綜合警備保障株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)

当社グループは、日本の警備業におけるリーディングカンパニーとして、社会の安心・安全の確保に貢献するとともに、法令順守、倫理道徳を高め、より一層の企業価値向上に取り組んでまいります。また、社会インフラの一翼を担う企業として、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催時期を当面のターゲットと位置づけ、グループ一丸となって「人作り」と「最新の機器・システム開発」を進めてまいります。
(1)多様化するお客様のニーズへの対応
お客様の安心・安全に対するニーズは多様化しており、それに対して的確に最高の品質で応えていくことが重要であると認識しております。
法人向けサービスでは、画像センサーと最新ITシステムの組み合わせ、情報セキュリティの強化はもちろん、内部統制にも役立つ「ALSOK-GV」をはじめ、BCP(事業継続計画)策定から対策用品手配・システム対策までワンストップでご提供する「BCPソリューションサービス」、売上金管理のサポートを行う「入金機オンラインシステム」等、あらゆるビジネスシーンに安心と利便性をご提供する商品・サービスを拡充してまいります。
個人向けサービスでは、Web警備遠隔操作や屋外の画像確認機能を搭載した一般家庭向け「HOME ALSOK Premium」や、ご高齢者向け緊急通報・相談サービス「HOME ALSOK みまもりサポート」等、従来のホームセキュリティの枠を超え、様々な世帯のニーズに合わせた「生活全般のセキュリティサービス」をご提供してまいります。
(2)事業領域の拡大
当社グループでは、お客様の生活・企業活動を多方面からサポートするため、介護事業をはじめとしたセキュリティ事業とシナジー効果の見込める新規事業・新規サービスにも積極的に取り組んでまいります。
(3)海外事業への進出
今後も国内企業の海外進出は増加することが予想されます。当社グループは、日本で培った警備ノウハウを基に、国ごとに最適な商品・サービスをご提供し、お客様の海外事業をサポートするべく、海外拠点の拡大を積極的に進め、グローバルブランドへの展開に取り組んでまいります。
(4)コスト構造改革による収益基盤の強化
当社グループは、収益基盤の強化と適正な利益の獲得を図るため、事務業務の集約化、警備員および事務員の担当業務拡大等の施策を実施し、サービス品質の向上とともに、コストの圧縮にも努めてまいります。