シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027FU

有価証券報告書抜粋 シキボウ株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループでは既存事業の発展と新規事業の育成を推進すべく、研究開発活動に積極的に取り組んでおります。

(繊維事業)
繊維事業では、2011年8月にプレス発表した新しい発想の消臭加工「デオマジック®」が、繊維業界のみならず様々な業種からの問い合わせがあり、市場への製品販売に向けて異業種と取り組みを進めております。特に、畜産用途の早期実現化に向けての検討、介護用途・ベビー用途・ペット用途への拡販を進めております。
現在進めている用途は以下のとおりであります。
(1)すでに実用化した用途
①ベビー用途 おむつポーチ、おむつゴミ箱用スプレー(2社からの販売)
②ペット用品 ネコ砂
(2)近々に実用化する用途
①ペット用品 トイレシート、消臭スプレー
②介護用品 おしりふきシート、消臭スプレー
(3)実用化に向け検討中の用途
①畜産用途 家畜の糞便臭対策
②介護用品 おねしょマット、紙おむつ等
③下水道用途 汚泥臭対策
④仮設トイレ用途 糞便臭対策
⑤葬儀用途 死臭対策
⑥水産用途 魚臭対策
⑦一般用途 体臭対策
⑧その他用途 園芸用肥料臭気対策
その他、東京農業大学の長島孝行教授との共同研究により開発した天然機能性繊維「エリナチュレ®」(エリシルク)は、発表以来「エリナチュレ®」ブランドを世に広めるため、プロジェクトを企画推進してまいりました。当年度は、カンボジアのNGO CFFO(Cambodian Federal Farmers Organization)の協力を得て、カンボジア コンポンチャム州に養蚕試験棟を建て、エリサンの試験養蚕を開始しました。ここで養蚕のマニュアル化を進め、近隣農家の養蚕参加を促すことを目標としています。また、カンボジアの活動を含め、弊社テキスタイル展示会にてプロモーションを実施し、広く繊維関連企業へ活動への参加を促しています。
当連結会計年度の研究開発費は、2億22百万円であります。

(産業材事業)
産業資材分野では、製紙業界及び製造業各業種等における顧客課題に対応した新製品・新技術の開発に努めております。国内製紙業界では、国内の紙需要の減少に歯止めがかからず輸出に力を入れ始めておりますが、海外メーカーとの競合となるため、コスト競争力・品質競争力に寄与するドライヤーカンバスが求められています。これに対応するため、ライフ延命が可能な新素材を用いたカンバスや、紙の乾燥性向上に寄与する高通気度・オープンメッシュカンバスの開発に取り組んでおります。また、抄紙機の生産性向上を目的に、新しい素材を採用した汚れ難い製品の開発も進めてまいります。
フィルタークロスでは、ペットボトル再生紙を使用した環境配慮型クロスであるエコクロスへの取組強化の他、精密ろ過分野向けナノファイバークロスの開発に取り組んでいます。
中央研究所では、航空宇宙分野を中心に用途拡大している複合材料(繊維強化プラスチック)に関する研究開発を行っております。
高まる市場要求に応え得る繊維基材の開発や、新たな成形・加工方法による一貫生産体制の確立を目指し、新しい技術開発に取り組んでおります。
新たな耐熱複合材料の開発活動として、他企業・大学との共同研究開発を行っております。また、引き続き海外のユーザー企業、大学や研究機関との連携を強めており、最適化材料の開発を進めております。
当連結会計年度の研究開発費は1億84百万円であります。

なお、当社グループの研究開発活動は、繊維事業は主として㈱シキボウ江南内にある当社開発部門、産業材事業は東近江市にある当社中央研究所を拠点として行っております。
当連結会計年度の研究開発費は4億6百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00530] S10027FU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。