有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002E0N
株式会社新日本科学 沿革 (2014年3月期)
当社の前身である南日本ドッグセンターは、1957年4月に鹿児島県鹿児島市に創業してビーグル犬の繁殖・改良に着手しておりましたが、その後、1960年9月には安全性試験(前臨床試験)の受託を開始し、1973年5月には株式会社に組織変更して商号も株式会社日本ドッグセンターに変更いたしました。
当社設立以後の主な沿革は、次のとおりであります。
(注1)CRO(Contract Research Organization)事業とは、製薬企業等が実施する臨床試験において、その運営・管理に関する業務の一部又はほぼ全てを製薬企業等から受託し、代行する業務のことであります。
(注2)SMO(Site Management Organization)事業とは、医療機関が実施する臨床試験を支援する代行業務のことであります。
(注3)ゲノム(genome)解析業務とは、生物のゲノム(生物の持つ遺伝子(遺伝情報)の全体を指す言葉)の持つ遺伝情報を総合的に解析する業務であります。
(注4)プロテオミクス(proteomics)関連業務とは、生体内の細胞や組織で作られる蛋白質の構造と機能を明らかにし、蛋白質のネットワークを解明し、最終的には医薬開発に役立てようという総合的研究業務であります。
(注5)臨床(第Ⅰ相)試験とは、臨床試験の最初の段階で、少人数の健康な成人ボランティア(同意者)に対して開発中の薬剤を投与し、その安全性を中心に、薬剤が体にどのように吸収、分布、代謝及び排泄されていくかを調べる試験のことであります。
(注6)核酸医薬とは、主に遺伝情報をつかさどる物質として、地球上のほぼ全ての生物が有する高分子生体物質で、構造・機能の異なるDNAとRNAがある核酸から創出した機能性分子(siRNAやmiRNA、アプタマー等)を利用した医薬品の総称のことであります。
当社設立以後の主な沿革は、次のとおりであります。
年 月 | 事 項 |
1973年5月 | 株式会社日本ドッグセンター(本店所在地 鹿児島県鹿児島市、資本金3百万円)を設立 |
1974年7月 | 商号を株式会社新日本科学に変更 |
1977年3月 | 東京都中野区に東京研究所を設立 |
1980年5月 | 鹿児島県鹿児島郡吉田町に安全性試験研究管理棟を新設し、併せて本社を同所に移転 |
1981年4月 | 東京研究所を東京支社に改組し、東京都中央区に移転 |
1983年4月 | GLP(Good Laboratory Practice)「医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準」が施行されたことに伴い、GLP対応の安全性試験開始 |
1988年4月 | 米国の営業及び情報収集拠点として米国支社を米国メリーランド州に開設 |
1989年4月 | 関西地区の営業拠点として大阪支社を大阪市淀川区に開設 |
1990年4月 | 欧州の営業及び情報収集拠点として英国支社を英国西ヨークシャー州に開設 |
1991年7月 | 米国支社をSNBL U.S.A., Ltd. (現 連結子会社)として分社 |
英国支社をSNBL Europe, Ltd. (現 連結子会社)として分社 | |
1996年9月 | 東京支社を東京都港区に移転 |
1996年10月 | 大阪支社を大阪市中央区に移転 |
1996年11月 | 霊長類保定器具の国際特許取得(1996年12月に日本での特許取得) |
1998年8月 | 和歌山県海南市に分析及び薬物動態試験を行う薬物代謝分析センターを新設 |
1999年6月 | 臨床開発事業本部(現 臨床事業部)を東京支社と大阪支社に新設し、CRO(Contract Research Organization)事業(注1)を開始 |
1999年8月 | SNBL U.S.A., Ltd.を米国ワシントン州に移転し、安全性研究所を新設 |
2000年1月 | 鹿児島県鹿児島市に株式会社新日本科学臨床薬理研究所 (現 連結子会社)を設立し、SMO (Site Management Organization)事業(注2)を開始 |
2000年6月 | 株式会社ディーディーエス研究所を買収し、新規投与経路の開発着手 |
2001年10月 | 株式会社新日本科学臨床薬理研究所が、営業地域拡大のため神戸市中央区に神戸事業所を開設 |
