有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10032FI
株式会社インテリジェント ウェイブ 事業の内容 (2014年6月期)
当社の企業集団は、当社、当社の親会社及び子会社1社、関連会社1社により構成されており、親会社の大日本印刷株式会社は、印刷事業を主な事業内容としているのに対し、当社グループは、主にソフトウェアの開発及び保守並びに自社製品及び他社製品の販売を主たる事業としております。
当社グループの企業集団の事業内容及び位置付けは次のとおりです。
(1) カードビジネスのフロント業務
ア 業務の概要一般にクレジットカードを利用する際には、与信限度額や返済状況の確認が行われたうえで現金の払い出しや買い物の代金決済が行われています。また、ATM(現金自動預入支払機)やキャッシュカードを利用する際には、現金の払い出しの前に口座残高の確認が行われています。
この様なオンラインの取引は、カード会社や銀行と各店舗や端末機とのネットワーク環境において実行され、国内のみならず海外での取引を実現するためにも、この環境は24時間365日稼動し続けなければなりません。
当業務は、社会に不可欠のインフラとも言えるこうしたネットワーク基盤の構築を行っています。
イ 主な提供商品、サービスの内容
①「NET+1(ネットプラスワン)」(当社製品)
クレジットカード取引におけるオンラインネットワーク接続機能と取引電文を制御するための基本ソフトウェアパッケージとして自社開発した製品です。当社は、「NET+1」を利用してカード決済のためのネットワークシステムの構築を行っております。
「NET+1」は、多様なクレジットカード会社のニーズに対応する各種オプション機能を備えています。
・ネットワーク接続機能
国内ネットワーク接続機能(クレジットネットワーク、銀行ネットワーク等への接続)
海外ネットワーク接続機能(VISA、MASTERの国際ブランドネットワークへの接続)
・端末接続機能
クレジット与信端末、各種メーカーのATM、店舗POS端末等との接続
・与信確認機能(オーソリゼーション)
口座管理、与信確認の業務を実施するための基本機能
また、ICカードの取扱やインターネットでのカード決済など、新しいカード決済方式への対応も実現しています。
②個別システム開発
主にクレジットカード会社や銀行等顧客別に固有の業務ノウハウを組み込んだシステムを開発、提供することによって、同業他社との差別化を実現しています。
③システム納入後の保守
24時間365日停止が許されない稼動環境を保持するために、システム納入後は顧客に保守サービスを提供して各種障害事象からの速やかな回復を実現しています。
(2) システムソリューション業務
ア 業務の概要クレジットカード会社や銀行、証券会社等の顧客に対して、各種業務システムの構築を行っています。
①クレジットカード不正利用検知システムの構築
クレジットカードの不正利用を検知し、被害を未然に防ぐ当社製品「ACE Plus(エースプラス)」による不正検知システムの開発と保守サービスを行っています。
②市況情報配信システムの構築
証券会社や銀行向けに、自社製パッケージ製品を利用して、債券、株式の取引に必要な各種取引情報や市況情報を迅速かつ確実に伝達し、速やかな証券売買を実現するシステムを構築しています。
③当社製ミドルウェア製品「RIX(リックス)」と海外ミドルウェア製品の販売
高速で確実なメッセージ処理を実現する信頼性の高いシステムを構築する自社製ミドルウェア製品「RIX」と、海外のミドルウェア製品の販売、導入技術支援を行っています。
④業務パッケージ製品の販売
当社製品「FEXICS(フェジックス)」や海外の各種業務パッケージ製品の販売と、導入技術支援を行っています。
イ 主な提供商品、サービスの内容
①「ACE Plus」(当社製品)
「ACE Plus」は、不自然なクレジットカード利用をオンラインで発見し、警告を行うことによりクレジットカードの不正利用による被害を最小限に抑えることを目的とした当社製品です。
統計分析によるスコア機能と任意に設定できるルール機能によって、非常に高い精度の検知機能を備えています。
②市況情報配信システムの構築
当社製ミドルウェア製品「RIX」や海外の業務システム製品との組み合わせで、証券売買に利用される迅速かつ正確な情報配信システムの構築を行っています。
③「FEXICS」(当社製品)
