウトソースの見直しを進めた効果もあり、営業利益は前期比21.2%増益の3,268百万円となりました。経常利益は前期比19.3%増益の3,293百万円となりました。機能に不具合が発生した超小型衛星(WNISAT-1)の減損損失を計上したものの、当期純利益は前期比8.6%増益の1,873百万円となりました。
当社は継続的にコンテンツを提供するトールゲート型ビジネスを主に展開しています。一方、将来のトールゲート事業につながる一時的な調査、システム・インテグレーションサービスを顧客に販売する機会があり、当社はこれらのビジネスを SRS (Stage Requirement Settings) と称しております。

当連結会計年度における市場別売上高は以下の通りです。

市場区分 前連結会計年度
(自 2012年6月1日
至 2013年5月31日)
(百万円)
当連結会計年度
(自 2013年6月1日
至 2014年5月31日)
(百万円)
増減率
(%)
SRSトールゲート合計SRSトールゲート合計 合計
交通気象2004,5744,7751905,1205,31011.2
交通気象以外221,7751,797321,8861,9186.7
BtoB市場2226,3496,5722227,0067,22810.0
モバイル・インターネット63,5573,5631203,3483,468△ 2.7
その他メディア8632,0072,8705952,0142,609△ 9.1
BtoS市場8695,5646,4347155,3626,077△ 5.6
合 計1,09211,91413,00793712,36813,3062.3


(参考)地域別売上高
前連結会計年度
(自 2012年6月1日
至 2013年5月31日)
当連結会計年度
(自 2013年6月1日
至 2014年5月31日)
増減率
(百万円) (百万円)(%)
SRSトールゲート合計SRSトールゲート合計合計
日本1,0569,84710,9038899,87310,762△ 1.3
欧州-1,0671,067- 1,3211,32123.8
アジア・豪州367417784789294020.9
米州-257257- 2822829.4
合計1,09211,91413,00793712,36813,3062.3


① BtoB(企業・法人)市場
BtoB市場においては、社会のインフラとして企業のニーズが高くかつグローバルな成長が見込まれる交通気象(航海気象、航空気象、道路気象、鉄道気象)を重点事業と位置づけております。なかでも、当社サービスの原点である海運会社向け航海気象では、安全性を向上すると同時に燃料消費量を抑え、運航効率を改善するOSR(Optimum Ship Routeing)をコンテナ船、自動車船、ばら積み船及びタンカー向けに展開しています。
当期は海運市場で荷動きに回復が見られたことに加え、引き続き燃料節約に対する需要が高く、当社のOSRに対する評価が高まりました。2012年11月にコペンハーゲンに開設した営業拠点の寄与もあり、欧州を中心にOSR採用が増加しました。この結果、航海気象の売上高は増収となりました。
航空気象においては、中国の中堅航空会社、日本や韓国のLCC(Low Cost Carrier)へのサービスが順調に立ち上がりました。9月にはヘリコプター動態管理システム「FOSTER-copilot」が内閣府の広域医療搬送訓練に採用され、ドクター、救急医療従事者に広く認知されました。こうした効果もあり、「FOSTER-copilot」が全国43機のドクターヘリのうち31機に搭載され評価が高まっています。
道路気象では道路管理事業者向けサービスが拡大しました。雪氷体制判断や通行規制可否判断などのサービスを本格化する体制が整いました。鉄道気象では運行規制情報を鉄道乗務員に伝える「通告サポート」が大手鉄道会社に採用されたほか、解析雨量などの運行管理サービスが拡大しました。
これらの結果、交通気象の売上高は前期比11.2%増収となり、BtoB市場全体の売上高は前期比10.0%増収の7,228百万円となりました。


② BtoS(個人・分衆)市場
BtoS市場では、サポーター参加型の気象コンテンツ作りを加速しました。当社の独自レーダーとサポーターの情報からゲリラ雷雨を予測し、ほかのサポーターに情報を提供する「ゲリラ雷雨防衛隊」は、サポーターとともに作る当社のコンテンツとして広く認知されています。当期は台風が連続して発生したほか、2月には記録的な大雪が観測されました。ウェザーリポーター数の増加に伴い、有料会員数は順調に増加しました。一方、利用者のスマートフォン移行に伴い、従来型携帯電話を通じたコンテンツ利用者が減少しました。課金システムが多様化したことの影響もあり、モバイル・インターネットの売上高は前期比2.7%減収となり、BtoS市場全体の売上高は前期比5.6%減収の6,077百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等1,001百万円を支払う一方で税金等調整前当期純利益3,138百万円を計上したことなどにより3,085百万円の収入(前年同期2,085百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産や無形固定資産の取得による支払などにより344百万円の支出(前年同期605百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済および社債の償還60百万円や、配当金の支払594百万円などにより、645百万円の支出(前年同期664百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物に係る換算差額162百万円を加算し、現金及び現金同等物の当期末残高は5,170百万円(前期同期2,913百万円)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05162] S1002W1A)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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