2002年3月 | 輸入検疫のための検査場所として、安全性研究所(鹿児島)敷地内の検疫施設が農林水産大臣指定を取得 |
2002年6月 | 株式会社グリフィンバイオテック(現 連結子会社)を設立し、ゲノム解析業務(注3)を開始 |
2002年8月 | 株式会社ナノ・ソリューションを株式交換により完全子会社とし、プロテオミクス関連業務(注4)を開始 |
2002年11月 | 株式会社ディーディーエス研究所の商号をTranslational Research株式会社(鹿児島県鹿児島市)に変更 |
2003年1月 | 東京支社を東京本社に改称し、併せて東京都千代田区に移転 鹿児島本社を鹿児島本店に改称 |
2003年8月 | 中国での事業統括会社として、香港に新医科学開発(香港)有限公司 (現 連結子会社)を設立 |
2004年3月 | 東京証券取引所マザーズ市場へ上場 |
2004年5月 | 株式会社新日本科学臨床薬理研究所を兵庫県神戸市へ本店移転 |
2004年6月 | Translational Research株式会社及び株式会社ナノ・ソリューションを東京都千代田区へ本店移転 |
2004年10月 | 米国における臨床(第Ⅰ相)試験(注5)受託を主要目的として米国メリーランド州にSNBL Clinical Pharmacology Center, Inc. (現 連結子会社)を設立 |
年 月 | 事 項 |
2004年11月 | 鹿児島県鹿児島地区の市町村合併のため、株式会社新日本科学、RKE株式会社、株式会社グリフィンバイオテックの住所表記を鹿児島県鹿児島市宮之浦町へ変更 米国マサチューセッツ州にTranslational Research USA, Inc. (現 連結子会社)を設立 新医科学開発(香港)有限公司の商号を新日本科学(亜州)有限公司へ変更 |
2005年10月 | 米国メリーランド州立大学ボルチモア校内にSNBL Clinical Pharmacology Center, Inc.の臨床試験施設を開設 |
2005年12月 | 安全性研究所(鹿児島本店)の新試験棟落成 |
2006年4月 | 株式会社新日本科学臨床薬理研究所の本店を鹿児島県鹿児島市に移転し、併せて大阪市中央区に大阪本社を開設 |
2007年1月 2007年10月 | 東京本社を東京都中央区に移転 インド共和国カルナタカ州にShin Nippon Biomedical Laboratories India Private Limited (現 連結子会社)を設立 米国メリーランド州にRuika Therapeutics,Inc. (現 連結子会社)を設立 |
2008年3月 2009年4月 2009年8月 2009年9月 | 東京証券取引所市場第一部へ市場変更 安全性研究所(鹿児島本店)の新研究棟稼動 連結子会社のTranslational Research株式会社、株式会社バイオアクティス及び株式会社ナノ・ソリューションを吸収合併 米国マサチューセッツ州にONTORII,Inc.を設立し、核酸医薬(注6)の開発を開始 |
(注1)CRO(Contract Research Organization)事業とは、製薬企業等が実施する臨床試験において、その運営・管理に関する業務の一部又はほぼ全てを製薬企業等から受託し、代行する業務のことであります。
(注2)SMO(Site Management Organization)事業とは、医療機関が実施する臨床試験を支援する代行業務のことであります。
(注3)ゲノム(genome)解析業務とは、生物のゲノム(生物の持つ遺伝子(遺伝情報)の全体を指す言葉)の持つ遺伝情報を総合的に解析する業務であります。
(注4)プロテオミクス(proteomics)関連業務とは、生体内の細胞や組織で作られる蛋白質の構造と機能を明らかにし、蛋白質のネットワークを解明し、最終的には医薬開発に役立てようという総合的研究業務であります。
(注5)臨床(第Ⅰ相)試験とは、臨床試験の最初の段階で、少人数の健康な成人ボランティア(同意者)に対して開発中の薬剤を投与し、その安全性を中心に、薬剤が体にどのように吸収、分布、代謝及び排泄されていくかを調べる試験のことであります。
(注6)核酸医薬とは、主に遺伝情報をつかさどる物質として、地球上のほぼ全ての生物が有する高分子生体物質で、構造・機能の異なるDNAとRNAがある核酸から創出した機能性分子(siRNAやmiRNA、アプタマー等)を利用した医薬品の総称のことであります。
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