シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003VE3

有価証券報告書抜粋 株式会社学情 事業等のリスク (2014年10月期)


対処すべき課題メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社の事業その他に関するリスクについて、重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項及び当社の事業活動を理解する上で重要と考えられる事項を以下に記載しております。なお、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)事業の特徴について
当社は就職情報事業及びその他を行っております。
当社は就職情報事業として、合同企業説明会(当社商品名「就職博」)の企画及び運営、就職情報誌等の媒体の発行、就職・転職サイト(当社商品名「朝日学情ナビ」及び「Re就活」)の運営のほか、顧客が採用活動の一環として使用するダイレクトメールの制作・発送代行並びにメール配信や電話代行等のアウトソーシング業務等を行っております。その中でも、合同企業説明会につきましては、動員学生数・参加企業数及び開催回数等の実績で業界のトップ・クラスにあり、2014年10月期における当社の売上高の34.9%を占める主力商品であります。
当社では、今後とも、合同企業説明会を中心とする就職情報事業の顧客基盤の拡大を図るとともに、顧客ニーズの商品への反映や高付加価値商品の育成に積極的に取り組み、競争力の維持・向上に努める方針でありますが、就職情報業界における競争のさらなる激化、価格競争や競合企業による新商品の開発等が当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
またその他として、SP(セールスプロモーション)と呼ばれる企業の販売促進ツールの企画・制作、マスメディア4媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)広告の企画・制作及び取次ぎ、企業ホームページの企画・制作等を行っております。これらは、就職情報事業で開拓した顧客等との取引の中から付随して発生しているケースが多いことから、景気動向等の外部環境に加え、当社の就職情報事業の動向から影響を受ける可能性があります。
最近2事業年度の事業の種類別の売上高は以下のとおりであります。
事業の種類別の名称第36期
自 2012年11月1日
至 2013年10月31日
第37期
自 2013年11月1日
至 2014年10月31日
金額(千円)構成比(%)金額(千円)構成比(%)
就職情報事業2,518,10494.23,837,29995.4
新卒採用集合品1,334,30149.91,744,98243.4
(就職博)(1,023,001)(38.3)(1,402,169)(34.9)
新卒採用個別品748,33528.01,530,02838.0
中途採用商品435,46816.3562,28914.0
その他155,7365.8183,4054.6
合計2,673,840100.04,020,705100.0
(注)1.( )内の数値は内数を記載しております。
2.上記金額には消費税等は含まれておりません。
(2)事業環境について
当社の就職情報事業は大学新卒者定期採用向け商品が中心であり、これらの商品は2014年10月期における当社の売上高の95.4%を占めております。
就職情報業界に対する需要は求職者と求人者の需給関係による影響を受けます。パートやアルバイト、派遣社員等非正規雇用の増加等にみられる雇用形態の変化、中途採用等の採用方法の多様化、少子化の進展、大学進学率の変化、景気変動に伴う企業の採用動向等のさまざまな要因により上記の需給関係は変動しますが、その結果、当社の事業活動や業績に影響が及ぶ可能性があります。
(3)個人情報の管理について
当社は、事業の性格上、就職活動を行う大学新卒者及び第二新卒者の住所、氏名絡先等の収集を必要としますが、当社ではこれらの個人情報等を企画部情報システムチームにて厳重に管理しております。
当社は個人情報の収集とその利用に対する公的規制及び社会の関心の高さに対応し、取引先、大学就職部担当職員等の関係者、学生の各方面からの信頼性を一層高め、質の高いサービスを提供するため、経済産業省の外郭団体である「一般財団法人日本情報経済社会推進協会」が付与する「プライバシーマーク」の認定を1998年より受けております。当社は就職情報業界において「プライバシーマーク」が認定された第1号であり、厳しい審査基準を維持できるよう「個人情報」の保持・管理に関して全社を挙げて取り組んでおります。
当社では上記のとおり、個人情報等の管理について細心の注意を心掛けておりますが、当社において何らかの理由により個人情報等の漏洩が生じた場合には、当社の顧客等に対する信頼の著しい低下等により、当社の事業展開に影響が及ぶ可能性があります。
(4)業績の季節的変動について
