有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10025PJ
ビジネスエンジニアリング株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な国内需要や円安を背景に企業収益の改善が顕著となるなど、景気は緩やかに回復しました。情報サービス産業におきましても、年度の後半より情報化投資にも回復の動きがみられたものの、顧客の情報化投資の姿勢は総じて慎重なまま推移しました。
このような状況のもと、当社グループは顧客満足の更なる向上を図るため、技術力を基盤としたプロジェクトマネジメント力とコンサルティング力の活用による高付加価値サービスの提供に努めました。
当連結会計年度におきましては、有力ライセンサー、有力パートナーとの協業・製品連携と新製品・新サービスの提供を推し進め、多様なパッケージやサービスの組み合わせによる柔軟性・拡張性ある複合型ソリューションの提供力強化に努めました。また、顧客のグローバル展開支援にあたり、当社グループが豊富な実績とノウハウを有する生産管理・原価管理・販売管理等の分野を中心に、業務連携と可視化を図るソリューションの提供に注力いたしました。さらに、ERPシステムとスマートデバイスを組み合わせたソリューションの提供を開始するとともに、SaaS(Software as a Service)型クラウドサービスの取り組みを進めるなど、新規事業の拡大にも努めました。
引き続きプロジェクト遂行体制の改善に取り組み、プロジェクト管理精度と設計開発力の向上に努めました。
これらの取り組みを通じた生産性向上と差別化による競争力強化を図り、顧客ニーズを捉えた積極的な提案活動と受注活動に邁進いたしました。
当連結会計年度の業績につきましては、受注高は12,578百万円(前年同期比3.0%増)、売上高は12,635百万円(前年同期比10.9%増)となりました。利益面では、プロダクト事業のライセンス販売の伸長が寄与し、営業利益は509百万円(前年同期比41.0%増)、経常利益は517百万円(前年同期比46.3%増)、当期純利益は249百万円(前年同期比40.1%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
① ソリューション事業
他社開発ERPパッケージ製品をベースとしたコンサルティング、システム構築につきましては、顧客のグローバル展開支援や情報の可視化を図る複合型ソリューションの提供を推進いたしました。既存顧客を中心とした製薬、電機・電子、機械、食品、商社等の多様な業界に加え、新規顧客からの受注獲得を図るとともに、着実なプロジェクトの遂行に努めました。また、有力ライセンサーとの協業による短期導入ソリューションなどの新サービス提供にも取り組みました。当セグメントの受注高は7,921百万円(前年同期比4.1%減)、売上高は8,088百万円(前年同期比7.3%増)、セグメント利益は822百万円(前年同期比2.1%減)となりました。
② プロダクト事業
自社開発ERPパッケージ「MCFrame」および「A.S.I.A.」につきましては、国内外において、ビジネスパートナーの拡大と関係強化を図る諸施策を実施し、販売体制とシステム構築体制の増強に注力いたしました。さらに、有力パートナーとの製品連携や、海外拠点向け短期導入製品などの機能拡充に取り組み、顧客のグローバル展開への対応強化を図りました。当セグメントの受注高は4,193百万円(前年同期比17.4%増)、売上高は4,081百万円(前年同期比17.2%増)となりました。ライセンス売上高につきましては、過去最高を更新し、1,581百万円(前年同期比8.4%増)、セグメント利益は907百万円(前年同期比29.6%増)となりました。
③ システムサポート事業
東洋ビジネスシステムサービス株式会社が展開する運用・保守等のシステムサポート事業につきましては、引き続きシステムのライフサイクルサポートの充実に努めました。当セグメントの受注高は463百万円(前年同期比24.2%増)、売上高は464百万円(前年同期比24.7%増)、セグメント利益は60百万円(前年同期比294.9%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より67百万円増加し、609百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益513百万円、減価償却費684百万円、仕入債務の増加173百万円等が、売上債権の増加503百万円等を上回ったことにより、全体として683百万円の収入(前年同期 1,043百万円収入減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得及び無形固定資産の取得(自社開発ERPパッケージ「MCFrame」の開発投資等)による支出等により、全体として694百万円の支出(前年同期 64百万円支出増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払があったものの、銀行からの短期借入金の増加により、全体として79百万円の収入(前年同期 1,349百万円収入増)となりました。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05167] S10025PJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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