日本ファルコム株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年9月期)

(1) 経営成績の分析
当事業年度の売上高は、据え置き型ゲーム機PlayStation®3及び携帯型ゲーム機PlayStation®Vitaの2機種向けに国内及びアジア地域において同時発売した「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」の販売が好調であったため、前事業年度と比較して700百万円増加し、2,541百万円となりました。
売上原価は製品売上高の増加により前事業年度より106百万円増加し、545百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費が増加したことから前事業年度より2百万円増加し、693百万円となりました。売上高の増加の結果、営業利益は前事業年度に比べ591百万円増加し、1,302百万円となりました。
経常利益は前事業年度と比較して591百万円増加し1,303百万円、税引前当期純利益は前事業年度と比較して591百万円増加し1,303百万円となりました。
当期純利益は、前事業年度と比較して337百万円増加し、773百万円となりました。

(2)財政状態の分析
当事業年度の資産につきましては、前事業年度末と比較して1,048百万円増加し4,209百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加が630百万円、売掛金の増加が414百万円あったことによるものであります。
負債につきましては、前事業年度末と比較して346百万円増加し1,036百万円となりました。その主な要因は、買掛金の増加70百万円、未払法人税等の増加222百万円があったことによるものであります。
純資産につきましては、前事業年度末と比較して701百万円増加し3,172百万円となりました。その要因は、剰余金の配当が71百万円あったことに対して、当期純利益が773百万円あったことによるものであります。

(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して630百万円増加し、2,465百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は704百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益を1,303百万円計上したこと、仕入債務の増加が70百万円あったものの、売上債権の増加が414百万円あったこと、法人税等の支払額が318百万円あったためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は3百万円となりました。これは固定資産の取得による支出が3百万円あったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は70百万円となりました。これは配当金の支払いによる支出が70百万円あったためであります。