「FEXICS」は、店舗側の顧客にクレジット決済に必要な機能を短期間で安価に実現することを目的とした製品です。ブランド系クレジット決済ネットワーク加盟店接続ゲートウェイで、ICカードにも対応しています。
④システム納入後の保守
顧客に保守サービスを提供して、システム納入後の製品の継続的な運用稼動を支えています。
(3) セキュリティシステム業務
ア 業務の概要企業の重要な内部情報の漏えいを防ぐために、当社製品「CWAT(シーワット)」を中心とした情報セキュリティ対策システムの構築と販売を行っています。
社内ネットワークとPC端末双方の監視と制御を行い、堅牢な内部情報管理体制を構築できる「CWAT」の販売を行っています。
また、ハードディスク等の記憶装置を持たず、情報やアプリケーションを保持しない、いわゆるシンクライアント端末の普及に合わせて、こうした端末の挙動を管理するシステム製品「VeTracer(ヴィー・トレーサー)」を開発し、販売しています。
イ 主な提供商品、サービスの内容
①「CWAT」(当社製品)
「CWAT」は、企業内のネットワークと端末操作の両方を集中監視、制御し、内部からの情報漏えいを未然に防止する「情報漏えい対策」の基盤となる製品です。
「CWAT」は、情報、データの取扱いと管理についての厳格な対応と同時に、情報共有による業務効率化を進めるための柔軟な企業情報セキュリティ環境を提供します。日本語以外の言語にも対応しており、海外拠点の情報管理も可能です。
②「VeTracer」(当社製品)
「VeTracer」は、シンクライアント端末の操作履歴を取得し、管理するシステムツールです。サーバーへのログオン、アプリケーションの起動と操作、ファイルの操作などシンクライアント端末の全ての動作をログとして記録し、管理する製品です。
情報漏えいに繋がる危険な行為の特定や防止と、事故が起きた時の検証や挙証等企業のセキュリティガバナンスの運用にとって必要となるログの取得と管理を一元的に行うことができます。
③カスタマーサポートサービス
上記製品を導入した顧客企業のシステムの運用業務を支援するサービスを行っています。
また、新規顧客には、製品の導入展開を支援するサービスも行っています。
(4) その他(新規事業)
ア 業務の概要上記の各業務以外に、新規の顧客と市場へ事業を拡大するために、製品やサービスの開発と販売を行っています。
イ 主な提供商品、サービスの内容
①「Faceコンシェル(フェイスコンシェル)」(当社製品)
企業のウェブサイトは、様々な情報によって構成されています。商品や製品、サービスに係る情報だけでなく、問い合わせに対する解答など、実に多種多様かつ大量な情報のなかから、利用者が本当に必要な情報にたどり着くことは、簡単ではありません。
「Faceコンシェル」は、画面上に表示されたキャラクターと会話を楽しむような形式で適切な情報へ利用者を導くことができるツールです。
キャラクターで表現されたコンシェルジュに入力された質問に対して、口語解析技術を駆使して自動応答し、実際の店舗で会話しているようなやり取りを再現します。入力された口語情報を解析して効果的にお客様を誘導、商品をお薦めするだけではなく、お客様との会話データを蓄積することで、サイトの見直しやマーケティング戦略の立案などに活用することも可能です。
また、複雑なお問い合わせについては、コンシェルジュから実在の担当者(オペレータ)へとスムーズに切り替え、担当者はお客様と同じページを見ながら会話をすすめることができます。
「Faceコンシェル」は、PCやスマホを通じて企業のウェブサイトを利用する人の満足度を高め、ウェブサイトの付加価値を高めることができるシステムツールです。
②「CxSuite(シーエックススイート)」
企業のウェブアプリケーションやウェブサイトのソースコードを解析して、プログラムに潜む情報セキュリティ上の脆弱性を発見、改善策を提案するシステムツールです。
ソースコードの脆弱性(セキュリティホール)を経由したネットワーク外部からの攻撃やそれによる情報漏えいを防ぐことができます。世界中で多くの実績をもつチェックマークス社(イスラエル国)の製品です。
(事業系統図)
以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05191] S10032FI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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