当社の主要事業である就職情報事業、その中でも、大学新卒者定期採用向けの商品については、企業の大学新卒者の採用活動が活発に行われる時期に売上が集中するため、これまでは基本的に当社の売上高は上半期に偏重する傾向がありましたが、当事業年度におきましては、採用活動時期の後半である2014年夏以降、企業の追加での新卒採用意欲の盛り上がりが強く、特に「就職博」の引き合いが増加し、偏重状態は改善されました。また、次年度からは、就活スケジュールの変更に伴い、「朝日学情ナビ」のグランドオープンや、大規模合同企業説明会の開催が12月から翌年3月に移行することになり、売上高の偏重時期が上半期から下半期へ変化することが予想されます。将来的に採用活動の時期が再び変更になれば、当社の売上高の偏重時期がそれに合わせて変化する可能性があります。
最近2事業年度の上半期及び下半期の売上高と構成比は以下のとおりであります。
第36期
自 2012年11月1日
至 2013年10月31日
第37期
自 2013年11月1日
至 2014年10月31日
上半期下半期通期上半期下半期通期
売上高(千円)1,265,6641,408,1752,673,8401,998,5012,022,2044,020,705
構成比(%)47.352.7100.049.750.3100.0
売上総利益(千円)726,613482,9471,209,560996,7981,053,1612,049,959
構成比(%)60.139.9100.048.651.4100.0
営業利益(千円)203,49232,365235,858448,701437,068885,770
構成比(%)86.313.7100.050.749.3100.0
経常利益(千円)268,319102,943371,263515,130492,7951,007,926
構成比(%)72.327.7100.051.148.9100.0
(注) 売上高に消費税等は含んでおりません。
(5)法的規制等について
(1)就職問題懇談会の申合せ及び日本経済団体連合会の倫理憲章等について
当社の就職情報事業は、現在のところ直接の法的規制等は受けておりませんが、国公私立の大学、短期大学及び高等専門学校で構成する就職問題懇談会による「大学、短期大学及び高等専門学校卒業予定者にかかる就職について」の申合せ、日本経済団体連合会による「新規学卒者の採用・選考に関する企業の倫理憲章」等、学校や企業の団体による申合せ等は、当社が事業活動を行う上で考慮すべき事項であると考えております。
次年度における就活スケジュールの変更は、この「採用選考に関する企業の倫理憲章」が見直され、新卒の採用選考活動の開始時期について、新たに2014年9月に「採用選考に関する指針」及び「手引き」が定められたことに合わせたものであります。また、当社を含む就職情報事業主要企業10社が加盟する「日本就職情報出版懇話会」では、大学就職関係担当者等との協議等を通年で行っており、加盟各社は上記の申合せ等を尊重した上での情報提供を行うことを遵守しております。
これまでに、法的規制や上記の申合せ等の変化が当社の事業活動に大きな影響を与えた事実はありませんが、今後、これらが大きく変化した場合には当社の業績に影響が及ぶ可能性があります。
(2)許認可事業について
当社は、有料職業紹介事業及び労働者派遣事業を展開しており、職業安定法第30条第1項及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律第5条1項の許可を厚生労働大臣より受けております。
① 職業安定法 厚生労働大臣許可 27-ユ-020148
② 労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律
厚生労働大臣許可 般27-020410
職業安定法に基づく厚生労働大臣許可の有効期限は2016年6月30日までであり、その更新についての障害は、現状においては、認識しておりません。労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律に基づく厚生労働大臣許可の有効期限は2015年7月31日であり、その更新についての障害は、現状においては、認識しておりません。
今後、これらの関係法規が改廃された場合や新たな法的規制が設けられた場合には、当社の事業が影響を受ける可能性があります。
(6)公的案件の受託について
当社では、2009年10月期より、経済産業省、中小企業庁、農林水産省をはじめとする公的機関から雇用対策事業を受託しておりますが、これらの雇用対策事業については、国の政策等に少なからず影響をうけ公募案件数が増減する可能性を否定できません。それにより今後当社の業績に影響が及ぶ可能性があります。

対処すべき課題財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05286] S1003VE3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。